YとMのフランス旅行記(4日目)
モンサンミシェル〜ベルサイユ
(Y)3日目の夕方、モン・サン・ミッシェルに到着しました。 ホテルは内陸にあったので、モン・サン・ミッシェルまでは目の前の道路一本です。 写真や映像でしか見たことのなかったモン・サン・ミッシェルにいよいよ実際に訪れる、ということで、大興奮です。 (M)このツアーのハイライトの一つとも言えるモン・サン・ミッシェル観光で始まる一日です。 |
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(Y)4日目の朝になり、いよいよ念願のモン・サン・ミッシェル訪問です。 あいにくの天気で、モン・サン・ミッシエルはちょっとぼや〜とした感じに 見えています。宿からモンサンミッッシェルまではバスで向かったのですが、 モン・サン・ミッシェルの全景がよく見えるところでバスは一時停車してくれました。 (M)小雨の降る中、バスで向かいます。一本道を真っすぐバスは走ります。 車窓から見えるモン・サン・ミッシェルが、次第に大きくなっていきます。 |
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(Y)モン・サン・ミッシェルの入り口です。まだクリスマスの飾りが残っていました。 ふもとまできてしまうと、モン・サン・ミッシェルを見上げる格好になり、また 景観が違います。 (M)駐車場でバスから降りて、傘を差して入り口に向かいます。 オフシーズンのせいか、または時間が早かったせいもあるのか、 広い駐車場に止まっている車はわずかでした。 |
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(Y)旅行のパンフレットにも書いてあったので知っていたのですが、モン・サン・ミッシェルの 名物料理はオムレツです。この店(ラ・メール・プーアール)の入り口には婦人の写真の パネルが飾られているのですがこの方がモン・サン・ミッシェルで最初にオムレツを 作り始めたプーアールおばさんだそうです。今ではこの界隈のどの店もオムレツが メニューにあるようです。 (M)短時間で簡単にできる手軽なオムレツは、 巡礼者の人たちに出すにはうってつけだったのでしょうね。 この店が名物オムレツの元祖らしいのですが、我々がお昼に入る予定のお店は 別のお店とのことなので、外見だけ写真に収めました。 |
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(Y)雨の中、参道を上へ上へと登っていきます。道は結構細く、傾斜は急です。 シーズンオフということもあり、結構空いていたようです。 夏の観光シーズンには参道が人でごったがえして、原宿の竹下通り状態らしいです。 (M)傘を差し、雨で濡れた石の階段を一段一段踏みしめながら黙々と上ります。 ガイドさんによると、夏は大混雑で、すれ違うのも大変だとか、スリが多発するとか。 |
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(Y)モン・サン・ミッシェルから、下を眺めた風景です。 内陸からモン・サン・ミッシェルに続いている道路です。観光シーズンにはずらっと 車が並ぶそうです。 この道路のせいで、潮の流れがせき止められ、潮の満ち引きで土砂がだんだん堆積 してきて、潮流に悪影響を与えているため、この道路をいったん切り崩して、 内陸との間をブリッジで結ぶという計画もあるとのことでした。 (M)来るときに通ってきた道路です。 今度この地に来るときは(いつ来れるのかな・・・)この道路もなくなっているでありましょう。 |
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(Y)モン・サン・ミッシェルの中の一風景です。観光の順路をたどっていくと、ときどき室外にも 出たりします。今日はあいにくの雨で、傘をさしながらの見学です。 (M)この写真ではちょっとお見せできませんが、ここの地面に敷き詰められた石の一つ一つに は、当時の石工によってマークがつけられています。石工によって違うため、 いろいろなマークがありました。 |
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(Y)ラ・メルヴェイユと称されるモン・サンミッシェル内の回廊です。回廊の内側には 草木が植えられており、庭園になっています。 同じように並んでいる柱も、再建等により年代が違っているものがあり、古いものは やはり欠け具合とかが大きかったです。 (M)最上階にある回廊。整然と並ぶ細い柱。天井は木造。俗世間から遠く離れて 瞑想にふけりながら静かに歩く修道僧たちの衣擦れの音が聞こえてきそうです。 |
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(Y)何故、このような厳しい自然環境の中に、この修道院は建てられたのでしょうか。 年代記によると、オーベール司教の前に大天使ミカエルが現れ、司教はそれにより 708年にモン・トンプ(墓の山)と呼ばれていたこの地に、大天使に献じた聖堂を 建築することに決めたとのことです。 (M)そして、左の写真は、司教のもとに大天使ミカエルが現れたシーンです。薄暗い建物の中に あった彫刻。 |
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(Y)モン・サン・ミッシェルは修道院としての巡礼の地でしたが、戦争が起こった際には、 その特異な地形より、強固な要塞になりました。 修道院に入るルートにははね橋になっているところもあり、それを引き上げてしまう ことにより、外部からの進入が困難な難攻不落の要塞としての役割を果たしました。 (M)これは「水車」のように見えますが、かつては「人力車」(?) つまり、戦争で捕虜となった「人間」が中に入り、まるでリスかハムスターの ように走らされ、その力で車を回し、重い荷物を下から引き上げていたとのことです。 |
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(Y)お昼です。参道の途中にあるレストランに入りました。 メニューは子羊のソテーと名物のオムレツでした。この地方では海辺の牧場で育った 子羊の肉も名物なのです。 子羊だったので、それほどではなかったのですが、やはりちょっと日本では食べなれない くせのある味でした。隣のテーブルでバスの運転手さんやガイドさんが、エビやカキの 入った海の幸の盛り合わせを食べているのが非常に美味しそうでした。。。 (M)オフシーズンで空いていると思いきや、意外とお客さんがたくさんいました。店の中は暖かく、 ほっとしました。 |
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(Y)レストランで出てきた名物のオムレツです。 上の方に紅茶のカップが写っていますが、非常に大きなサイズです。 ふわっとした食感で、見た目ほどはそんなにボリュームはないです。 味付けも薄めで、食べやすかったです。 (M)名物にうまいものなし・・・という言葉が浮かびました・・・大したものではなかったです。 ふわふわに膨らませるには、きっとお菓子づくりなどで使う「ふくらし粉」を入れているに 違いありません。ものすごく大きなサイズですが、一人分ではなく、3〜4人で分けました。 話のたねに一度食べるのはいいでしょうね。(何度も来ているであろうガイドさんや 運転手さんたちが食べてなかったのもむべなるかな、という感じ) 特に癖のある味ではありません。 |
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(Y)旅行に行ったのは年末だったのですが、1月1日から通貨がユーロに切りかわるという 微妙な時期でした。そのため店で使えるのはフランだけれども、トラベラーズチェックは ユーロのものしか持っていない、という状況でした。 フランの手持ちが少なくなり、こりゃまずい、ということで、自由時間に、郵便局に駆け込み、 ユーロのトラベラーズチェックをフランに換金しました。郵便局員さんもまだユーロに 慣れていないらしく、結構時間がかかってしまいましたが、 無事フランを手に入れてほっとしました。 このときに、モン・サン・ミッシェルを案内してくれた現地の方に非常にお世話になりました。 (M)自由時間には、現地ガイドの女性の方と、こちらのつたない英語(単語?)で コミュニケーションを図ろうと悪戦苦闘(?)。意外と通じるものです。 途中で、実はこの方、日本語も少しできることが判明。 3カ月ほど日本に留学の経験があるとのことでした。 その後は、お互いに日本語やら英語やらごちゃ混ぜに単語を並べながら、 あれこれ話をしました。 これも外国旅行の楽しさだなと思いました。とても親切な方でした。 |
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(Y)モン・サン・ミッシェルを離れ、バスで揺られること数時間、その日の宿泊地のベルサイユに 着きました。ベルサイユのホテルはこのツアーで唯一グレードが1ランク上のホテルとの ことで、なんとなくリッチな気分です。 (M)宿泊ホテル、ソフィテル・シャトー・ド・ベルサイユの客室。 ホテルに面した道の突き当たりには、ベルサイユ宮殿があり、すぐ近くです。 部屋のインテリアも、カーテンの模様など、フランス王家の百合の紋章がモチーフとなって いました。 |
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