富士山が世界文化遺産に指定されて弾丸登山者が増え急性高山病にかかる人が多く出ているとか.。もう二十数年前になりますが、米国在住の際、コロラド州のパイクスピークに車で登ったことがあります。頂上約4300mまで車で行くことが出来、国際ヒルクライムレースで有名なところで、麓の近くにはマラソン選手が高地トレーニングをする避暑地アスペンもあります。さて登るにつれて酸素濃度が徐々に下がり、車の方は昔のキャブレタータイプではなく、インジェクションタイプだったのでそれなりに元気に登ってくれるのですが、人間の方は2500m辺りから息苦しく頭痛が始まります。頂上に着いた頃には寒い上に思考能力も低下し、景色を見るのもそこそこに急ぎ下山となりました。普段は何も意識せずタダで頂いている空気ですが、大自然に生かされている現実を有難いと思う経験でした。
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