diary
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1月29日 (木)  ザ・ファッショングループ / 新聞、雑誌、ラジオ

ザ・ファッショングループというNPOがあります。ファッション業界およびその周辺で活躍するプロフェッショナルな女性の集まりで、1930年代にニューヨークにてヴォーグの編集長やルーズベルト大統領夫人などが立ち上げたものです。その東京支部(http://www.fgi-tokyo.org/index2.html)からお誘いお受け、トークをしました。お題は、「ブランド・ビルについて」。ここ10年ほどの間に急に発生したブランドビルについて、その背景、デザイン傾向、などについて話をしました。幸いにも、好評だったよう。異なる領域の方々に向けて話をすることは、僕にとっても楽しいものです。

(イマム)


読売新聞の1月29日朝刊の文化欄にて、「建築系ラジオ」が紹介されました。新宿パークタワーのミース賞展に合わせての紹介。

日刊建設工業新聞の1月20日号が届く。ここでは僕は、「百年の孤独ののちに」というタイトルで論説を執筆。

『ディテール・ジャパン』2月号が届く。ここでは僕は、「現代建築の潜勢力」というテーマで、建築家の米田明さんと対談。

建築系ラジオの1部、2部がそれぞれ更新。1部にもジングルとエンディング曲がつきました。下記。

http://radio.tatsumatsuda.com/
http://tenplusone.inax.co.jp/radio/

(みなみ)


1月28日 (水)  掲載2誌 / 建築系ラジオ公開収録 in 国士舘大学

イギリスのブループリント誌の2月号、日本建築特集に、「神宮前の住宅」が掲載されました。この住宅の海外雑誌の掲載は、オランダのMARK、スペインのdiseño interiorに続いて三冊目です。嬉しいことです。

また、マミフラワーデザインスクールが発行しているフラワーデザインライフ誌にて、来週展覧会でお見せする僕がデザインした和菓子が紹介されました。アーツ・アドミニストレーターの生駒尚美さんが、カラーページにて1ページに渡って「エーテルの家」というエッセイを書いてくれました。この冊子、一般書店では販売されていませんが、15万部も配布されているとのことで、僕のプロジェクトを紹介してくれたメディアではおそらく最大部数のものだと思います。

本日は、集合住宅のクラインアントであるK夫妻と打合せ。順調なり。

(イマム)


建築系ラジオの公開収録が、下記の形で国士舘大学にて開催されます。
参加無料で誰でも聴きに来れるので、関心のある方は、よかったらお越し下さい。

<日時>
2009年2月6日(金)15時-18時(14時半開場)

<場所>
国士舘大学世田谷キャンパス梅ヶ丘校舎、34号館10階スカイラウンジ
http://www.kokushikan.ac.jp/access/140000_0179.html
http://www.kokushikan.ac.jp/campus_life/campus/052900_0117.html
お越しになる方は、直接、こちらにいらして下さい。

〒154-8515東京都世田谷区世田谷4-28-1
(小田急線梅ヶ丘駅下車、徒歩10分、または東急世田谷線松陰神社前駅下車、徒歩6分)

<テーマ>
「学生時代にやっておくべきこと」

<出演者>
ゲスト/堀井義博、大成優子、倉方俊輔、樫原徹
コアメンバー/五十嵐太郎、南泰裕、山田幸司、松田達

参加無料、予約なしでどなたでも聴きに来れます。

<当日お問い合わせ>
国士舘大学 理工学部理工学科 建築学系 南研究室
〒154-8515 東京都世田谷区世田谷4-28-1
Tel.&Fax.03-5481-3287

<スケジュール>
15:00-15:20 山田幸司の説教するダイハード・ポストモダン
15:30-17:10 「学生時代にやっておくべきこと」
17:10-17:30 南泰裕のアーキソフィア・ダイアローグ編

(下記、各20分程度)

1.大学で何をすべきか?
2.大学院なんて行かなくてもよい
3.建築と就職
4.海外を目指す
5.その他

問い合わせメール
info@radio.tatsumatsuda.com

(みなみ)


1月27日 (火)  ディテール・ジャパン休刊

午前、〈神宮前の住宅〉にて、コンフォルトの取材を受ける。

お昼、ディテール・ジャパンの編集長内野さんと食事。最新号をいただく。この号には、山本君、太田浩史さんと一緒に行った鼎談が収録されていますが、実はこの号を持ってディテール・ジャパンは休刊です。充実したコンテンツの建築雑誌がまた一誌なくなり、誠に残念です。この号は、岡崎乾二郎さんの表紙が目を引きます。

午後、八束はじめさんに誘っていただき、菊竹清訓さんを訪問。僕はおまけなので、会合の中身は書けませんが、60年代ごろの貴重なエピソードをたくさん菊竹さんから伺う。「パナディサハイツは、ちょうど最近のように、オイルショックがあり、とても大変な仕事でした。」「出雲大社の社は、よく神域に新しい建物を作らせてくれたものだと思います。プレキャストでしたが、とても大変でした。」決して、修辞でそう言っているわけではなく、当時の様子をうかがっていると、手がけられたどのプロジェクトも、本当に大変だったようだ。菊竹さん、およびスタッフの方々が、決して投げ出すことなく、必死にそれぞれのプロジェクトを成し遂げたのだと思う。

今お話を伺うと、丁寧で柔和な印象を受ける菊竹さんだが、当時の映像を拝見すると、まさに武士のような相貌で仕事に取り組んでいる様が印象的であった。

(イマム)

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1月26日 (月)  建築ノート no.6 / 建築系ラジオ第21回配信

建築ノート No.6が届く。この号に、昨年末にヒルサイドテラスで開催された「ヨーロッパ・アジア パシフィック建築の新潮流2008-2010」のレビューを寄稿しました。お読みください。表紙をめくって最初の記事です。

字数が限られていたため、個々の建築家の試みについては全く触れることができなかったのが悔やまれる。今回は初めてシンポジウムまで参加したのだが、15組の建築家だれもが興味深いプロジェクトを手掛けていた。しかも、そのほとんどを事前には知らず、世界の広さを実感した。国内の情報はあふれているものの、海外の情報は昔以上に日本に届いていないのではないかと思われるくらい。どうしてなのだろう。また、海外の建築家はみな、とても勢いがあった。こうした展覧会に選ばれるくらいであるから、活躍しているのは当然だろうが、何というか建築に対してポジティブなのである。

それにしても、槻橋修さんが仕掛けているこの雑誌、実験的でありながらますます充実している感がある。新しい兆候などを拾い上げたムック本など時おり出版されるが、それらはたいてい数号分もコンテンツが続けばましな方。建築ノートは、ヴィヴィッドな感じが継続していて、ちょっと存在感が出てきた感じがある。最初から最後まで、惰性で作られたページがないもの見事。次号以降も期待します。

最新号のエスクワイヤ誌も届きました。こちらには、アートイベント紹介の欄に、青野尚子さんが和菓子展について書いてくれました。今回和菓子を製作された、職人の方にインタビューしてのものです。展覧会の予告編としてお読みください。

建築史家の倉方俊輔さんもご自身のブログ〈建築浴のすすめ〉で和菓子展を取り上げてくださった。連絡をいただき、倉方さんのブログを覗くと、なんだか充実した内容。先週ばったりお会いしたら、今年からブログをがんばって書こうと決めたとのことであった。

倉方さんのブログ〈建築浴のすすめ〉 http://kntkyk.blog24.fc2.com/

(イマム)


建築系ラジオの第21回目が配信されました。下記。
http://radio.tatsumatsuda.com/

今回配信のコンテンツは、下記。

1,建築系ラジオ新年会「公開企画会議」
2,南泰裕のアーキソフィア・レクチャー編 第7回「単位その2」
3,元建築家?佐藤敏宏インタビュー「建築あそびとその後の展開」

(みなみ)

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1月25日 (日)  菊地宏設計〈大泉の住宅〉

菊地宏さん設計の、〈大泉の家〉を見学。これまで、インテリアや改装の仕事はあったものの、新築は菊地さんにとって初めてとのこと。おめでとうございます。木造の、きわめて小さい住宅。3階建て。小さいボックス状の建物だから、階段をひとつの側に寄せて、という形式はシンプルなもの。だが、階段の途中が折れているのが、かなり効いていて、また昇り初めのところも振られているので、昇り降りをしていると方向感覚を失うくらい、巡っているという感触を受ける。それに加えて、基本的には白いインテリアのいくつかの面だけにビビッドな色が使われているので、空間の重心が傾くというか、意識が振られるようになっている。プラス、窓の開ける位置にも意識が配られている。といったことから、小さい家ながらも、空間的に面白い経験ができるのもであった。

帰り道池袋にて、和菓子展のために、自分のお菓子に合わせた銘々皿を物色。

(イマム)

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1月24日 (土)  石田敏明設計〈田園調布の住宅〉

石田敏明さん設計の、〈田園調布の住宅〉を見学。見学時間の最初に到着したので、石田さんより丁寧に説明をしていただく。極端に細長い住宅で、間口2.8m、奥行き24.3mというプロポーション。木造2階建て。2階に並ぶ諸室は廊下がなく、出入り口で連続しているのだが、その間仕切り壁が鉄板だけで作られた薄い壁なので、次の部屋が見慣れない感じで連鎖している様が面白い。この極端な条件の住宅を成立させるために、構法や納まりに工夫があり、それがきちんと納まっているところに石田さんの力量が感じられる。いい住宅を見せていただきました。

集合住宅のクライアントと、実施設計まとめの打合せ。全体をひとつひとつ見ていき、また今後の進め方などもご説明する。

(イマム)

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1月23日 (金)  海外ツアーのご案内

下記の2つの海外ツアーが行われます。僕は両方に参加予定です。どなたでも参加できるので、関心ある方は、ご連絡下さい。

1、エジプト・ドバイツアー
国士舘大学建築学系、国広研究室主催のツアー。近畿日本ツーリストさんのコーディネートによります。

期間:2009年3月11日〜19日。
訪問都市:カイロ、ルクソール、アレキサンドリア、ドバイほか

現在のところ、国広ジョージ先生と僕のほかに、大学の教職員や学生、建築関係者など約20名が行く予定。だれでも参加可能。詳細は、国広研究室まで。下記。
http://www.eg.kokushikan.ac.jp/eng/kunihiro/


2、台湾建築ツアー
2009年3月26〜30日
建築系ラジオを配信しているメンバー、五十嵐太郎、南泰裕、山田幸司、松田逹による企画。ラジオMCの松田逹とラウンディッシュの有田泰子さんがツアーをコーディネートします。

募集人数:20名程度。誰でも参加可能
詳細決まり次第にwebにてご案内します。
問い合わせ先:有田泰子
early@roundish.com

興味ある方は、有田さんにメールにてお問い合わせください。現地にて、建築系ラジオの海外収録も行います。

(みなみ)


1月22日 (木)  和菓子のかたち展 / サッカーはアートを救えるか

以前から何度かこの日記でもほのめかしていましたが、foro08のコミッティーがデザインした和菓子の展覧会を、来月頭に行います。製作は、和菓子の最高峰とら屋さん。会場の建物は、谷口吉郎設計の新宿駅東口の柿傳です。会期が3日と大変短いのですが、ぜひご覧いただければと思います。

和菓子のかたち展

白金台を拠点に、さまざまなジャンルのクリエイターが集う「foro08(フォロ・ゼロット」にて、ファッション、インテリア、グラフィックなどの分野で活躍するデザイナーが自らの解釈によってデザインした和菓子を展示する。とらやの熟練の職人たちの手によって、新しい発想によるデザインが「実物」として具現化する。出品作家は、今村創平(建築家)、橋本夕紀夫(インテリアデザイナー)、西森陸雄(建築家)、松下計(グラフィック・デザイナー/アートディレクター)、皆川明(ファッション・デザイナー)。

写真左=今村創平製作〈夏の家、冬の部屋〉、写真撮影=中島清一、写真提供=『Flower Design Life』 by Mami Flower Design
写真右=右上:橋本夕紀夫製作〈水中花〉、左下:皆川明「闇光」、写真撮影=宮濱祐美子

会場=柿傅ギャラリー(http://www.kakiden.com/gallery/index.html
日程=2009年2月3日(火)〜5日(木)
休館日=なし
時間=11:00〜19:00
*最終日は17:00閉館

詳細は、上記柿傳ギャラリーのサイトをご覧ください。また、最終日の5日の午後には、実際に今回製作した和菓子を、抹茶とともに召し上がっていただけるようになっています。

(イマム)


昨年、写真家の鷹野隆大氏と行った公開対談「サッカーはアートを救えるか」の概要が、WEBアートギャラリーのTAGBOATのサイトにUPされました。
http://www.tagboat.com/contents/lifestyle/vol40_takanoheya04.htm
話したことの無い、ちょっと変なテーマだったのですが、ご興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、是非ご覧ください。同じコラムの他の回のゲストの方のお話も面白いですし、このTAGBOATのコンテンツはとても充実していて、多くの現代アート作品を見ることができます。
(山本)

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1月21日 (水)  wohnmodelle / ミース賞、英語インタビュー配信

ウイーンより、クンストハウスで開催中の集合住宅の展覧会 Whonmodell のカタログが届く。これは、最近できた実験的な集合住宅を世界中から10ほど選び、それらが実際にどう住まわれているのかという興味深いテーマのもとに行われているもの。僕は、森山邸と東雲キャナルコートの山本理顕さんの棟について寄稿しました。これで外国の書籍の共著は3冊目になります(雑誌への寄稿は除く)。

このような意図の企画のため、昨年、実際に森山邸の森山さんと東雲にお住まいの田辺夫妻をお訪ねしたのは、楽しい経験であった。このカタログに収められている写真も、みな住み手が自ら撮るということになっており、この2本の2軒以外も、よく見る建築雑誌の写真とは異なった、日常生活が写し出されている。

これは、一昨年ウイーンで開催された集合住宅に関する国際シンポジウムからつながる企画で、日本代表としては五十嵐太郎さんが参加され、五十嵐さんの昨今の日本の集合住宅に関するテキストも収録されています。

(イマム)


1月21日より新宿で開催される、ミース・ファン・デル・ローエ賞展に関するコンテンツがラジオ配信されました。今回初めて、同展覧会のキュレーターであるディアン・グレイさんに、松田君が英語インタビューを行った模様が収録されています。下記。
http://radio.tatsumatsuda.com/

ミース賞については、下記。
http://www.kenchiku.co.jp/event/detail.php?id=908

(みなみ)

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1月20日 (火)  1/24国士舘大学スーパージュリー

今週末の1月24日(土)に、国士舘大学にて、スーパージュリー(設計講評会)を下記の形で行います。建築学系の専任教員、非常勤講師、およびゲスト建築家により、学生たちの課題作品の講評を行います。どなたでも聴きに来れます。

場所:国士舘大学世田谷キャンパス、8503教室(8号館5階)
http://www.kokushikan.ac.jp/access/140000_0179.html#anc01
時間:10:00〜16:00(途中1時間休憩含む)

ゲスト建築家:赤松佳珠子、飯田善彦、藤江和子
非常勤講師:丸山洋志、鯨井勇ほか
専任教員:伊藤哲夫、国広ジョージ、南泰裕ほか

課題内容:2年:集合住宅(深沢、環境共生住宅)
     3年:INAXショールームビル(青山)
     4年:卒業設計
     大学院:集合住宅(下北沢)

詳しくは、下記の建築学系ホームページにて。

http://www.eg.kokushikan.ac.jp/tech-j/Ug/arch/index.html

(みなみ)


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