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植村直己・帯広野外学校  2013年度のプログラムレポート  
     
 親子のための野外学校 『春の山道』5月3日〜4日開催しました!   

★ゴールデンウイーク中の5月3日〜4日に開催しました。昨年は悪天候などで開催を中止したため2年ぶりとなりました。今年は春の訪れが遅く、2日間とも日差しには恵まれませんでしたが、雨や風に苦しめられることもなく、参加した5家族18名には、何とか春の自然を感じていただけたものと思います。
 初日は10時にログハウスでオリエンテーションののち、学校林の散策や、シラカバ樹液を採るための仕掛け作りなどを行いました。基地で昼食ののちは、自動車に分乗して「春の恵み」を捜しに出かけました。最初のポイントは中札内村の札内川公園。ここではトリカブト(毒)とニリンソウ(食)、フクジュソウ(毒)とコシャク(食)の見分け方を学習し、ニリンソウ、エゾエンゴサクを少しばかり採集しました。湧水ではエゾアカガエルやエゾサンショウウオの卵塊も観察できました。次に向かったのは一本山展望台。この周辺では天ぷらでもおひたしでも薬味にしても美味しいコシャクの採集、さらに対岸の崖に生えたギョウジャニンニクもいただくことができました。展望台からは、日高山脈は雪雲に隠れていたものの、平野の景観を楽しむことができました。カタクリの鑑賞も。
 野外学校に戻ってからは、夕食用のまき割り、カマド作りののちジンギスカンと野草入りのみそ汁(イラクサ、ニリンソウ、フキノトウなど)と飯ごうメシの夕食を楽しみました。その後は、ごえもん風呂に入ったのち、希望者はテント、他の方はログハウスで就寝しました。
 2日目は、朝食作りから始まりました。カマドを使って野草入りのオムレツをおかずに美味しくいただきました。その後は八千代牧場の散策、古いルートを使ったため、途中はヤブ漕ぎ状態になってしまいました。基地へ戻ってからは、小貫校長が地元産そば粉を手打ちした10割そばと、野草天ぷら(ニリンソウ、コシャク、イラクサ、エゾニワトコ、ギョウジャニンニク)の昼食を楽しみ、三々五々解散となりました。
 

樹液採取の準備

ニリンソウの採集

ギョウジャニンニク

一本山展望台

夕食のようす


朝食作り
マッチを使う練習も

校長ソバを打つ

ヤブ漕ぎ

八千代牧場

ソバと天ぷらの昼食

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 第83回野外学校 『自然探験学校』 2013.9.21〜23 ⇒レポートは、こちら
 第84回野外学校 『冬の冒険学校』 20141.4〜6   ⇒レポートは、こちら