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「十夜法要」は、毎年10月12日〜15日にかけて
盛大に厳修されます。
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光明寺第九代観譽祐崇上人は名僧の誉れ高く、宮中に上って浄土の法門を天皇に御進講されたところ叡感極めて篤く、明応四年(1495)の十月、光明寺で「十夜法要」を行うことを勅許されました。以来今日に至るまで五百余年の間、年々歳々、十月を期して奉修してきたのが、大本山光明寺の十夜法要です。
今日では全国の浄土宗寺院において「十夜法要」が行われています。当山の十夜法要は、古式に従い、引声阿弥陀経・引声念仏によって行われ、昼夜にわたり参拝の人々で賑わっています。
お十夜を勅許くだされた後土御門天皇の時代は、いわゆる戦国時代で、打ち続く戦乱の中で庶民は生活に困窮し、まさに餓鬼・地獄の様相を現していました。天皇はいたくこの事を悲しまれ、一日も早く安穏に暮らせるように平和と安泰を望まれて、浄土宗に十夜法要を勅許されました。
その念仏の道が世に光明となって弘まる時、今の世、後の世に安楽な生活が約束されるのです。
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●献茶(12日 午後3時) |
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開白法要に相応して、ご本尊阿弥陀如来前に、表千家神奈川長生会会長正井風玄宗匠によって献茶が行われます。この日は献茶式に因み、3ヶ所で茶席が設けられます。 |
●雅楽(13日・14日 午後7時30分より) |
●稚児礼讃舞(13日・14日 午後7時より) |
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み仏を讃える仏讃歌に合わせて、初夜法要の前に稚児礼讃舞が行われます。 |
神奈川教区雅楽会会員により優雅な雅楽が奉奏されます。 |
●双盤念仏(13日・14日 終日) |
●練行列(13日・14日 午後1時半より九品寺出発) |
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双盤念仏の歴史は古く、念仏をお称えするひとつの形です。山門の脇にやぐら櫓を組み、神奈川教区港南組三仏寺・専念寺、高座組信法寺、鎌倉組長安寺・西徳寺、中郡組法雲寺の鉦講中の方々によって奉納されます。 |
日中法要のお導師が多くの僧侶や楽人、警護、詠唱講、お稚児さん達を従えて九品寺より100メートルにも及ぶ練行列が行われます。行列が大殿に昇殿すると、やがて法要が始まります。 |
●夜店(13日・14日 終日) |
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十夜の夜店はいつのころからか有名になり、提灯の明かりに照らし出されて、夜遅くまで、多くの参詣者によって賑わっています。 |
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■施餓鬼会のご案内(13日・14日 午前11時20分・午後3時40分)
十夜法要期間中には、十夜法要の心「現世安穏 後生安楽」の願いを込めて、ご先祖のご供養(ご回向)をする「施餓鬼会」が行われます。
檀信徒の皆様をはじめ、多くの有縁のの方々のご結縁をお勧め下さいますようお願い申し上げます。(郵便によるお申込も受け付けております。)
施餓鬼塔婆冥加料 一霊 3,000円
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■日程表(平成24年)
12日(金) |
9:00〜 |
15:00 お茶会 |
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15:00〜 |
開白法要(献茶) 御親修 当山法主 宮林昭彦台下 |
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18:00〜 |
初夜法要 御親修 当山法主 宮林昭彦台下 |
13日(土) |
10:00〜 |
晨朝吉水講詠唱法要 当山執事長 長谷川昌光上人 |
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11:20〜 |
施餓鬼会 |
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12:30〜 |
大殿説教 大本山光明寺布教師 小田原組春光院住職 石川邦雄上人 |
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13:30〜 |
日中法要 群馬教区 安國寺住職 松岡克也上人 |
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15:40〜 |
施餓鬼会 |
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17:00〜 |
大殿説教 大本山光明寺布教師 港南組金臺寺住職 奥田昭應上人 |
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18:00〜 |
初夜法要 御親修 当山法主 宮林昭彦台下 |
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19:00〜 |
稚児礼讃舞 |
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19:30〜 |
雅楽奉奏 |
14日(日) |
10:00〜 |
晨朝法要 神奈川教区 長安寺住職 玉木弁立上人 |
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11:20〜 |
施餓鬼会 |
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12:30〜 |
大殿説教 大本山光明寺布教師 鎌倉組専福寺 成田光俊上人 |
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13:30〜 |
日中法要 神奈川教区 圓福寺住職 村井昭賢上人 |
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15:40〜 |
施餓鬼会 |
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17:00〜 |
大殿説教 大本山光明寺布教師 小田原組発心寺 田邊裕誠上人 |
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18:00〜 |
初夜法要 神奈川教区長 宗忠寺住職 夏見邦夫上人 |
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19:00〜 |
稚児礼讃舞 |
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19:30〜 |
雅楽奉奏 |
15日(月) |
7:00〜 |
結願法要 当山執事長 長谷川昌光上人 |
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