prospector's works : special
足湯プロジェクト”Contact” (2)
設計・ページ執筆:プロスペクター
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9月24日 (金)  アート・キックオフ(プロスペクターHPの日記より)
本日は妻有アートトリエンナーレ2006(http://www.echigo-tsumari.jp/)のこへび隊(ボランティアのサポート・スタッフ)のキックオフ集会。プロスペクターも、参加アーチストとして出席。北川フラムさんの基調演説のなかで、我々の案は「問題も多いけど、本人たちはやるといっています」とありがたいご紹介を頂き、一層やる気がでました。またたくさんの自治体のかた、こへび隊、アーチスト、そしてアートフロントのかたなどの熱意に、感動を覚えました。「問題も多い案」ですが、他のかたに負けない熱意でがんばりたいと思います。(山本)

  
2005年2月8日 足湯施設へ
すこし間が空いてしまいました。この間、中越地震のボランティアなどにも参加しつつ、足湯のリサーチをすすめています。本日は湯河原へ。堀口捨己氏が設計した万葉公園の中に近年できた足湯施設「独歩の湯」を取材しました。入湯料300円で屋外の9つの足湯が体験できます。雨も降る寒い状況下でも足を温泉につけるだけで体中が暖まり、足湯の効果を再認識。また傘をさしながらもここを訪れる人もかなりいて、人気の高さも確認。しかしやはり着衣で入るため、雨でぬれた腰掛には座れず、屋根の必要性を感じました。また浴槽床面の素材+テクスチャーが重要なこともよくわかりました。設計に生かしていきたいと思います。(山本)

  
2005年8月 敷地、足湯関連活動
妻有関係のもうひとつのプロジェクトである「空家プロジェクト」のため、4月から続けてきた妻有地区の空家調査も、やっとひと段落がつきました。これからいよいよ本当の改修プロジェクトが始まります。
さて足湯プロジェクトの敷地も、かなり良い敷地が見つかり、そちらもこれから本格的に計画を作成にかかります。左の写真の、広々とした気持ちの良い場所がその候補地。三人ともかなり気に入っています。

また足湯に関する活動の一環として、熊本にある建築家の故・木島安史氏の住居であった「孤風院」に足湯をつくるワークショップを開催しています(写真中・右)。こちらではプロスペクターがレクチャーを行い、九州の学生さんたちが中心となって実際に足湯を計画し、製作します。2006年夏には完成の予定です。(山本)

  
2005年10月 まぼろしの案
広々とした敷地の印象から、強い形態を作る必要がありそうだと考えて、提案された足湯案。
ところが、河川敷には高い工作物を作ってはいけないことがわかり、この案はあっさりと廃案になりました。
その後作成された別の案で、現在進行中。
(山本)

  
2005年12月 足湯施設再調査
いよいよ地元の役所や温泉に対して、プレゼンテーションが始まりました。
それに合わせて、具体的な運営計画を検討していただくために、各地の足湯施設を訪問して、メンテナンスや集客などについてヒアリングをして回っています。左の写真は、以前も訪れた湯河原「独歩の湯」で、足湯槽の湯温を計測しているところ。中央の写真は、箱根の彫刻の森美術館内の足湯。その他、東京の「大江戸温泉物語」も訪問。
いずれの温泉のご担当の方も、大変親切にいろいろ教えてくださいました。印象深かったのは、皆さん「足湯はとても評判がいい」とおっしゃっていたこと。勇気づけられました。
ところで、敷地候補地は大雪。もうどこが敷地かわからないくらいです。(右写真)
(山本)

  
2006年3月 都会の足湯
プロスペクターによる「南洋堂ルーフラウンジ」が竣工しました。このラウンジは普段は腰掛けられるベンチになっていますが、足湯浴槽にすることもできる場所を備えています。下の写真は知人たちを集めて足湯イベントを行っている光景です。都会の真ん中のビルの屋上で、夜景を見下ろしながらの足湯。かなり特殊な体験を提供できたと思います。またお湯の管理など、快適さの加減に関する結構重要なノウハウも蓄積できました。
(山本)
  
2005年4月 まぼろしの案その2
まぼろしの案、その2。円形の浴槽と、ヘリウムガスを充填したバルーンによる屋根の逆テンション構造という構成の案です。建築物に比較して安価な制作費と、冬季には収納できる、移設も可能という便利さがウリ。ところが肝心の敷地のほうが変わることになってしまい、なかなか好評だったこの案も廃案となってしまいました。そしていよいよ最後の仕切りなおしへ!
(山本)

  
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