みんちゃんがひさしぶりに「りぼん」本誌に帰ってきました〜 ここのところ増刊号
での読みきりはちょくちょくあったのですが、やはり本誌に載せてもらったほうが
たくさんのりぼんっ子に見てもらえるので、どうせみんちゃんの読みきりが載るのなら
本誌のほうがいいです〜
とてもかわいらしいオバケが登場してます、オバケだからといっておそろしい風貌(ふうぼう)
をしている必要はないのですが、どうひいき目に見てもうさぎにしか見えないです〜
みんちゃんによって生み出されたキャラってとってもかわいいですね。
見た目がかわいいだけでなく、戦う力や勇気もそれなりみたいですね、 熊に
追いかけられて、文字通り脱兎(だっと)のごとく逃げています(P.288の2コマ目)
逃げているオバケより追いかけている熊のほうがよっぽど怖いのですが(笑)
結局、崖(がけ)から転落したことによって熊からは逃げることができたのですが
崖から落ちるというまぬけなことをやってのけるオバケってなんだか好き☆
オバケっていうとよく実態のないものであるかのように表現されてオバケをつかもうと
してもすり抜けてしまったりするシーンがいろいろな作品で表現されていますが、
このオバケはしっかり実態があるようで、さわったり掴(つか)んだりすることができる
ようです。
このまんがの主人公は「ぴょん」という名前の子なのですが、兄「わん」に
追われている為、必死になって草むらに隠れている時に、川を瀕死(ひんし)
の状態で流されているオバケを発見し、ひきあげたことによりうさぎに良く似た
オバケと出会いました。
「ぴょん」は子供部屋を散らかしたまま片付けないのが原因で「わん」に追いかけ
られているのですが、ここまで必死になって隠れる位だったらさっさと片付けたほうが
楽なような気が… でも世の中理屈で割り切れることばかりだったらつまらない
ですから、これはこれでいいのでしょう。
<「ぴょん」に小枝で突かれたオバケの声を聞いた「ぴょん」が>
「うさぎさんがしゃべった!!!」(P.291の2コマ目)
…って言って素直に納得していますが、全く驚いている様子はありませんね
うさぎに見えるものがいきなりしゃべったら普通だったら逃げ出すところでしょう…
が、なにしろ見た目がとてもかわいいですから、気味が悪いとは思わないのかも
しれません。
でもいくら見た目がかわいいっていっても全く怖がらないとは、「ぴょん」は
余程の大物かあるいは…
<名前はまだないオバケ>
「メジャーなオバケではないので名前はないのです!!!」(P.292の2コマ目)
オバケの名前って誰がつけるものなのでしょうかね? オバケを発見した人間が
つけるものであるならば、まだ人間に発見されたことがないオバケには名前はついて
いないでしょうが。
オバケの仲間同士でしゃべったりする時、名前がなくて困ったこととかはないので
しょかね? 「おい!」とか「お前」「きみ」「あなた」とか呼ばれるのでしょうか。
「実は私は走り専門のオバケなのですよ」(P.294の4コマ目)
オバケに専門分野っていうものがあったとは! 走り専門って… あまり役に
たちそうもない能力をお持ちのようですが、今回はその能力のおかげで
「ぴょん」は大変助けられることになるのですが。
他に一体どんな専門分野があるのでしょうね? 怖がらせるのが専門の
オバケがいたり、笑わせるのが専門のオバケがいたりするのでしょうか?
「私がこのように人間にとり憑(つ)くと誰にも負けないくらい速く走ることが
できるのです!!!」(P.295の1コマ目)
今回みたいに誰かに追われている時に逃げる必要がある時はこのオバケの
能力は大変役に立ちますね、こういうオバケならとり憑かれてもいいな♪って
いう人もいるかもしれません。
例えば運動会の時なんかこのオバケにとり憑いてもらえれば速く走って
勝負を有利にすることもできますし、電車に乗り遅れそうな時は駅まで
ものすごいスピードで向かうことができます((注・駆け込み乗車は危険です
のでおやめください(笑) ))
しかし「ぴょん」の兄「わん」もすごいですよねー 部屋を片付けさせるために
ものすごい勢いで「ぴょん」を追跡していますが、まるでどろぼうを追いかけている
かのように自転車まで借りて追跡してます。よっぽど「ぴょん」の代わりに部屋を
片付けることになるのが嫌なのでしょうね。
が、この追跡劇が思わぬ惨事(さんじ)を!
「ひ…ひき逃げだっ!!! 大丈夫かーっ!!?」(P.298の5コマ目)
「ぴょん」を追跡することで頭がいっぱいだった「わん」は交差点に車がこないか
どうかを確認しないで進入してしまい見事に車に轢(ひ)かれてしまいました〜
P.298の1コマ目を見ると「わん」の体は完全に宙を舞っていますが、普通
こんなことになったら即入院、下手をしたら”お星様”になってしまうところですが
みんちゃんのまんがに出てくるキャラはみんな丈夫ですねー 最後のページ
で何事もなかったのように「ぴょん」の体を掴(つか)んで平然と歩いています。
かつて連載されていた「赤ずきんチャチャ」に出てくるキャラなんか化け物
みたいに頑丈(がんじょう)でした〜
自動車に負けない位の速さではしることができる「ぴょん」はあっさり逃走する
ひき逃げ犯を捕らえることに成功します。しかしひき逃げ犯はある意味
災難でしたね、いきなり交差点に自転車が飛び出してきたり、人間とは思えない
速さで走ってくる子供に追いかけられたりしたのですから…
この後「ぴょん」は結局子供部屋を片付けさせられることになるのですが、この
なんだか不思議なコンビがこれからどうなっていくのでしょうか?
ちなみにオバケの名前は「パチ」に決まったみたいですが、ここのところみんちゃんの
まんがに出てくるキャラの名前は簡単なものが多いですねー