ここは絵画展覧室の分室の1つ「富と貧困が彩る書庫」…。
こちらでは館主が描かれた伺か関係のゴーストを二次創作のテーマにした
作品が主として展示されています

※こちらで扱われている作品は2009年〜現在にかけて描かれたものです。
※描かれた時系列は、左上から新しいものが横に並び、右下が最も古くなります。

富と貧困が彩る書庫 haves & have-nots

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■NODE
※2012年製作

片桐かたな様宛てに暑中お見舞い兼、同氏の管理されている家庭頁の9周年記念に作成された作品です。夏を描くうえで空や山や海ではないものをモチーフとすること、笑顔以外の表情への挑戦をコンセプトとして描かれた、サイコホラー風の作風です。
目線がなかなかうまく定着せず、驚きに見開かれた表情を描くことに対する難しさを館主様が思いるに至ったものでした。

夏のお茶会

■夏のお茶会
※2008年製作

片桐かたな氏が作られたティーパーティーの絵を元に、夏のコントラストの強い日差し風に着色のみを試みてみたものです。
館主の線のない作風上から、片桐氏の線の強い原作絵の作風をどのように継承していくべきか色々考えさせられたもののようです。

夏のお茶会

■Summer Style/A
※2011年製作

2011年の暑中お見舞い用に描かれた4種類の絵の1枚、時間的余裕がない中でどう「さい子」を描くかを考えた結果のシリーズ化です。
いつものゴーストとしての服装ではない、カジュアルファッションを意識した服装を知ろうという試みで描かれています。

Summer Style/A

■Summer Style/B
※2011年製作

2011年の暑中お見舞い用に描かれた4種類の絵の1枚、時間的余裕がない中でどう「話術士ジェニファー」を描くかを考えた結果のシリーズ化です。
いつものゴーストとしての服装ではない、カジュアルファッションを意識した服装を知ろうという試みで描かれています。

Summer Style/B

■Summer Style/C
※2011年製作

2011年の暑中お見舞い用に描かれた4種類の絵の1枚、時間的余裕がない中でどう「イクサイス・ゼロ」を描くかを考えた結果のシリーズ化です。
いつものゴーストとしての服装ではない、カジュアルファッションを意識した服装を知ろうという試みで描かれています。

Summer Style/C

■Summer Style/D
※2011年製作

2011年の暑中お見舞い用に描かれた4種類の絵の1枚、時間的余裕がない中でどう「美耳」を描くかを考えた結果のシリーズ化です。
いつものゴーストとしての服装ではない、カジュアルファッションを意識した服装を知ろうという試みで描かれています。

Summer Style/D

■最萌:Period64
※2009年製作

伺か最萌トーナメント2009、PERIOD63の参戦ゴースト
『54』と『人体視願/ヴィイ』の支援用に投稿された作品です。トーナメント最後を飾る決勝戦であることからテーマとしたのが「別れと出会い」であり、その観点から全体の構図は「出会ったところなのとも、別れるところなのとも解釈できる場面」として描かれています。
トーナメント出展の作品はどれも背景をあまり描かない抽象性を重視した作品群になようになさっていましたので、この決勝用の作品は、逆に一番背景と小物に描きこみをした内容となっているようです。

最萌:Period64

■ゴースト最萌2009「眠れる麝香豌豆」
※2009年製作

伺か最萌トーナメント2009、PERIOD37の参戦ゴースト
『ジャコウエンドウの温室』の支援用に投稿された作品です。服装のラインナップの最後を飾るにふさわしい斬新なコンセプトはないか、そのことに懊悩されていた館主が辿り着いた最終地点がここです。
もはやモチーフの方がどうのではなくこの服装(?)を寝姿にするのだ、という強い意識の元で構図も何もかも設計されました。全てを終えられた館主様は、世の中の寝間着について一通りの悪口雑言を並べてまくし立てた後、さびしげにその筆を置かれてこのファイルをアップロードし、いそいそとパジャマに着替えて寝たのでした。

最萌:しずく

■ゴースト最萌2009「眠れる兎」
※2009年製作

伺か最萌トーナメント2009、PERIOD35の参戦ゴースト
『美耳&ダミアン様』の支援用に投稿された作品です。特にスレンダーなボディというコンセプトをメインに据えて、どう表現するかを考えた作品です。
館主様はこの絵が完成してか全体のそのピンク色加減に唖然とされて、思わず漫画『羊のうた』に出てくる「しょーがないよ、染まっちゃったんだもん。この絵の具ちょっと入れただけなのにみんな赤くなっちゃって収拾がつかなくなっちゃった」というマイナーなくだりが想起されたそうです。

最萌:美耳

■ゴースト最萌2009「眠れる林檎の樹」
※2009年製作

伺か最萌トーナメント2009、PERIOD44の参戦ゴースト
『リンゴの樹』の支援用に投稿された作品です。パジャマ、シャツ、ネグリジェと一通りの寝間着についての衣装の方針が出尽くしたこの段階で、次に館主様が着想したものは頭部武装。これは『東方緋想天』という格闘ゲームで吸血鬼をプレイされた際に得られた天啓であるそうです。
ちなみにリンゴは最後での書き加えでしたが、結果的にこれが最萌トーナメントの支援絵のなかで一番の自信作となられたのはこの気まぐれに描いた林檎に拠るところ大とか。

最萌:シエナ

■ゴースト最萌2009「眠れる奈落の王」
※2009年製作

伺か最萌トーナメント2009、PERIOD42の参戦ゴースト
『奈落の王』の支援用に投稿された作品です。彼女の構図と姿勢を館主自身描かれない図式であったため、結構苦労されたと聞き及んでおります。
また、このゴーストの肢体を描くにあたって、どのような女性像を捉えるべきかも解釈が二分しました。幼なさを推すべきか、妖艶な淑女かということです。
結果的には描いてきたゴーストのラインナップに少女が多かったため、このゴーストは淑女として描くことにし、胸の描写についてよくよく検討されたとか…。

最萌:奈落の王

■ゴースト最萌2009「眠れる都忘れ」
※2009年製作

伺か最萌トーナメント2009、PERIOD40の参戦ゴースト
『シズクと冷しゃぶ』の支援用に投稿された作品です。寝姿をテーマとした作品群の中でどのようなバリエーションを揃えられるかという点に問題を抱えていらっしゃった館主様が、同ゴーストの方を起動してその人となりに接するうちにこのゴーストにおいて抱いた所感が「パジャマとか寝間着のような細かい服装の変え方をせず、寝間着すらも普段着の延長のようなものを着て寝てしまっているようなお人柄」として認識されたようです。
よってこの作品では彼女のパジャマは普段着のようなシャツとゴム紐式の短パンという、非常に普通の格好をそのままパジャマとして代用された図式となっております。

最萌:シズク