ばほうざん れんこういん はつうまでら

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平成23年12月5日
ボケない小唄

今年はなんとも重苦しい一年のまま過ぎ去ろうとしています。
我々小市民はせめてボケ防止でお国に協力をと・・・・・
<お座敷小唄の曲で歌う:作者不詳>
1.風邪もひかずに 転ばずに
  笑い忘れず よくしゃべり
  頭と足腰 使う人
  元気ある人 ボケません

2.スポーツ、カラオケ、囲碁、俳句
  趣味のある人 味もある
  異性に関心 持ちながら
  色気ある人 ボケません

3.年をとっても 白髪でも
  頭はげても まだ若い
  演歌うたって アンコール
  生き甲斐ある人 ボケません

これって、真言密教でいう身口意の三密修行そのものですねぇ。

平成23年11月2日
赤と黒

撮影風景

昨年の2月、当院の塀の所で何やら映画のロケをやっている様子。そうしたら今年の9月に、NHKのBSプレミアムで日韓共同製作ドラマ「赤と黒」だったと知り、当院の塀を見たさに、16回のものを毎週見て しまいました。内容はどんでん返しが多くて次はどうなるのかと、結構面白かったのですが、肝心の「当院の塀」 は三重県津市にあるにもかかわらず、なぜか岐阜県の下呂温泉の一角にあるような展開。映画というのはこんな風 に切り貼りして作るのかとあらためて知った次第。
 これも「色即是空」のひとつかなと・・・・。

平成23年9月23日
お墓
暑かった夏もようやく過ぎ去り、今日は彼岸の中日。 お墓参りをされた方も多いことと思います。 お墓は魂の寄り代とされますが、「墓」という字をよく見ると草冠と日と大と土 からなっています。 土に還った魂が大いなる日、つまり大日如来に抱かれて、花が飾られているところと 言うことが出来るでしょう。真言宗では大日如来を根本本尊としてお祭りしますが、 お墓そのものも大日如来を表しているということが、「墓」という文字にも現れて いるのですね。
平成23年6月12日
動機が不純

東日本大震災から3ヶ月が経ちました。未だに将来展望が開けない被災者の方々、 中でも原発からの放射能被害はいつまで続く人災なのか? 人間とはやはり愚かな 生き物なのでしょうか。自然のなかで自然を利用して生かされているのに----化石燃料 にしても元は自然が作ったもの。核分裂も自然現象に違いはないのですが、ウラン を使う原発は、プルトニウムができる、つまり原爆を作ることができるからとの理由 で開発が進んだとか----動機が不純だったと言わざるを得ません。もっと安全なトリウム を使う溶融塩炉方式の原発が1945年には米国で提案され、1965年には実証運転がされていた とのこと。しかし米国は核冷戦の最中でこれを封印してしまった。 今の日本の国難は核抑止戦略の煽りを食ったものなのです。仏教的には、「悪因悪果」と言います。

平成23年5月10日
東日本大震災復興祈念法要

3月11日の東日本大震災はその状況を知れば知るほど、言葉を失います。僧職にある者として何か出来ないかと思い、去る4月21日お大師様のご縁日に法友十数名とともに「東日本大震災物故者供養と復興祈念法要」を熱祷致しました。
そのさわりをどうぞ

平成23年4月11日
生かされて命いっぱい生き抜いて

東日本大震災から10日ほどして、ある篤信の方からいただいた手紙の一節です。 『---先日、茨城県で懇意の地震被災者の所に主人と次男・私の3人で、 取りあえずの食料品と物資を持って行ってきました。東京から果たして行けるのか不安を胸に出か けたら、何と私たちが予約して乗ったバスの前後の便が運休となり、仏様のおかげを頂いたと感謝でした。そしてお念珠を渡させて頂いたら、とても喜ばれて息子の手を握り 、胸の中に顔をうずめて涙を流し子供が泣いているかのように泣かれ、これから家族で頑張る!!と。息子と同い年の男の子もいて、家は住めなくなったけど命を助けてもらっ たので、命があり元気だから、家は働けばどうにかなるから、俺頑張るぜ!!と。正直また地震で〜〜と思うと怖かったけれど、息子も行って「生きる」という勉強をさせても らえたと思いますし、行かせて頂いて私も主人も良い勉強をさせて頂き、主人と行ってよかったんや!!と話していた所です。お念珠を身につけ頑張って行かれるそうです。まずは 御礼方々。---』 これを読んでこの和尚も涙しました。そう生きているんじゃない、生かされているんだ。 皆さんも命いっぱい元気に生き抜いてください。

平成23年3月21日
東日本大震災

 被災から7日目のお月さま---何か泣いておられるように見えます。
とんでもない災害です。広域巨大地震に大津波、その上に 原発事故----ここ三重県も熊野灘に面する鳥羽・尾鷲方面では津波被害が発生。人間は自分の身の丈に比して物事の大小を考えがち ですが、そんな尺度は一瞬にしてふっ飛ばされてしまった超々巨大な自然の猛威。僅かばかりの義援金と、犠牲になられた人々の冥 福を心から祈ることくらいしか、この和尚にはできませんが、難を逃れ生き延びられた方々は、何がなんでも生き抜いてください。 「衆生病むが故に、我もまた病む」と経文にあるように被災者でない方々はずっと心を寄せてあげて下さい。
平成23年2月17日
江〜姫たちの戦国〜

NHK大河ドラマ「江」、いよいよ面白くなってきました。さて交通の要衝として栄えた街、ここ津市。 江たち三姉妹は父・長政の死後、伊勢街道沿いにあり、織田信長の弟、信包が城主の伊勢上野城に身を寄せました。信包はその後、伊勢上野城から南におよそ9kmの場所にあ る新たな津城に拠点を移し、古くから港町として栄えたこの地に城下町の基盤を築きました。江にとって、9歳まで過ごしたこの地での穏やかな日々が、戦国の世を乗り越える強さを育んだのでしょう。 津市は今、この「江」にちなんで色々と活性化を図っているのですが---どうぞお越し下さい。
津市のホームページですhttp://www.info.city.tsu.mie.jp/
平成23年1月7日
八百万の神
卯跳ねる---の年が始まりました。皆様如何お過ごしでしょうか? さて、世界を見回せば、宗教対立で荒れる国”争いの地”はいまだに多いのですが、 八百万(やおよろず)の神が共存し、神仏習合を素直に受け入れる日本の土壌 一つの価値観に縛られない、ごった煮文化の国--日本で生活できることを幸せだと思っています。 この和尚も伊勢路に暮らし、伊勢神宮に参拝することに何の不自然も感じておりません。 本地垂迹説では天照大神=大日如来(=宇宙の中心仏)とされているからかも知れません。 お大師様の真言宗では、曼荼羅の画に在る如く仏様も神様も礼拝します。 さて、2月3日(節分)には明くる年、自分に巡り来る星(当年星)に転禍為福・福寿増長を祈ります。 当山では、星祭り護摩供として厳修致します。
御希望の方はどうぞお申込み下さい。
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