●「北へ。〜Diamond Dust〜」 個人的感想 その4
北野 スオミ
・どんな子? 日本人の父とフィンランド人の母をもつハーフの少女。 現在、ケガの治療で日本の叔母の家に滞在している。 日本語もかなり話せるのだが、たまに見当違いな言葉遣いで、主人公などを困惑させている。 父が日本人で、母がフィンランド人のハーフ。生まれはフィンランドで、元フィギュアスケートの将来有望な選手だった彼女。 現在は親友(同スケート選手)との接触事故で足にケガを負ったため、日本に滞在して治療中。 日本語は結構上手だけど、たまに変な言いまわしで主人公を「?」させます。 前作WIの<ターニャ・リピンスキー>を連想させるキャラクター設定ですね。 シナリオとしては果鈴とある意味似ていて、足のケガはほぼ完治状態だけど精神的に問題があり、スケートを滑れない状態… そして主人公と知合った頃はナーバスになっていますが、付合っていくことで主人公がもう一度滑ることをすすめ、スオミがそれを決意します。 こう書くと、何だかスポ魂話みたいですね。(汗) 私としては、 『スオミが親友との事故でスケートが出来ない&フィンランドに帰りづらい?事に対する、憤りのようなものを強く抱いているような描写』 『スオミがもう一度、スケートをしたい気持ちと同時に恐れ&葛藤していて、それを理解しつつ主人公が時間をかけてスケートをもう一度させようとするような描写』 『そんな主人公に支えられていくスオミ自身が、主人公を段々と特別視(好きになっていく)していく描写』 …などを、もっと強くシナリオ上で表現されていたら良かったなぁ〜とか、思ったりしました。 最終的にはもう一度フィギュアスケートを再開し、親友とは仲直りする訳ですが、それまでの流れがどうしても薄く感じてしまいましたので。 それと、日本人ではなくフィンランド人とのハーフであることをもっと感じさせてほしかったかな〜っと。 前作のターニャは、外国人として他のキャラとの差別化が非常に成功していたと思えているからです。 なんだか辛辣なことばかり書いてる気もします(汗)が、北野スオミというキャラクターは非常に気に入ってます。 オープニングでの花畑でスキップしてるシーンは、とても綺麗で強く印象に残ってます。 冗談抜きで、あのシーンはグッジョブ!だと思います(汗) |