prospector's works : special
国分寺Y邸 現場レポート(1)
設計・ページ執筆:山本想太郎
(1)概要説明
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計画概要
騒音対策もあり、まず構造を鉄筋コンクリートで考えました。外周にはほとんど窓を設けず、中央の光庭の吹抜から各階への採光を確保します。そして1階を事務所、2階を親世帯、3階を子世帯、そして屋上庭園という明確な4層構成のプランとしました。
各階平面は、通常「ウラ」となる収納、動線部分、水回りなどを外周にぐるりと配置し、その内側にドーナツ型の一つながりの居住空間があり、中央が光庭という構成です。
計画については今後のレポートでもご説明していく予定です。
  建築面積:66.10(m2)  延床面積:194.83(m2)
この特集ページでは、山本想太郎が設計・監理を行い、現在施工中の住宅建設現場について、進行状況をご報告しながら、住宅建設のプロセスをご説明していこうと考えています。

敷地について
この敷地は東京の中央線国分寺駅から徒歩6分ほどの場所です。三方を敷地ぎりぎりまで建物に囲まれていおり、唯一開けている道路側は真西方向であり、また交通量が多く騒音にも配慮すると、四方の外周部に大きな開口をとることが難しいという条件です。ここに二世帯住宅+事務所の建物を計画しました。
  用途地域:近隣商業地域/準防火地域/第三種高度地区
  敷地面積:82.72(m2)
  建ぺい率:80%   容積率:300%

左写真が敷地。オレンジの破線くらいの感じで建つ予定です。
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