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第96回 植村直己・帯広野外学校
冬の冒険学校 2019の記録  
  
★雪は少なく、寒さは例年並み。天候には恵まれたものの、雪洞は作れずテント泊、水を作る雪もないという悪条件の中、参加した6名のメンバーが冬のプログラムに挑戦しました。

参加メンバー
【1班】岩瀬日和(帯広市・中1)/伊藤勲(帯広市・小5)/菅原うみ(音更町・小5)
【2班】伊藤勇悟(帯広市・中1)/酒井希望(白糠町・小5)/向井陽生(芽室町・小5)
スタッフ:小貫耕喜(校長)・山本義明・高柳昌央・佐々木誠一・酒井伸吾
      北沢 実・大森英邦・岩瀬早苗
   
         
1日目    
13時から開校式、持ち物チェックや諸注意などのオリエンテーションを終え、まずは雪洞代わりのテント設営にとりかかった。さらにログハウスで炊事に使うスベア(灯油コンロ)とコッフェル(鍋セット)のレクチャーを受け、野外で夕食作り。例年は雪を溶かして水を作るところから始まるのだが、今回は炊事で使う雪にもことを欠くというコンディションのため、ポリタンクの水を使うことに。メニューは、煮込みウドンとポリ袋に水と米を入れてボイルたご飯。今回のキャンプでは、できるだけ鍋と食器を汚さない工夫をした。
 夜はログハウスで「植村さんと野外学校のこと」「冬のアウトドア生活」の研修。夜食のまんじゅうを食べ、21時ころにテントへもぐりこんだ。
 
雪洞の替わりにテントを設営
スベア(灯油コンロ)の扱いを学習

外で夕食の「ウドン」作り
ログハウスで冬のアウトドアの研修 
いざテントへ!
2日目    
6時半に起床。外気温は−18℃程度。テントから出てきたメンバーは「そんなに寒くなかった」とか…。朝のつどい、散歩のあとは野外で朝食作り。メニューは前日のうどんの残り汁に残ったご飯を入れた雑炊。午前中はビーコンを使ったプログラム。最初にビーコンの説明を受けたのち、班対抗で「宝さがし」。その後は学校林に入って、ブドウ蔓を使った「ブランコ」「木登り」などで自然を満喫。昼食後は間伐作業とマキ割りを頑張った。夕食は寒さに耐えて「ジンギスカン&焼きそば」。食後はタワーの下でたき火を囲んでマシュマロを焼いて食べたり…21時には完全装備でテントへもぐりこんだ。    
無事にテントから出てきた  朝食つくり  ビーコンを使って 
学校林で遊ぶ
 
ブドウ蔓でターザンに

間伐作業 
マキ割り  タワーの下でジンギスカン 
タワーの下でたき火も
21時、テントへ 
3日目    
この日も6時半起床、気温は−20℃ほど。朝食のメニューはレトルト丼。今回は雪を溶かして水を作り、このお湯でレトルトの具材とご飯をボイル。食べ終わるまでにゆうに2時間はかかってしまった。食後は恒例のあと片付け。テントをたたみ、スベアとコッフェルをきれいにし、帰宅前の個人装備のパッキングに、またしても2時間ほど…。感想文を書き、昼食を終え、閉校式で小貫校長から一人ずつに修了証書が手渡され、13時に予定通り解散の運びとなった。    

朝の散歩でご来光を待つ 
朝食つくり  スベア・コッフェルをきれいに  閉校式  修了証書の授与 
     
 参加メンバーの感想文

「平成最後の野外学校」  岩瀬 日和

私は、これが平成最後の野外学校になります。野外学校は準備がとても面倒くさいです。二階からかばんを出して、これはどこだ?などとなるのが嫌なのです。そして準備がおわらず。お母さんに怒られる。というのを毎回くりかえしているので大変です。けど、来たら楽しいです。寒くて、手が冷たくて、足も冷たい。
 始まる前にログハウスに入ったら虫だらけ。それをスタッフに言ったら「動き出す前に掃除機で吸っちゃえ」といわれて、しぶしぶとやったら、あとから二人来たので、入場プレゼントのほうきとモップを渡したら、もくもくと掃除をしてくれてとてもきれいになりました。
 一日目・・・
 お昼を食べずに夜のうどんとなり、おいしかったです。ウドンが凍っていたのですごいなぁと思いました。凍ってすごいと思っていたのは最初だけで、次の日以降はもう冷たいのは嫌になっていました。
 二日目・・・
 学校林へ行って、つるで遊びました。一回挑戦してみたら、重力のせいで落ちて、二回目は結構のぼっていられたので、うれしかったし、写真もとってもらえたのでよかったです。高柳さんの話がすごくリアルで、これは凍傷じゃないか、もしかして低体温症?と思ったりしたけど、ふつうでした。夕食は、班の人たちが食べられないと言うから食べてやったのに()と思いつつおいしかったし、おなかいっぱいになってよかったです。焼肉はすごい肉の量と、すごい焼きそばの量ですごかったです。そしてマシュマロも食べておなかいっぱいでした。ジュースじゃんけんでは、グー×5と、パー()で一人かちをしてうれしかったです。
 三日目・・・
 朝は散歩をして、野外学校の領地は広いなと思いました。朝ごはんは、私は中華丼がよかったです。ねぎのみそ汁もおいしかったです。
 目標の荷物をきれいにしまえたので、箱が便利でした。寒かったけど楽しかったです。来年は雪が降ればいいなと思いました。

 
 

「たのしかったこと」  伊藤  勲

 ぼくが植村直己・帯広野外学校でたのしかったことは二つあります。

 まず一つ目は、と中からきたんですけど、夕ごはんを作ったことです。なぜかというと、ひさしぶりに、スベアをつけることができたからです。

 二つ目は、木のぼりです。なぜかというと、ズボンにあながあいたことと、つるにのってターザンみたいにしたことです。

 

「野外学校を体験して」  菅原 うみ

二〇一九年一月十二日〜十四日に「冬の冒険学校」があった。
 僕は、それに行った。理由は、お兄ちゃんが一回行っていたから。でもお兄ちゃんは夏だったので僕は冬の冒険学校に行った。
 まず、1日目は、テントを立てたりして、ご飯を作った。夜ご飯は、にこみうどんとお米だった。僕のはんはいっぱいご飯を食べてくれる人がいたから、いっぱい食べられた。だけどスキー用の手ぶくろだとはしをもてないので、手ぶくろをぬがないといけないので、手がつめたかった。そしてねた。
 そして1日目が終わった。だが、夜に起こされてとなりの人が「ねえ、動物がほえているよ、ほらオホホ〜っていってるでしょと」起こされた。
 2日目はいろいろイベントもりだくさんだった。その中でもおもしろかったものを二つあげる。一つ目は「ハイテク宝さがし」だった。ルールはビーコンをつかって、もうひとつのビーコンをさがすというものである。そして二つのチームにわけて、かた方のチームがビーコンをかくし、もう一つのチームがそのビーコンをさがすというゲームです。そして、ぼくは最後だったけど最速タイムの1分ちょっとだったので、すごくうれしかったです。
 そして午後は木を切りました。そして僕が約一人で木を一本ふといのをたおしました。すっごくうれしかったです。そして夜ご飯は、まちにまった焼肉パーティーでした。けっこうおなかがいっぱいになりました。
 そして二日目がおわりました。
 三日目は、そこまで大きなイベントはなく最終日になりました。あとかたづけが大変で、コッフェルを洗うのをがんばって、そのあとのお湯が最高でした。

 

「二回目の参加」  伊藤 勇悟

参加は今回で二回目だったのですが、今年は雪が少なく、雪どうの中にねることはできなかったです。ですが、テントの中でねることができました。
 さいしょは、かなりさむくなると思っていましたが、意外にさむくならずあたたかったです。あさごはんをつくるときは、とてもさむかったです。 

 

「初めての冬の野外学校」  酒井 希望

 ぼくは初めて冬の野外学校に来ました。夏に来たときとはちがい、外に行くたびに、寒くて死にそうになりました。でも、外に行く時間がすぎるとログハウスに入れてあたたかくなります。そして空き時間ができて、自由時間ができ、そこで、とてもおもしろかったです。たとえばゴロゴロして、みんなでおかしを食べて、お話したりしたし、森に入ってみればターザンロープで遊んだり、ペットボトルを空中で回して立てたりなどをやって遊んだりして楽しかったのが頭の記憶で残っています。
 しかし、残念なこともありました。ただ寒いことや、キャンプファイヤーで火がつかなかいことや、寒くてスープがつめたくなったとか、いろんなことがありました。しかしこれも一しゅんのことでした。ぼくは、すべてが楽しい思い出の作文だと思います。 

 

「はじめての冬の野外学校」  向井 陽生

ぼくは初めて冬の野外学校に来ました。最初はさむくて、つらいキャンプだと思いました。けど来てみて思ったよりもさむくさくなくて、逆にあついくらいでたのしくてぜんぜんつらくなかったです。
 まず1日目はテントをたてて、ごはんをたべました。あとは植村直己のことや、とうしょう、低体温しょうの話しをききました。
 
日目は、ごはんをたべて、ビーコンでビーコンをさがしました。木こりになろうというプログラムで木をきりました。2日目の夜になると、「もう2日目か〜」という気持ちになりました。また冒険学校に来たいです。