2006年4月 最終案スタート いよいよ最終案のスタートです。敷地の変更を余儀なくされ、可能性を模索していたところで奇跡的に出会った敷地において、最終案のスタートをすることになりました。今までとは違って周囲に建物もある、独特の空間です。空家プロジェクト(※空家を改修してアート作品とコラボレーションするプロジェクト。今回のトリエンナーレに向けてプロスペクターは20件ほどの改修を担当しています)の廃品などを利用する新案を作成。短い時間でいろいろな検討や作業が必要ですが、実現に向けてがんばります。(山本) |
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2006年5月 いろいろ同時進行 妻有は田植えのシーズン、有名な棚田に水が入った風景は美しいです(左写真)。大地の芸術祭まで、あと2ヶ月。今回私たちは空家プロジェクト(※上述)の設計監理も行っているため、多くの現場を同時に監理しています。またこの空家プロジェクトを紹介する展覧会の準備も進んでいます。そして、肝心の足湯もいよいよ着工準備が整いました。今後は現場の様子もレポートできると思います。そしてさらに、芸術祭関連グッズのデザインにも手を出しています。ひとつは足湯に必須の手ぬぐいです(中写真)。「空家まんじゅう(仮称)」のパッケージデザインはこれから考えます(右写真)。(山本) |
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2006年6月12日 着工と建具集め 足湯工事が本日着工。それに先立って、11日には今回の工事で最初のヤマ場ともいえる、古民家の建具の運搬作業です。地元の工務店の倉庫や空家などにある建具を、こへび隊お二人にも手伝ってもらって集め歩きました。一日で約100枚を運搬。まだ十分ではないですが、とりあえず工事はスタートできそうです。 左の写真は、着工前の最後の現況写真。今週から、この池を足湯に改造し始めます。 (山本) |
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2006年6月23日 建具の展開検査 前回集めた建具を旧小学校の駐車場で全数展開して確認。工務店の方やこへび隊に手伝ってもらい、あれこれ並び替えながら現場での建具レイアウトを決定しました。すべての建具が並べ広げられた状態はあたかも水田のような美しさで、これ自体がアートのようでした。レイアウトの決定後に建具に番号を書いている方が、まるで田植えをしているかのよう。 現場は池底のコンクリート打ちが完了しました。写真では良く見えないかもしれませんが、糸を張って建具を立てる位置も確認しました。その後、現場に建具を搬入。今週から立て始めます。 (山本) |
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2006年7月1日 水張り試験 いよいよ足湯部分に水を張ってみました(写真左)。きちんと防水工事などしていないのですが、粘土質の土質も手伝って、特に水漏れも確認されませんでした。池だった頃もそうでしたので、あまり心配はしていませんでしたが、まずは一安心。 実は建具の立ち上げは、おおむね完了しています。しかしやはり実際に立ててみると修正したい部分もでてきて、現場でいろいろと変更。ちょっと囲いを延ばしたくなって、お隣さんのお宅にお願いしたり、追加の建具を調達に行ったり、大忙しでした。お願いしている大工さんはとても作業が早くて、どんどん直して行ってくださるのが気持ちよいです。 (山本) |
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2006年7月9日 仕上げに入る 仕上げに入りました。この仕上げがなかなか地道で大変な作業です。襖や障子の紙、網戸の網などをきれいに撤去して(写真左、中)、そのあと全体を白く塗装します(写真右)。全体のゆがみの補正やお湯張り試験なども並行して行われます。ここからは、会期までに間に合うかどうかのスリリングな作業。特に塗装は、雨が降ってしまうと途端に困難になるので、天気も重要。とりあえず本日は雨の中、シートをかけて塗装作業。 (山本) |
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