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その後のみんちゃん「ぴょん」りぼんオリジナル2002年12月号





ぴょん / りぼんオリジナル2002年12月号
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彩花みん






おばけで大爆笑



 「私 大爆笑専門のオバケです!!! ひさびさにたくさんの人を
笑わせたくなって山から下りて来ました!!!」(P.384の2コマ目)

 これまで実用性に乏(とぼ)しいオバケが多く登場してきましたが
今度の「大爆笑専門のオバケ」も実用系ではないですね。しかし
笑いは人生に欠かせない大事な潤滑油(じゅんかつゆ)ですから
このオバケはこれまで登場したオバケの中では比較的役に立つ
ほうでしょう。人を怒らせたり、泣かせたりするのは簡単ですが
笑わせるのは意外と難しいですし。

 お笑い芸人にとりつくことができたら、芸人さんも助かるし
「大爆笑専門のオバケ」も活躍の場ができるから両方とも助かり
ますー 

 「大爆笑専門のオバケ」はとりつく相手を間違えなければ
けっこういいオバケなのですが…






「大爆笑専門のオバケ」がとりついた相手は銀行強盗




      と り つ い た 相 手 、 微 妙 (笑)


 「大爆笑専門のオバケ」は銀行強盗にとりついたのですが
これでこの銀行強盗は誰からも笑われる悲惨な人物になってしまった…
ある意味絶対に笑われてはいけない人物なのに。


<「大爆笑専門のオバケ」にとりつかれた銀行強盗を見た「ぴょん」の反応>
きゃはははははは 変態くさいおじさーん!!!」(P.386の1コマ目)


 そのまんまじゃん! 別に「大爆笑専門のオバケ」がとりついて
なくても「ぴょん」なら同じことを言って笑いそう。なにしろ「ぴょん」は
怖がるっていうことを知らないからな、それは財産でもあるのだけど
一歩間違えたら…


うきゃきゃきゃ 変な顔ーっ!!!」(P.386の4コマ目)

 直 球 だ な (笑)
別に顔は「大爆笑専門のオバケ」のせいじゃないし。


おじさんっ 来てっ!!! わんやお母さんにもおじさん見せたいっ!!!
(P.386の5コマ目)

 「ぴょん」は自宅に銀行強盗をお持ち帰りしたいようです、知らないって
いうのは大変な武器になるな。






誰が会っても大爆笑




<「ぴょん」が銃をつきつけられている様子を見た「ぴょん」の母と「わん」は?>
「…っはっはっはっはっ なに!? この人ーっ!!?」(P.388の1コマ目)

 わが子が、妹が、銃を持った銀行強盗に銃で脅されているのに
大爆笑… おそるべし!「大爆笑専門のオバケ」!!!

 …ていうか、この様子を普通見たら…





おまえらどっかおかしいぞ 絶対っ!!!」(P.389の1コマ目)

 銀行強盗のほうがまともだな、どう考えても。

だってわが子が銃をつきつけられて人質になってるのに
笑っているのですから、銀行強盗がこう言うのも無理は
ありません。

 しかしこの銀行強盗は相当不運だな、「ぴょん」と出会うことが
なければ、「大爆笑専門のオバケ」にとりつかれることもなく
笑われることもなかったのに。

 その後も会う人みんなに笑われ、すっかりさらしものになって
しまった銀行強盗… かわいそう…ってよくよく考えたら銀行強盗
なんかしなかったら、こんな目にはたぶんあわなかったはず。
やっぱり強盗したこの容疑者が一番悪い(笑)







結局、テレビにすくわれた…




 自分の姿を見た者はみんな激しく笑い出すという、ものすごい
精神的苦痛を味わった銀行強盗、「大爆笑専門のオバケ」がどこかへ
去ってくれない限り、地獄が続いてしまう… なんとかしてオバケに
退散してもらわないと一生笑われ続けます。いつかは退散してくれる
のでしょうが、その時が来るまで苦痛に耐えねばならないのですが
思わぬ形で救われることに。


<「パチ」が「大爆笑専門のオバケ」に対して>
あの〜 そろそろ見たいアニメが入る時間なんですが」(P.394の2コマ目)

<「大爆笑専門のオバケ」が「パチ」に対して>
わかりました 私も満足できましたので もうお開きに
しましょうか
」(P.394の2コマ目)


銀行強盗<テレビアニメ
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
「パチ」の脳内での優先順位


 「パチ」のテレビ好きが思わぬ形で容疑者にプラスに働きましたが
銀行強盗の意思は完全に無視されてますね。完全になめられてる
銀行強盗がなんだか気の毒になってきたよ。






いつものパターンで犯人が「ぴょん」から逃げだす…


りぼん2002年3月号ではひき逃げ犯が

すいません こわかったんです!!! いろいろと!!!
(りぼん2002年3月号・P.300の4コマ目)


りぼんオリジナル2002年10月号ではまつたけ泥棒が

もう悪いこと しませぇぇんっ」(りぼんオリジナル2002年10月号・P.74の3コマ目)


 いずれも、犯罪を犯した容疑者が最後に「ぴょん」のそばから逃げ出し
警官に泣きついているのですが、今回のお話でも結局最後に「ぴょん」のそばから
逃げ出そうとして警察に捕まりましたね


 「ぴょん」「パチ」は別に世直しをしようとして日々暮らしているのではなく
本能のおもむくままに生きているだけなんだよな… 本人の意図(いと)とは関係なく
結果として「ぴょん」は街の平和維持に貢献しています


 「ぴょん」を「街の平和を守るヒロイン」と呼んでもいいのかな?(笑)