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その後のみんちゃん「ぴょん」りぼんオリジナル2003年2月号の感想




ぴょん(最終回) / りぼんオリジナル2003年2月号
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彩花みん



 「赤ずきんチャチャ」終了後初の彩花みんさんの連載まんがとなった
「ぴょん」ですが、今回で最終回となりました。まぁそんなに長期に
渡って連載されるとは思ってなかったのですが、もう少し「ぴょん」
「パチ」の活躍を見てみたかったです。毎回違う特殊能力を持った
オバケが登場するというアイデアはけっこうよかったですね。






過疎地(かそち)の子供・ぴょん




「だって 今年の1年生ってぴょん1人なんだもん!!! 学校行っても
お友達できないもんっ!!! つまんないもん!!!」(P.387の1コマ目)

  「ぴょん」の友だちがお話に出てこなかったのはこういう理由だった
のですね、「ぴょん」の性格なら友だちを作るのはそんなに難しくない
はずですが、同い年の子供がのまわりにいなければどうすることも
できませんね。

 「ぴょん」はこれから余程のことがない限り人間の同い年の子供が
友だちになることはないのか… 過疎地の生活も大変だな。

 もし同い年の子がたくさん周りにいたら、きっとたくさん友だちが
できてクラスのリーダー的存在になったかもしれませんね。

 もっとも「ぴょん」なら上級生とでも友だちになれるでしょうから
あまり心配はいらないでしょう。






「わん」は最終回までぬいぐるみだと思っていた…




※いきなり現れた「ぴょん」の親方を見て
「見ろっ!!! こんなでかいぬいぐるみ拾ってきやがって!!!
すぐに捨ててこいっ!!!」(P.387の2コマ目)

 子供部屋と同じくらいの巨大なオバケを見ても「ぬいぐるみ」と
言い切っていまう「わん」
はある意味すごいな。この直後「パチ」や
親方がさんざんしゃべっているの何の疑問も持たないなんて…
どう考えても「ぴょん」がこんな巨大な物体を部屋に搬入(はんにゅう)
できる訳ないじゃん。

 なんだか「赤ずきんチャチャ」のマリンちゃんが最後まで
おおかみリーヤとリーヤが同一であるということを信じなかった
のを思い出すな。マリンちゃんは目の前でリーヤがおおかみリーヤに
変身してもリーヤとおおかみリーヤは別のものだと信じてたし。


しゃべるうさぎのぬいぐるみがーっ!!!」(P.399の3コマ目)

 結局、最後の最後まで「ぬ い ぐ る み」だと信じて
疑わなかった訳だが… "しゃべるぬいぐるみ"と一度理解して
しまったら、もうオバケだと認識するのはほとんど無理でしょうね。






親方から「パチ」に対して帰郷命令




※走り専門のオバケのトップが「ぴょん」の家に登場
「走り専門のオバケのトップ的存在なのです!!!」(P.388の1コマ目)

 走り専門のオバケってそんなにたくさんいるのか… 走り専門のオバケ
だけでちょっとした街をつくれるのでしょうね。これまで登場した面白いオバケ
たちにもそれぞれ社会があるのかもしれません、大爆笑専門のオバケ
たくさんいるところには行きたくないな。


「おまえが仕事を放棄して帰ってこないから山はえらいことになっとんじゃ」
(P.388の4コマ目)

 そもそも「ぴょん」のところに居座っている「パチ」はもともと何をしていた
オバケなのでしょうかね? 「パチ」がいなくなったことによってもと居た場所が
困っているというのなら、それなりの役割があったのでしょうが。

 「パチ」は熊に追いかけられて逃げたのがきっかけて里に下りて
きたんでしたよね、動物に追いかけられて本気で逃げ惑うような
オバケに何か重要な役割が与えられているのか?


「里遊びはほどほどにして帰ってこい!!!」(P.388の5コマ目)

 とうとう帰郷勧告か… 「パチ」は成り行きで「ぴょん」の家に転がり込んで
しまっただけなのですから、いつかはこういう日が来てもおかしくは
なかったです。どう考えても「パチ」がきちんと故郷に「ぴょん」の家に
いるということを連絡したとは思えないですし。

 いきなり「パチ」がいなくなったのですから、周りのオバケたちは
心配したでしょうね。






「パチ」が「ぴょん」の家にい続けた理由は… 「パチ」が帰りたくない理由は…




それに!!! あのドラマも あのアニメも あのバラエティ番組も
あの歌番組も見れなくなるじゃないですかーっ!!!
」(P.389の2コマ目)

 「パチ」は「ぴょん」が好きだからではなく、テレビを見たいからという
理由で「ぴょん」の家にい続けたんですよね… だってこれまでの
お話を振り返って見ると「パチ」が楽しそ〜にしてるのはテレビの話を
している時だし。


※「パチ」がテレビに対する熱い想いを語ったのを聞いた「ぴょん」は
山に帰りたくない理由 そっちの方が大きい気がするんだけど…」
(P.389の3コマ目)


       今 ご ろ 気 づ い た の か よ !!! (笑)


 もちろん「パチ」はテレビを見るだけのためだけに「ぴょん」の家に
居たわけじゃないのだろうけど、テレビを見たいからっていうのも
大きな理由の一つであることは間違いないでしょう。






親方とぴょんの家残留をかけて対決することに




ワシの走りについてこれたら修行の価値ありとして 残ることを
許してあげよう
」(P.390の1コマ目)

 「ぴょん」との楽しい生活を続けるため、そして何よりテレビ漬けの生活を
守るため、「パチ」は親方より速く走らなくてはならなくなりました…

 この親方、一体どの程度の速度で走れるのかなと思ったら
走り専門のオバケのトップだけあって…


「どうした おまえら!!! 全然 遅いぞ!!! ワシなんか もう
地球一周してきたぞ!!!
」(P.394の1コマ目)


     「 パ チ 」 、 「 ぴ ょ ん 」 と の 生 活 終 了


 しかしあんな巨体が世界中をかけめぐったのなら
あちこちでとても大変なことが起こったんだろうな
車とかにぶつかっていてもおかしくないし。






「ぴょん」、「パチ」と別れるのを嫌がる。結局「パチ」は里に残留





「だって いやだもん!!! パチちゃんがいなくなるなんて
いやだもーん」(P.395の4コマ目)

 まぁ、同い年の友だちがいないからな… いまさら「わん」やカズオしか
遊ぶ相手がいない生活に戻りたくはないだろうし。


 しかしこのままあっさりお話が終わらないところがいかにもみんちゃんらしい…


じゃあ明日 おまえの仕事まとめて送るからっ」(P.396の4コマ目)

 「パチ」が帰るのではなく、仕事をパチのところにもってくることに
なりましたね、別に親方としては「パチ」が仕事さえこなしてくれれば
いいのですから、ぴょんの家で仕事をするのまであれば無理やり
「パチ」を連れ帰って嫌われ役になる必要もないし。






ついに明かされる「パチ」の本業





若手の教育係をやってたんですね 子守もいいとこで
もう大変なんですよ
」(P.397の4コマ目)

 「パチ」って若手じゃなかったのか… ん?子守ということは
大量の子供がぴょんの家に…


ぎゃーっ!!! 何これーっ!!?」(P.399の2コマ目)

家族にとっては新たな戦いの始まりだな、特に「わん」は
大変だよ。

 しかし皮肉なことに、一連のオバケ騒動のもともとの原因は
「わん」が「パチ」を拾って帰ってしまったのがすべての始まり

なのだが…


 ところで「パチ」という名前は「ぴょん」がつけたものですが
「パチ」の本当の名前は一体何???