競馬場、開催日ごとのレースを一覧表示して、タイムやペースの比較を行います。 また、同日のレース、日毎の傾向を比較することで、馬場状態の変動をより正確に測ることができます。 開催分析ボタンをクリックするか、メニューバーより「データ(D)」-「開催分析(R)...」を選択すると、開催分析ウインドウが開きます。 (1) (2) (3) (4)開催日グリッド (5) (6)レースグリッド 1~3着馬脚質…全レースの1~3着馬の脚質回数の合計です。 1着馬名、タイム…1着入線馬の馬名、タイムです。 タイム基準比…基準タイムです。()内は、1着馬タイムとの比率です。 前半…レース前半のタイムです。前半距離は距離によって異なります。 前半基準比…レース前半の基準タイムです。()内は、「前半」との比率です。 上3F…レースの上がり3Fタイムです。 上3F基準比…上がり3Fの基準タイムです。()内は、「上3F」との比率です。 ペース…「前半基準比」と「上3F基準比」から求められた、レースのペース値です。 前+3F…前半+上がり3Fタイムの基準タイムとの比率です。 脚質…1~3着入線馬の脚質です。 「タイム基準比」「基準前半」「上3F基準比」「前+3F」は、比率100.00以上が青、99.00~99.99が緑、99.00未満が赤で表示されます。 基準タイムと馬場補正値開催分析機能を有効に活用するためには、基準タイムと馬場補正値の設定が重要になります。基準タイムは、平均タイムとレコードタイムを元としたものが設定されています。 メニューバーの「データ(D)」-「基準ラップタイム(L)...」で変更可能です。 (2007年2月現在、阪神競馬場の新コース(外回り、ダート2000mなど)の基準タイムは、データ不足のため未設定となっています。) 馬場補正値とは、日ごとの馬場状態の差を数値化したものです。 開催分析機能の使用例開催分析機能の使い方の一例です。2007年1月20・21日小倉の馬場補正値を設定して分析を行います。 表示される分析データは、初期設定の基準タイムによるものです。 1、データを表示する 2、馬場補正値を設定する 芝コースの「タイム基準比」を見ると、芝コースのレースは1レースを除き青字で表示され、基準タイムより速かった事を示しています。 前日(07/01/20小倉)のレースも見てみましょう。開催日リストで日付を選択します。 前日の芝コースの「タイム基準比」も、1レースを除いて青字でした。 開催分析ウインドウの右上には、馬場補正値の入力欄があります。 「芝補正」の参考値は、1/20が100.97、1/21が100.82となっています。 ここでは、両日の間を取って100.90に設定してみます。 開催日リストで1月21日を選択して、同様に「芝補正」を入力します。 「参考値セット」をクリックすると、馬場補正値が未入力の表示開催日すべてに参考値を設定します。 3、馬場補正値を反映する 4、レースを分析する
「前半基準比」が「上3F基準比」よりも高く「ペース」の値が大きくなっており、ペースが速かった事を表しています。 今度は、タイム基準比が最も低い1/20日の4Rを調べてみましょう。
先ほどのレースとは反対に「前半基準比」が「上3F基準比」よりも低く、「ペース」の値も低くなっており、ペースが遅かった事を表わしています。 ここで気づいた事は、レース成績ウインドウの「コメント」ボタンでコメントウインドウを開き記録しておきましょう。 このように、タイムとペースを比較してVTRを見ながらレース分析を行います。 |
基準ラップタイムを設定します。 設定したタイムは、レース成績ウインドウの基準ラップタイムと開催分析機能の基準タイムで使用します。 指数には影響しません。 メニューバーより「データ(D)」-「基準ラップタイム(L)...」を選択すると、基準ラップタイムウインドウが開きます。 (1) (2) (3) 「全」…チェックすると、全距離の基準ラップタイムを表示します。 (4) (5) |