ビアン Bian
ビアンはいつも演じていた。
みんなの笑顔が見たくて演じていた。
『おとなしくて可愛いい良い子』
ビアンはみんなに可愛がられた。
入れ替わり立ち代り抱かれても
極上の眠りを邪魔されても
可愛い良い子を演じていた。
だけどまだまだ子供。
ある日とうとう疲れ果て、爪を出して
暴れまわった。
これで全てが終わりなんだと泣き叫んで
本能のおもむくままに自分を出しきった。
気がついたときみんなが頭をなでていた。
『やっと甘えてくれたわ』と、笑っていた。
これからは自分らしく生きるため
写真を撮った。
自分らしく生きて良いのだ。と、
写真を撮った。
