筏釣りの道具について チヌの筏釣りは意外に小道具の多い釣りである。そのため、どれか一つ忘れても非常
に不便を感じる。またエサ・ダンゴなども途中に増える。これらを車からの荷物を下ろし
船に載せ、筏に乗るためには如何に荷物をコンパクトに整理出来るかが非常に大切に
なる。
チヌ釣りの道具で非常に重要なのが竿である。まずは竿については、長さは1.5m〜
2mくらいが主流である。初心者には特に1.5mくらいが扱い易く、また調子も先調子の
竿がアタリを取りやすい。
リールはドラグ機能が重要でアワセをいれた時などのバックラッシュを防いでくれる。
またチヌをかけた時のやり取りで非常に重宝する機能だ。
ラインは釣り場の深さにも関係するが、市販で80m巻きスプールが多く。これを40m
づつ2回に分けて使用している。材質は根ずれなどに強いフロロカーボンが適している。
筏釣りのタックル ◆竿
1.5mから1.8mくらいが使い易い。替え穂先付のものがあるので、エサに合わせて穂先を交換すると便利。
また、大型とのやり取りを考えれば、リールシートから竿尻まで 20cm程度有ったほうが、ひじに当ててためることが出来る。
(※サクラ大チヌ仙人U/1.8m)
(※がまちぬ かせいかだSpecial/1.5m)
(※RYOBI夢幻海イカダ大チヌ/1.8m)
(※1.2m)
(※自作1.5m/9:1)・・・現在製作中
(※自作1・65m/超先調子)
◆リール
両軸リールでドラグ性能の良いものが使い易い。ダンゴを落す
時、合わせを入れた時など、バックラッシュを防がなければなら
ない。
(※shimano CHINUMATIC α GT−X1000)
(※shimano CHINUMATIC α 1000)
片軸リールも手持ち竿の安定感、糸出しに関しては両軸リールに勝ります。
(※daiwa ST-44 VIKING)
(※daiwa チヌマスター S100)
(※黒鯛工房 筏師 速攻イカダ50G)
◆クーラーボックス
生きえびボックスが格納できるタイプが使い易い。ふたを明けず
に小窓より取り出せるタイプ。
(※ちなみにshimanoのチヌ・メバルcoolを使用)
◆イス
これは好みによるところが大きいが、高さ・すわり心地で選択。
専用の椅子も市販されている。
(※私はお風呂のイスにクッションを付けて使用している)
◆桶・杓子
ダンゴをサナギ等と混ぜる時、プラスチックのたらいがあれば、
非常に便利。たらいは大きめを選ぶ。また、冬など手がかじかむ
のを防ぐため、杓子を使えば、大丈夫。
◆ビニールマット
できればダンゴを正確にポイントまで届けるには、リールを巻か
ずに、手繰りで対応したい。その時足元に手繰った糸は絡み易く
なるが、ビニールマットに少し水をのせることにより、トラブルを回
避することが可能になる。
(※車のマットで対応。ホームセンターなどで500円程度で売っ
ている)
◆スカリ
生きたままチヌを生かせる。丸型と角型があるが収納性を考える
と角型が便利。またサイズは出来る限り大き目の物が良い。
◆竿受け
筏に完全に固定できるものが良く、また尻手ロープが接続できる
ものが良い。
◆タモ
タモは直径は最低40cmはほしい。網はナイロンのモノフィラメン
トが水切れが良い。
タモの柄は最低1.5mは必要。
◆その他小物
・貝割り器は金属製の押しつぶすタイプが使い易い。
筏釣りの道具一式
がまちぬ-かせいかだSpecial 1.5m
DAIWA VIKING ST−44
shimano−CHINUMATIC α GT-X1000
このリールはとにかくスプールが良く回ります。
Bのオモリでも完全フリーにすると糸が出ていきます。
その代わりバックラッシュに気をつけなければなりませんが。
黒鯛工房 筏師 速攻イカダ50G
吉田 正利さんにあこがれて、真似て購入しましたが、
深場では向きません。巻き上げに時間が掛かりすぎます。
DAIWA チヌマスター S100
インデックス | |
[筏釣りインデックス] 筏釣りとは タックル チヌの動き メモ帳 釣行記 ポイント情報 BBS |
筏釣りのラインについて | |
筏釣り用のラインは特に深場では伸びの少ないことが要求されます。 それと手さばきの良さと丈夫さ。 うち返しは全て手手繰りで、リールを巻きません。そのとき、カールが 採れないと縺れの原因になります。 このTORAYのチヌ筏かかりは100%フロロカーボンで上記の条件を 満たしています。 また100m巻きで50m部分にマークがあるので、巻き替え時の手間 は不用です。 |
筏釣りの手入れについて | |
筏釣り道具は塩水・ヌカなどで見た目以上に汚れが付着するものである。特に海水によりラインが 老朽化したり、リールのベアリングが錆びたりと折角の道具を傷めてしまうことになる。 私の場合、チヌ釣りから家に戻ると、竿、リール、クーラーボックスとともに、風呂に直行する。 ◆竿 竿はガイドなどにヌカ(ダンゴ)が付着しているので、ぬるま湯で歯ブラシにて磨く。 ◆リール(スプール) ぬるま湯に30分ほどつけておく。その後別のリールへタオルでラインを押さえながら巻きなおす。 その後スプレー式のボナンザを塗布する。 ◆リール ぬるま湯につけた後、水分をふき取り陰干しにする。数日後オイルを注入。(COLMANのオイル を使用) VIKING ST−44は分解(スプール取り外し)が簡単なので、ベアリングにグリースオイルを塗る。 その後、竿も同じですが車用のワックスを塗布する。(雨の時に水気をはじくので持ち重りしない) |
玉網の柄 布袋竹製 成写真有り |
竿(1.5m) 布袋竹製 ただ今製作中 |
金近竿/Limited (1.65m)紋竹製 完成写真有り |
金近竿/Impulse (1.5m)紋竹製 完成写真有り |
金近竿/Aurora (1.4m)紋竹製 完成写真有り |
金近竿/Aurora (赤い鳥) (1.5m)紋竹製 完成写真有り |
杓(ちょい投げ) 布袋竹製 完成写真有り |
ダンゴ杓 布袋竹製 ただ今製作中 |
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書斎兼工房の一部です。
(右の写真は平成13年1月14日に道具購入時)
玉網の柄
a.竹の削り出し。(平成13年1月14日)・・・約2時間30分
@カッターナイフで節をおとす。
Aナイフで竹の皮を落とし、節も同じに落とす。
Bペーパー(100番)で削る。
Cペーパー(240番)で仕上げ。
b.網とのジョイント金具の取り付け。(平成13年1月14日)・・・約30分 ※上記の写真参考。
@金具の内径に合わせて竹の先端部にタコ糸を巻く。この時は瞬間接着剤で止めながら。
Aセメダインハイスーパーを多めに塗り、金具を差し込む。
この時、金具は全部差しこまず、網側のオス(ネジ部分)の長さだけ余裕を持たせる。
このセメンダインは約5分で固まり始め、2時間後には実用耐久まで固まります。
c.金具及び握りの部分を籐で飾り付け。(平成13年1月16日)・・・約30分
@金具の部分は瞬間接着剤で籐を巻いていく。
A握りの部分は籐と金糸を合わせて飾り巻き。瞬間接着剤は最初と最後で止めればOK。
d.漆塗り。(平成13年1月17日)・・・約30分
@漆塗りです。本透明を薄めに塗ります。
筆でムラを作らないように。泡が出た場合は筆で丁寧に延ばすようにします。
この後約2日の乾きをいれて、その後は漆(黒)でラインを入れます。
A飾りライン入れ。(黒の漆をぬる)
B金糸を等間隔で巻き飾りをいれる。
C漆(クリア)を3回ほど繰り返し乾燥後完成。