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  第82回 植村直己・帯広野外学校
サバイバルキャンプ 2013
 
今回のサバイバルキャンプは参加者7名を、初参加の高校生と野外学校経験豊富な中学生2名の「ちょっとだけ上級班」と小学生からなる「一般コース」の2班編成で各種プログラムに挑戦しました。天候は十勝幌尻岳登山の日だけは晴れてくれたものの、あとはどんよりとした曇り空でたまに雨が降ってくるという日が続きました。
 そんな中でも、基地での間伐、前進基地での登山やサバイバルに挑戦など、ほぼすべてのプログラムにチャレンジし、なんとかやり遂げることができました。
 
 
参加メンバー
【第1班=ちょっとだけ上級コース】
  熊谷直浩(江別市・高2)、伊藤萌林(帯広市・中2)、竹内皇喬(芽室町・中1)
【第2班=一般コース】
  石井すが汰(帯広市・小6)、小貫真基(東京都・小6)、嶋貫三輪(札幌市・小6)、
  酒井空知(白糠町・小5)
スタッフ
小貫耕喜(校長)、山本義明、佐々木誠一、北沢 実、佐柄啓二、酒井伸吾、江平伸幸、山田香織、安井 治、佐藤俊明、阿部侑太、佐柄千鶴、梶美恵子、
宮谷恵美子、高柳昌央。佐々木涼花・中村哲史(道教大釧路校) 
  
  サバイバルキャンプ 2013の記録 メンバーの感想文は、こちら
1日目 曇、夜に雨

★13時から開校式、校長のあいさつ、期間中の諸注意、装備チェックなどが行われ、その後テントの張り方とたたみ方の学習。15時半ころから炊事などに使うまき割りに汗をかく。夕食は飯ごうメシは各班、カレーとトマトスープは皆で作っておいしくいただいた。夜はログハウスで植村さんの学習会。その後、ごえもん風呂で汗を流し、反省会ののち22時就寝。
   

開校式

ロープワーク

まき割り

まき割り

夕食を作る
2日目 曇、夕方〜夜半に雨

★起床は6時、セミの声に起こされた。朝のつどいののち、野菜いためを作りパンと一緒に食す。この日は学校林の間伐作業がメイン。助っ人として参加していた中村君(道教大釧路)は帯広農高の林業科卒ということで、彼のもつ専門的な伐採の知識を知ることもできた。
 昼食は五島列島の仲間から「流しソーメンでもしたら」と送られてきたソーメンを流しで食べた(流し
ソーメン!)。午後は釣り餌用のミミズ採りと間伐作業の続き。なお、上級コースは自分たちが寝泊まりする小屋を作ったが、雨の予報のためねることは断念、その後も使われることはまかった…。15時頃からシンボルタワーを使ってザイルワークも体験した。
 16時半ころから夕食の準備。この日は「鍋を使わない」食事作り。牛肉のブロックを野外学校に生えているホウの葉で包み、これを土に埋めて上で火を焚いて作る『蒸し焼き』と、空き缶(500ml)を飯ごうの替わりにしてメシを炊く。出来栄えも上々で、満足度も高かったようだ。
 夜はログハウスで、翌日からの前進基地での生活に関するレクチャーなど。トイレの正しい使い方、クマが出たら…などを学習した。
 

間伐作業

間伐作業

上級の小屋作り

流しでソーメン

ザイルワーク

牛肉のホウ葉包み

空き缶でメシ
 
3日目 おおむね曇

★この日も起床は6時。7時から朝食のスパゲティと野菜サラダを作って食べた。その後は、前進基地へ移動するために、テントの撤収、個人装備のパッキングなどを慌ただしく行った。10時頃に車に分乗して前進基地を目指して出発! メンバーは林道入り口で下車、そこから約8qは昼食、行動食、水筒を背負って徒歩移動。途中、戸蔦別川の河原に寄ったり、イタドリの茎で笛を作ったりと余裕の行程。なお、徒歩移動のスタッフは小貫・佐柄(千)・佐々木(涼)、他のスタッフは前進基地の設営作業。
 14時頃、全員が前進基地(十勝幌尻岳登山口の土場跡)に到着、沢で涼んだあとはテントの設営。夕食は豚丼。飯ごうでメシを炊き、コッフェルで肉を焼いてタレを絡めて食べるシンプル料理。その後はたき火を囲んでしばしの談笑。わずかに星を見ることができた。
 
 

朝食

前進基地へ出発

林道歩き

河原で一ぷく

林道をゆく

豚丼を作る

たき火
4日目 おおむね晴れの登山日和!  十勝幌尻岳登山のスライドショーは、こちら

★5時起床。数年ぶりで十勝幌尻登山が晴れ!おにぎり、カップ麺、バナナの朝食を終え、サブザックに昼食(クライマーブレッド、りんご、チーズ、ソーセージ)と行動食のゼリー飲料、どら焼き、ヨーカンなどを詰め、6時半に前進基地を出発、目指すは標高1846m(前進基地との高度差1200m)の十勝幌尻岳! 編成は高柳さんを先頭に上級班と江平さん、2班には佐柄・阿部・佐々木(涼)のスタッフが随行。上級班は9時53分、2班は10時30分には頂上到着。これまでにないスピード登山だ! 頂上では日高の山並みの山座同定、十勝平野の眺望が満喫できた。頂上で、それぞれ1時間ほど滞在し、下山開始。上級班は2時間40分、2班も2時間50分で全員無事に下山!これも野外学校としては記録的な速さだ(メンバーよりもスタッフが大変だったようす)。下山後はスイカをほお張り、冷たい沢水で汗を拭いた。本来なら、そのまま前進基地にとどまり、翌日以降の「サバイバル生活」に入るのだが、スタッフの都合でテントなどを仮撤収して、この日は野外学校基地へ戻ることとなった。
 野外学校帰着後は、テントの設営や、ごえもん風呂で汗を流したのち、夕食(煮込みうどん)を作って食べ、夜の研修へと進んだ。研修その1は翌日の魚釣りの基本技術の特訓、すなわちテグスにハリスを正しく結びつける方法をみっちりと身につけた。その2は、翌日朝食用のパンの仕込み。これは小麦粉にドライイーストと砂糖を混ぜた粉を、各自が水を加えながら愛情込めて練るという作業。これが終わらないと朝食にはありつけない…。
 
 

登山開始!

登山中

休憩中

尾根に出た!

十勝幌尻岳登頂

下山中

ロープワークの特訓
5日目 おおむね曇、ときどき雨も…

★いつものように6時起床。朝のつどいののち、前夜に仕込んだパン生地をヨモギの茎に巻きつけて、たき火で焼いたパンの朝食、あまり満腹感は得られない。その後は、再び前進基地へ移動するべくテントの撤収や装備のパッキングなどを済ませ、車に乗って移動。前進基地へ戻ったのは9時半ころ。三度目の設営ののち、午前10時、いよいよ『サバイバル生活』に突入!
 このプログラムは、「食料を自らの力と工夫で手に入れる」ことの大変さ、「仲間との協力」、「腹が減っては戦ができない」ことを身をもって体験することが狙い。食材は、魚(オショロコマ、たまにカジカ)かフキがメイン。各班に支給されるのは米(一人あたり小さじ2杯)と調味料、これが翌昼までのすべて。
 まずはヤナギの枝で竿を作り、これにテグスを結び、さらにハリスを付けるところから始まる。これができたら、各自エサ(2日目に隣の牛舎から採ってきたミミズや現地調達の川虫など)を用意して、釣へ出かけた。それぞれのようすは感想文をご覧いただきたい。
 今年は例年以上に魚影が濃く、平均すると一人4〜5匹の釣果があった。これを塩焼き、から揚げにして夕食となった。フキも茹でてからメンミと砂糖で炒めたり、から揚げにして食した。この時点ではそこそこの満腹感はあったもよう…。食後はたき火を囲んで反省会と思ったら、雨が本降りになったため、8時前にはテントへ退散し、そのまま就寝となった。
 
 

釣り



上級の釣果

2班の釣果

揚げる

食べる
6日目 おおむね曇、夜半に雨

★この日もサバイバル生活の続き。とくに2班のメンバーは腹が減って動きがにぶい。それでも5時半ころには竿を担いで、だるそうな足取りで朝食をゲットに向かった。ほどなく力が入らず戻ってきたメンバーもいたが、そこそこの釣果があり、魚はから揚げ、フキは素揚げ、それにわずかな米でおかゆを作って朝食となり、腹に食い物が入ると元気を取り戻したようす。
 12時に撤収を完了し、サバイバル生活も終了。バナナ饅頭を1本ずつ食べ、重いザックを背負って2qほど歩いてから車に乗って野外学校基地へ向かった。
 到着後は、またまたテントの設営など。その後しばしの休憩ののちごえもん風呂で汗を流し、夕食のジンギスカンパーティーが始まった。肉も野菜もペロリと平らげ、久々の満腹感を味わうことができたようす。
 暗くなってからは、たき火を囲んでゲームなどで楽しいひとときを過ごし、21時30分にはテントの中へ。
 
 

寝起き、生気ナシ…

力なく釣り

砂防ダムで釣り

二日目の上級

二日目の2班

ジンギスカン!

焼きそばも…
7日目=最終日 おおむね曇

★6時の起床前からクワガタ探しをするメンバーもいた。最後の朝食は飯ごうメシと焼き魚(ホッケの開き)、みそ汁(前日スタッフが学校林の中で見つけたキノコ入り)、卵、納豆などの和定食を作って食べた。
 その後は「大あと片付け作戦」。テント乾し、期間中使用したコッフェル・飯ごうなどをきれいに洗い、ごえもん風呂を掃除するなど、全員が協力しながら2時間ほどで作戦は完了した。その後は、1週間の感想文を書き、パンと牛乳の昼食を終え、閉校式が12時45分から始まった。
 式では、校長から一人一人に修了証書が手渡され、校長・スタッフからの講評、メンバーから感想などが述べられ、最後に記念写真を撮って、辛くもあり、楽しくもあったサバイバルキャンプが無事終了した。
 参加した皆さん、お疲れさまでした。また野外学校で会いましょう! 
 
 

朝食作り

朝食のようす

あと片付け@

あと片付けA

風呂もキレイに

ごほうび…?

感想文を書く


マサヒロくん

メブキくん

コウスケくん

スガタくん

マキくん

ミワさん

ソラチくん

 十勝幌尻岳登山のスライドショーは、こちら
『サバイバルキャンプ2013』参加者の感想文   

『サバイバルキャンプを通して感じた事』

ちょっとだけ上級班長 熊谷 直浩(江別市 高2) 

 キャンプは小学生の時に一度行っただけで、今回はただのキャンプではなく『サバイバル』キャンプで、一週間のうちの二日間は自分達で食糧を得なければならない。しかも、そのサバイバル生活だけではなく、サバイバル生活の前日には1846mの十勝幌尻岳に登る。
 サバイバルキャンプが始まり、初日は薪割り等をしたが、薪割りは人生初だったので、最初は不安だったが、指導員の方たちに温かい指導をいただき、順調に薪割りをすることができた。
 二日目は松の間伐をした。これも薪割りと同じで初めてやる事だったが、指導員の佐々木さんに切り倒す方法などを教えてもらい、無事に、そして安全に松を切り倒すことができた。切り倒した松や2班がたおした松の枝で小屋を作った。1班は小屋を作るとその夜は小屋で寝てもいいということになっていたが、その日は雨が降り、小屋で寝ることはなかった。
 登山については、高校生の自分が登ってもとても辛かったが、班員、そして指導の方たちと話し合いながら登ることができ、親睦を深める事ができてとても良かった。そして、登った時の眺めは聞いていた通り、良い景色だった。
 サバイバル生活は、初日も二日目も班で魚は15匹釣れた(合計30匹)がその中で自分は6匹しか釣ることができなかったので、将来のためにも釣りの技術を得て、自分に子供ができた時等に釣の楽しさを教えてあげたい。
 このサバイバルキャンプでできた色々な楽しかった事も辛かったことも、良い思い出になっていると思う。来年は受験があり参加できないが、大学生になったら、参加者ではなく指導員としても参加してみたいと思った。



『三度目のサバイバルキャンプ』

ちょっとだけ上級班 伊藤 萌林(帯広市 中2 

ぼくは、今回でサバイバルキャンプの参加は三回目です。なので、上級コースに参加を希望しました。しかし今回はスタッフが足りなかったようで、普通のコースと同じ内容で、ちょっとやることが多い「ちょっとだけ上級班」に入りました。三度目なのでやることの内容もわかっていて、うまくキャンプを進めることができ、スタッフに「(とくに前半は)バカンスをしている」と言われるほどでした。サバイバル生活でも、去年は二日目には一、二匹しか釣れなかったのに、今年は六匹も釣れて三度目でようやく「二日目に腹いっぱいになる」ことができました。そしてうれしいことに、三回十勝幌尻岳に登ってようやく頂上から十勝平野が見えました。ぼくは、山に登るたびにガスっていたり、曇っていたりするので、これはとてもうれしかったです。
 楽しいことやうれしいことだけではありません。少し残念なこともありました。それは最終日の話です。コッフェルのふたをとめるバンドがなくなってしまったのです。いくら探しても見つかりません。今も見つかっていません。このバンドならまだしも、ナイフなどの山での必需品をなくしたら、命に関わるので次回は気を付けたいです。
 次、ぼくが来るサバイバルキャンプの何年後かわかりませんが、次こそは上級コースに行きたいと思います。


『二度目のサバイバルキャンプ』

ほんのちょっとだけ上級班 竹内 皇喬(芽室町 中1 

僕は、今回二度目のサバイバルキャンプです。前半(三日間)は塾があり、来れませんでしたが、三日目の夜九時くらいに阿部侑太先生と野外学校について、長屋に泊まり、次の日、前進基地に行きました。
 朝食を食べてから十勝幌尻岳に登山をしました。今年五回目の登山でしたが、一番きつかったです。登っている途中はすごく暑く、汗がだらだらと流れました。
 頂上に着くと、とても晴れていて、下まできれいに見渡せました。すごく達成感がありました。そして、みんなに3.5リットルの水を分けあたえ、代わりに石を背負って下山しました。頂上で食べたリンゴは最高でした。下山し終わると足がくたくたでした。それから野外学校に戻り、パンのタネを作り就寝しました。
 次の日は、朝六時に起床し、再び前進基地へ行きました。そして、午前十一時くらいにサバイバル生活がスタートしました。最初の方は、一匹しか釣れませんでしたが、あとから同じ場所で四匹釣れました。夜、釣った魚(オショロコマ)は、塩焼きとからあげにして食べました。おいしかったです。
 次の日は、釣を始めてから一時間ちょっとで、深い落ち込みの場所で七匹釣れました。三番目くらいに釣ったオショロコマは体長二十センチくらいの大物でした。すごく重かったです。この日は、からあげとおかゆを食べました。久しぶりの米は、すごくおいしく感じました。
 サバイバル生活が終わると、すべての荷物を背負い、二キロメートル歩きました。秋の自然探験学校の時は、すべての荷物を背負って伏美岳に登ったので、それに比べればぜんぜん楽でした。
 夜は、たき火の周りでたくさんゲームをしました。北沢先生の教えてくれたゲームはすごく楽しかったです。
 最終日はおもに後片付けでした。ぼくはジャンケンに勝ったので、山本先生について行き、風呂そうじを手伝いました。家の風呂よりもずっと底が深くて、洗うのが大変でした。
 風呂そうじが終わると萌林が「コッフェルのふたを止めるバンド持ってない?」と聞きに来ました。僕は「持ってないよ」と言い、探すのを手伝いました。が、探しても探しても出てきませんでした。山本先生が「あきらめな」と言ったので、あきらめてログハウスに戻り装備をパッキングしました。
 今回のサバイバルキャンプは、四日間しかいれなかったけれど、とても楽しい思い出しができました。
来年も絶対に来ます!


『二回目のサバイバルキャンプ』

2班班長 石井 すが汰(帯広市 小6 

今回は二度目ということで班長になりました。
 今回のサバイバルキャンプは去年より数がふえてにぎやかでした。ごはんはうまくいきましたが、二日目の昼食の「流しでソーメン」が早く取り出しちゃって、すごくまずかったです。
 今回のサバイバルキャンプで楽しかったことは、間伐と登山とサバイバル生活が終了して一回目のジンギスカン&焼きそば+フリードリンクの夕食です。
 間伐は、ぼくは去年より大きい木をたおしました。たおれる木がどころへんにたおれるのか、かけをしたりしました。
 登山は四日目で、その日は晴れていてすごく登山日よりでした。頂上からの景色は雲がなく、十勝平野もはっきり見えました。去年は雲があって見えなかったので、すごくうれしかったです。
 サバイバル生活が終了して一回目のジンギスカン&焼きそば+フリードリンクの夕食は、サバイバル生活でものすごくおなかがすいていたので、すごくうれしかったです。そして死ぬほど食べました。そしておなかがいたくなりました。
 つらかった事は去年と同じサバイバル生活です。一日目は魚、2班の全部合わせて十六ぴきでした。ちょうど一人四ひきずつでした。フキはぼくがきらいなので、そんなに食べれませんでした。
 サバイバル生活二日目は、おなかがへっていてやっとのことでつりに行きました。つりのとき、何ども糸が切れてたいへんでした。米をのこしておいたので、ごはんが食べれてすごくうれしかった7です。
 今回も去年と同じように楽しかったです。また秋にも冬にもぜひきたいです。



『サバイバルキャンプでの7日間』

2班 小貫 真基(東京都 小6 

2013年8月8日〜14日まで、サバイバルキャンプがありました。
 初めてのサバイバルキャンプだったので、きんちょうと、楽しみとでむねがいっぱいでした。
 一番楽しかったことは、6日目のキャンプファイヤーをしながらみんなでゲームをしたことが、みんなと仲良くなれてすごく楽しかったです。
 一番たいへんだったことは、6日目のサバイバル生活で、起きた時におなかがすいて、苦しかったです。
 1日目…初めて会った人たちとしゃべったりしました。テントの設営と撤収を覚えました。まきを割ったりかまどでたき火をしました。初の夕食は、カレーライスとトマトスープでした。おいしかったです。ごえもん風呂がきもちよかったです。
 2日目…朝食は、パン・ウインナーの野菜いため、野菜ジュースでした。毎日自分達でご飯を作るのがたいへんだなと思いました。間伐では、はじめて長い木を切ってたいへんでした。みんなで、どこにたおれるか推理して、かけをしました。1回目は酒井先生が勝ち、2回目は空知君が勝ちました。楽しかったです。
 昼食は『流しでソーメン』でした。最初、ぼくは流しソーメンのことだと思っていたけど、流しでやるソーメンだと分かって、おもしろかったです。ソーメンを作るのを失敗して、まずかったです。
 3日目は、前進基地に行きました。より道をしながら行って、楽しかったです。
 4日目…十勝幌尻岳にのぼりました。けしきがすごくきれいでした。
 5日目と6日目にサバイバル生活がありました。
 ぼくは、初めはおこられてばっかりだったけど、あきらめずに努力して、できたので、すごくよかったです。あと、人のことを考えて、人にやさしくすることが大切だと思いました。



『サバイバルキャンプ』

2班 嶋貫 三輪(札幌市 小6 

私が一番楽しかった日は、五日目のサバイバルキャンプです。車で前進基地に移動するときは、すごくきんちょうしていました。つりの経験が全くなかったので、不安だったからです。最初はミミズすら素手でさわれませんでした。指導員の人にミミズをつけてもらって、川になげたら、思っていたより早く魚がくいついたのが分かりました。思いきってあげると、すこし大きめの魚がかかっていました。その後だんだんなれてきて、ミミズをつけるのもスムーズにできるようになったし、にがしてしまった魚もいるけれどたくさんつれるようになりました。五日目の分、全部合わせて七ひきでした。思ってたよりたくさんつれたし、おいしかったので、満足でした。
 一番大変だった日は、六日目の朝です。まだサバイバルは続いていて、腹が減っていたので動けなかったし、体がだるくてつらかったです。一ぴきもつれなかったことがいっそう体をだるくさせ、しゃべるのも大変でした。でも、魚を分けてもらったりして腹がいっぱいになったら元気もでてきました。サバイバルが終了した後の二キロメートル歩いたときは、体も楽になっていました。夜のアジャカナックはみんなでゲームができて楽しかったです。
 この七日間は、たくさん勉強できて、たくさんいろいろなことができるようになりました。これからは、七日間にあったことを生かしていきたいと思います。


 

『サバイバルキャンプにて』

2班 酒井 空知(白糠町 小5 

1日目
 初めて会う人達ばかりの初日は、とても緊張して始めましたが、班長のすが汰くんのおかげで、テントもうまくたてれたし、飯ごうを使ってのお米もうまくたけました。この日は、まき割りが楽しかったです。
 2日目
 朝の4時半ころには、同じ班のすが汰くんも真基くんも起きていて、起床の6時までしゃべりながらかたづけをしていました。朝ごはんは1班より時間がかかったけど、すごくおいしくできた(この日の朝ごはんはパンと野菜いため)。
 朝ごはんを食べたあとは、学校林の間伐をやりました。うけ口を切るところまでは成功したが、かかり木になっちゃいました。最後にみんなでやった“かけ”が楽しかったです(2回戦目で勝ちました)。昼ごはんはコンロの調子が悪くて、ものすごくまずいソーメンになってしまいました。そのあとは、つりのえさのミミズ取りをして真基ときそっていました。
 4日目
 今日は登山の日です。十勝幌尻岳にのぼります。昨夜雨がふったので、坂道だとぬるぬるすべります。頂上までは大変でしたが、頂上のながめは最高でした。
 6日目
 6日目ごろになると、家に帰りたいなァと思うことがあるようになりました。