SuperMicro P3TDDE
我が家のメインPCのマザーとして頑張ってくれているASUS CUV4X-Dですが、最新のベータBIOSにてなんとかPen!!!D-Stepには対応しているものの実質的にそれが精一杯であり、最新コアであるTualatinPen!!!はまったく動作する見込みも無いため、思い切ってマザーボードを新調してみることにしました。
とりあえず新マザーを導入するに当たっての条件としては
1.当然ですがTualatinコア対応&VIAチップセット(笑)
2.SDRAMが使用可能(メモリの値段が高騰しなければ割愛しても良かったのですが・・・)
3.サウスチップが686のマザーは除外(MVP3.5からの付き合いなのでもういい加減勘弁です>686)
以上ここまで明確に対象を絞り込めると後は自動的に検索エンジンから、今回購入したSuperMicroのP3TDDEというマザーが導き出されました、というか他に選択肢は無かったのでこれに決めたというのが正解かもしれません。
今回購入したP3TDDEという板の構成を簡単に説明すると、Apollo Pro266のTualatinコア対応版であるApollo
Pro266Tを使用したマザーボードであり、ノースブリッジとサウスブリッジはPCI接続ではなく、VIAが誇る最新のテクノロジーであるV-Linkにより結ばれております。また、このチップセットを搭載したマザーのほとんどがDDRメモリ専用として発売されている中で、唯一SDMAMが使用できるマザーとしてかなり特異な位置に存在するマザーであると言えることができると思います。
パッケージ
今まで使用していたCUV4X-Dの箱と比べると明らかに一回りでかいです、こいつを受け取ったうちの奥様の話だと宅急便屋さんも箱の中身をかなり気にしていたとか(笑) 箱の上で堂々羽ばたいている白頭鷲がアメリカ製であることを主張しています。でも実際のところマザー上ではDesigned in Americaとなっており製造場所は台湾のようです。 |
付属品一覧
ご覧のように箱の方は無駄にでかい訳でもなく、I/OパネルやさらにはCPUクーラーまで付属する充実ぶりです。わざわざクーラーを付属させて来たことからも、Pen!!!の高クロック版に付属する巨大ヒートシンクが取り付けられない事が予想されますが、現状所有しているPen!!!866Mhzでしたら十分使えると思いますし、さらに0.13μプロセスのTualatinコアならさらに発熱も抑えられていると思いますので、この付属のクーラーでも十分事足りるかもしれません。 ただし1Uラックサーバー用なのか薄型のFanを使用して高さを抑えているのは良いのですが、あまり騒音を苦にしない私でもうるさいと感じるので、このクーラーを使用するとしてもFan交換は必須かもしれません。 |
マザーボード外観
外見上や大きさ等特にApollo Pro133AマザーのCUV4X-Dと変わるところはありません。 気になる点としては、妙に少ないソケット周りのコンデンサーとPCIスロット最下部についているACRSLOTが挙げられますが、これも言われなければ気づかないという程度のものであり、実に基本的な構成のマザーボードであるといえると思います。 またオンボードデバイスとしてPROMISEのFT100RaidコントローラーとIntel82559イーサネットコントローラーが搭載されているので、現在のところマザーボードに差し込まれているのはAGPのビデオカードとサウンドカードのみという、実に寂しいというか投資しがいがあるというか非常に悩ましい状況になっています(^^; |
電源コネクター
最初見たときにかなり動揺したのですが、このマザーのATXコネクターは24pin仕様のものが採用されています。一瞬電源購入の悪夢が脳裏をよぎりましたがこの写真右側に合わせて差し込むことにより、通常の20pinコネクターも使用可能でした。 これは結構あせりましたね |
補助電源コネクター
今まで使用していたCUV4X-DにもありましたがP2Tと呼ばれる補助電源端子です。Dualマザーの場合同じチップセットを使用していてもシングルCPUモデルに対して搭載可能なメモリ量が増えていたりするので、素人考えですがこのようなコネクターがついているマザーには安心感がもてます。 ちなみにCUV4X-Dの場合には最大4GB のメモリを積むことができるとなっていましたが、実際にはレジスタードSDRAMを使用しないと4本のSLOTをすべて埋めた場合に不具合が出やすかったようですが、今回のP3TDDEでは手持ちのノーブランドメモリ(当然非レジスタード)の4本差しでも今のところ安定して動作しているようです(さすがに上限の4GBではテストしておりませんのであしからず) |