新川千本桜の会(5班)の活動模様

12月
 12月の会員紹介は桜木No558番の松尾さんです。桜木が若干小さく見えますが、実はこの桜木受難続きで、焼損と交通事故に会い、2代目の桜木なのです。この桜木周辺は5班内エリヤでも最もヨシの勢いの強いエリヤで、初夏はヨシキリ達のさえずりも一段と響きわたるところです。現在は桜木を焼損から守るため、草刈を極め細く実施した結果御覧のとおりです。今年のヨシキリ達は反対側(新川側)で愛のさえずりでした。このヨシが春先に桜木を巻き込んで野火と燃え上がった訳で、相当数の桜木が現在も焼損の後が痛々しくもたくましく復活してきております。ところが松尾さんの桜木は更に自動車に折られるという事故に会い、昨年、2代目として復活しました。当時は松尾さんはショックでボランティアも中断しましたが、現在は草刈機も使いこなし、桜木の成長に目を細めております。
 左上はミーティングの様子。右上は作業開始直前の様子。左側は新たに河津桜でも発見したテッポウムシとその住みかとなった桜木の枝。
11月
 11月の会員紹介は酒井さん。桜木Noは559番です。桜木の下には菊を植え、現在、見事に咲いております(写真)。今月は一人でほう縛紐の切り取りを全部実施して頂きました。食い込みで一番ひどかった桜木をを写真で紹介します。今年は台風が少なく助かりました。多分、この桜木は強い台風が来れば折れていたことでしょう。という酒井さんはボランティア活動に熱心なメンバーで慕われております。
 右側の上左写真が酒井さん。上右の写真が成長した菜の花。下3枚が相変わらずのゴミ。
対策急務要右下写真は設置したカンバンの前で撮影するメンバー(撮影:綿貫)。右側上左は桜の枝の中で食害している幼虫を持って班長の綿貫さんと話してる青沼さん。下左がその幼虫のカミキリムシの幼虫(別名:テッポウムシ)。上右は菜の花の種を蒔く青木さん。右側下の中と右の写真は花壇作成でぞくぞく出てくるゴミ。戦前までのゴミ処理(土に返す)が戦後の高度経済成長で破綻したにもかかわらず日本人の意識が(文化が)就いて行けなかった証でもある。ようやくリサイクル法などが出来て対処に向かっている。子孫の科学の発達にゆだねている原子力のゴミなどはどうなるのであろう。たかが、菜の花を植えるだけでこんな感想をもてるなんて。ボランティアは楽しい。
 幼虫が幹や枝の中を食害します。侵入孔から出てくる糞が、ノコギリ状の木屑に似ていたら、カミキリムシが寄生している証拠です。対処方法は、糞を取り除き、侵入孔に針金などを入れて幼虫をつついて退治します。また「スミチオン」など濃い液を薄めずに脱脂綿に含ませて孔の中に侵入させます。殺虫剤を散布するときは、必ず幹にもかけるようにして発生を抑えるようにしましょう。上写真右側下の左が、里親、青沼さんの桜木の枝より引き出されたカミキリムシの幼虫。文面右がカミキリムシの成虫(インターネットより取材しました)。