●「北へ。〜Diamond Dust〜」 個人的感想 その5
朝比奈 京子
・どんな子? 大学のシネマ研究会で、映画を撮っている女子大生。 自主映画の製作ではかなり有名で、新人賞を数多く獲っている。 ただ、天才肌と言うかその才能と、まわりとのギャップで精神的に悩んでいる。 また、結構キツイ態度とトゲのある話し方をするので、余計にまわりから浮いてしまっている… 大学シネ研(映画研究会)のホープで、芸術肌の強気な女子大生。 前作で言うと<椎名薫><右京葉野香>系列…のヒロインでしょうか?(う〜ん、違うか…) 自分の映像に対する才能&考え方とシネ研仲間との埋めきれないギャップに悩み、軋轢を起こし、そして孤立していく… 現実でもありそうな話で、ある意味5人のヒロインの中で一番身近にいそうなキャラかな?っと思えました。 そして、仲間から孤立した彼女はたった一人、機材を担いで北海道の観光地を転々とする撮影旅行に出発するのです…(涙) しかも、彼女のホームページで行き先をチェックした主人公も、それに合わせて各地を先回り… ちょっとこの辺はPLAYしてて、『普通そこまでしないだろう…』とか思ってしまいました…(笑) シナリオ上京子を追いかけさせるとすると、主人公にそんな行動をとらせるきっかけを強く提示して欲しかったかな〜と。 (シネ研の部長とも知合いになってて、彼女を助けてあげて欲しい…と頼まれたとか…) ただ、各地を転戦?しつつ彼女の撮影助手をしていて仲良くなる部分は、なるほど納得。 そして、段々と主人公に心を開いていく彼女の描き方も何となく納得。 最後は「私達で撮影した…」となりますしね。 ただもう少し、印象的なイベントがあると良かったかなぁ〜と思ったりも。 そして、シナリオ後半で彼女の家に泥棒が入るイベントがありますが、ちょっと唐突でもあり、ある意味定番な展開となりえる訳で、これも突発イベントにしては印象が薄いのかな〜と。 でも、彼女自身が前半、人を寄せ付けない雰囲気のキャラから、後半は段々と主人公と共に自分を見つめ直し、優しい雰囲気へ変わっていくシナリオには好感が持てました。 物語の中で、表面&内面上の変化が一番目立ったヒロインではないかとも思います。 …が、他のヒロイン達ほど印象に残るイベントが少なく、グラフィックも一番少ない!!のが非常に残念としか言い様がありません。 正直に言うと私自身、DDの中で一番良かったのが彼女なものですから…(笑) また、Diamond Dustエンディング部分のフィルム切れてフェードアウトな終わり方も、非常に彼女らしくて良かったし、他のキャラより演出的にグッジョブだったと思います。 ただ、エピローグ部分の監督になった彼女が賞を獲るラストは、意見が分かれるでしょうね。 さて、皆さんはどう感じたのでしょうか? 追記: 実は某siteにて『Kamakur@Love』と言うインターネットドラマを配信されているのですが、その中で『朝比奈 響子』というヒロインが登場してます。(笑) DD京子と何となく通じる?キャラとも言えまして、興味があればまだ配信されているので、視聴(無料)されてみてはいかがでしょうか? |