「北へ。〜Diamond Dust Drops〜」 個人的感想…

第6話「〜札幌〜 朝比奈京子 後篇」

 
今週[2004-2-26]の「Diamond Dust Drops」「マリみて」を見終っての一言…
 
「30分インターバルで、能登氏CVキャラが主役な週だなぁ…」
 (管理担当者はAT-X放送をビデオ録画にて視聴中。連続して見ていました。)
 ・・・すいません。声優ファンではありませんが、つい
<新・白薔薇様><朝比奈 京子>に聞こえてしまいました…(汗)
 しゃべってるセリフも、違和感なかったですし。
 …と、こんなスタートで
Dropsの感想書いてていいのかな…と思う、今日この頃だったり…(汗)

 さて、感想。
 第5話のラストで撮影したハズの映像が
真っ白状態で、頭も真っ白状態?になって幕を締めたところから始まる第6話。
 早速、
京子はシネ研メンバーを集めて問いただしますが、案の定皆さんグルになって京子監督嫌がらせのようです。
 もうこうなると、どっちもどっちな訳でして、
キレた?京子はシネ研を退部
 いやぁ、ゲーム版以上に、
シリアス路線まっしぐらとなってしまいました…
 それでも映画撮影を諦めない
京子は、ユウを撮影助手に風景撮影へと赴きます。
 この辺はゲーム版の主人公&シナリオと同じでして、
微妙なリンクがゲーム版をプレイした視聴者を楽しませてくれます。
 しかし、この撮影旅行?はゲーム版と違い、あまり上手くはいかず、撮影後には
京子は付き合って(付き合せた?)くれたユウに向かって、不条理な感情をぶつけてしまいます。
 このあたりを見てて、実写の人気俳優を配した
トレンディードラマでもやってそうなシナリオだなぁ〜と思ったのは、私だけではないでしょうね。(笑)
 正直
京子と言うキャラクターを使って、ここまで重い?シナリオにするとは…と感じたぐらいです。
 この手のシナリオは
小○原祥子…じゃない、催馬楽 笙子あたりの担当かと思っていましたから…(汗)
 
思い通りにいかない撮影。コンテスト入選へのプレッシャー。そして崩れていく人間関係…
 自分から拒絶したシネ研メンバーとの
決別だけならまだしも、自分を黙って見守っていたユウの優しささえも気付かず、自分だけの狭い視界で考え、一人怒り、そして取り返しのつかない朝を迎えてしまう。
 そう…、ユウさえも自分の前から
姿を消してしまう現実…
 
「大切なものなら捕まえておくべき…」「自業自得…」と言う言葉が、6話中盤で突然京子が口にしたあたり(ちょっと突然過ぎな気もしましたが…)から、やはりそうなるかな…的な伏線を貼ってましたので、それ程驚きはしませんでしたが。
 そして、ユウが姿を消して数日後。
 雨の中、ユウかと思い通行人を追いかけ、別人とわかると
号泣するシーンは何とも言えない場面でした。
 自分を見失って、そしてまわりすら見えなくなって…。そして目の前にいてくれる本当に大切な人さえも
失ってしまった現実に気付かされる…
 男性でも女性でも
感情移入し易い展開に、視聴者の皆さんはこのあたりの場面では声無く、ただ画面を魅入っていたのではないでしょうか?
 そして部屋の本棚に、ユウが
ワザと見つかるように残した8ミリフィルムには、映画を撮り始めた頃の京子が当時の気持ちそのままに、映像として残されたいた。
 
「別に賞を取るために、映画を撮ってた訳じゃないから…」
 その映し出された
姿と、今の自分が重ならないと言うことに、何を京子が失ってしまったのか…
 ユウが伝えたかったであろう
メッセージを、その時初めて気が付かせられたのだと思います。
 気付かされた
過去の想いと同時に、失ってしまった大切な人
 そしてもう一度、
『撮りたいものがまだある』事に気づいた京子はカメラを手に、あの思い出の場所へ…
 
(この思い出の場所が、ダイアモンドダストの撮影場所なら、完璧だなぁ〜と思ったのですが)

 月日は流れ、いつの間にか
シネ研復活部長になった京子。ケンカしていたあの部員に何故か(笑)慕われているその姿は、あの8ミリフィルムに映っていた頃の京子に戻っていた…
 失ったものは
あまりに大きかったが、時間が癒してくれたのかは、誰も知ることはできない…

 
果鈴では書けませんね。こんなシナリオ…(汗)
 
『朝比奈 京子』と言うキャラクターが主役だったからこそ、このシナリオで映像化することが出来たのでしょう。
 見終ってせめて最後に、ユウが
京子の元へ帰って来てくれたらよかったなぁ…と個人的に思いました。
 最終的に、
ハッピーエンド?と言えるのか、微妙なラストとなりましたからね。(汗)
 
しっかし、入部希望者のおかっぱ女子大生って、明理に似てたなぁ〜

 各ヒロイン2話構成(スオミ除く?)の
Drops版5〜6話は、今までの温子編・果鈴編と続き、ゲーム原作のアニメーションとしては非常によく出来ていると思います。
 直接は見ていませんが、
某同人ゲーム原作のTVアニメーション作品(1つしかないだろ…)では、キャラクターの役割が微妙に間違って?描写され、スタッフの勘違い?的なミス・シナリオをNetでファンに指摘されまくり超カレー好きな十字架系特殊機関所属の笑顔が素敵な先輩が、TV版ではカレーを無視して全然笑わないキャラにされてしまっている…と知った時には、『北へ。DD』は本当に恵まれたスタッフによって映像化されたなぁ〜と、マジで思いました…(汗)

 さて、
話が逸れました(汗)が、残りはスオミ
明理笙子と続く[北へ。〜Diamond Dusrt Drops〜]
 
明理笙子あたりのお話がどうなるのか、このシナリオ運びからちょっと怖い(笑)気もするTV版「北へ。」の世界…
 皆さん楽しく?見ていきましょう!
 (終)



第5話「〜札幌〜 朝比奈京子 前篇」


 
「みなさま、ごきげんよう…」
 ・・・
 
ちょっとだけ、こんなセリフからの始マリみて見たかったDrops[朝比奈京子編]
(汗…志摩子さんの声はコチラ)
 
ゲーム版「北へ。DD」発売後、人気があるのか?無いのか?今一つハッキリしづらかった彼女の物語が、Drops第5〜6話で展開されます。
 今では
一部?根強いファンを獲得されたよう(笑)で、実は管理担当者も一押しキャラだったりしています。
 
Dropsのヒロイン6人?の中で、一番気性が激しいであろう(笑)彼女の第5話は、まさに本領発揮と言った感じでしょうか。(笑)

 朝比奈京子 (21歳):女子大生
 アマチュア映画の監督をしている彼女は今、映像作品を作ることに全力を傾けています。
 また才能にも恵まれ、アマチュア映画界でいくつもの賞を受賞しています。
 しかし、その映像に対する真摯な情熱と才能は、彼女が所属しているシネマ研究会の他の部員とは大きくかけ離れており、その埋まらない溝はまわりの人間関係にも彼女自身の心にも大きな負担となり、やがて決定的な亀裂となって壊れてしまう…


 ストーリーの概要は
ゲーム版と同じなのですが、さすがはアナザー化の進むDrops版
 なんと彼女には
同棲中?の彼氏が登場しております…(驚)
 
ゲーム版とは決定的な違いとなりますが、ある意味、STAFFの方々がDiamond DustのTV版」ではなく、Drops版の朝比奈京子編」と言う物語を作っている事を前回の果鈴編以上に明確に示した設定となっているのが、第5話の特徴と言えるではないでしょうか。
 では、
大枠だけ一緒な京子シナリオとなっているのだろうか?
 それは
違うだろう…と思いました。
 第5話を見終わった時点での
率直な意見として書かせてもらうならば、
『ゲーム版以上に練られた京子シナリオであり、またゲームをプレイした方々にはそのシナリオ内の随所に見られる『心憎い細かな演出』には、正直STAFF(特にシナリオ)の方々に「いい仕事してますね〜」と言ってあげたくなりましたから。(笑)
京子の口癖やゲーム版プレイヤーのドッペルゲンガー?みたいなキャラのお笑い場面&そこを通りすぎる『まふゆ』らしき人物などなど…)

 
ゲーム版ではシネ研のメンバーとケンカ状態となり、一人撮影を敢行する京子にプレイヤーが協力していくことで、京子の内面的な感情をシナリオで表現していくパターンがゲーム前半の構成でした。
 しかし
Drops版では、シネ研メンバーと対立していく部分を撮影と言う現場で描きつつ、京子とシネ研の考えの違いをキチンと説明(部長がね…)し、同時に京子の強行な監督力でどんどん深まっていく感情的な軋轢を短い時間で無理なく視聴者の私達に理解させてくれています。
 
ゲームをしていない初見の方にも、京子の性格ハッキリわかったことでしょう…(汗)
 
『京子なら撮影中に携帯で話してる女優を、あんな風に怒るだろうなぁ…』
 『帰宅中の電車の中で、コンテを真剣に考える京子にも納得。きっと彼女ならそうしていそうな…』

 
『八方美人的な部長も、リアルに再現しているなァ〜 (顔変わってるけど…汗)』
 そして、いい作品を作って賞を獲りたい。
ゲーム版では理由に今一つ説得力を持てなかった部分でしたが、Drops版では、コンテスト関係者を配し、アマチュア映画の京子監督期待している場面をちゃんと入れています。
 そう、見ていてゲーム版の京子シナリオで
弱かった部分の説明や心理描写などが、キチンとプラスされてストーリーが流れている…と思えたのです。

 そして、京子の
内面的な部分を表現する部分では、オリジナルキャラクター『ユウ』を通じて京子の不安焦りなどを視聴者に見せています。
 
ユウと言う存在が京子に無ければキツイとこだらけの京子しか見せられなかったのでしょう…
 
『異性』としての存在と言うより、『心休まる存在』としてユウが使われていますし、逆にユウのおかげで私達視聴者は、ゲーム版後半の心優しい?京子を、短い第5話の中で垣間見れることが出来た訳ですね。
 
(しかし同棲生活してるけど、京子優位な生活のようです…。料理作らせてるし。(笑))
 そんなオリキャラの
ユウですが、さすがに同居人です。京子の強がってる部分をちゃんと理解しているようでして、気分転換に京子を遠くの河川に自転車二人乗りで連れ出します。
 自転車で走りながら、川に反射して映る
美しい月光を見せることで京子の心を和ませるシーンは『こ、これは青春映画か…(汗)』と思わせるようなシーン描写であり、逆にDrops版製作スタッフが映画撮影をている京子の設定を意図的に反映させたシーン?として、視聴者に見せたかったのだろうか…とつい勘ぐってしまいました。
 (こんな感想書いてるのは、私だけだろうなぁ…汗)

 まぁ、これで
次回に続く…でも結構納得なお話だったのですが、京子へ仕返しとばかりに悪巧みが喫茶店で進行していました。
 翌日、主演女優が
えらく友好的に京子の撮影に戻ってきます。
 そんな主演女優を見て、なぜか
ビクついてる共演者…。何かやるなぁ〜と感じさせてから
エンディング
 切ないバラード調の「会いたい」を聞き終わってラストシーンへ。

 
…仲直りした出演者を映したはずのテープには、何も映っていなかった…
 
…言葉無く、ただテレビを見つめる京子とユウ…
 
・・・次回、京子様は大爆発!&御乱心!でしょうか・・・(汗)

 いや〜、
キチンと後篇へ続く落ちまで準備してて、正直ゲーム版以上に魅力あるシナリオだな〜と思いますよ。
 
ゲーム版では扱いが不憫でしょうがなかった京子ですが、Drops版では魅力全快?となったのではないでしょうか?
 ただ一言。作画と言うか、画像クオリティーが一部
落ちてる部分があったようで残念でした〜
 
(まぁ、この辺は気にしだすとキリないですけどね。(笑))



第4話「〜北見〜 白石果鈴 後篇」

 
全国12万人(増えた?)の果鈴ファンな皆様、こんにちは。(また…)
 果鈴編ラストな第4話です。
 今回は、おもいっきり伏線貼りまくりだった
[私のファンさん]問題(笑)に決着がつくと同時に、大きく変化していく果鈴の心境、そして決断の時…が見所?となったことでしょう。

 お話では、
[私のファンさん]正体がわかっていく過程で、大きく揺れ動く果鈴の心境が、果鈴自身が見る(映像)と言うカタチで非常にわかり易く視聴者に見せてくれたと思います。(そりゃもう、大人から子供まで…。多分)
 放送中、
果鈴姫が登場?する夢見の演出は古くからよく使われる手ですが、短い24分程度の放送で多用したのは、見てた方にどう映ったのでしょう?
 
「個人的にはどうかなぁ〜?」と思いはしたものの、果鈴の心情をハッキリ伝える事が出来たのも確かでしょう。
 それに、他のヒロインでは使いづらい演出だったでしょうしね?
(スオミならいいか?)
 
『果鈴とその夢』なら、誰もが納得出来る演出でしょうし。(笑)

 さて、前回ラストで、
[私のファンさん][甘粕先生]だと思い始めた果鈴。
 既に「嫌いな先生」からまだ本人も気付いていない
淡い恋心の対象になってしまいます。知らない間に大出世ですね。甘粕先生(^_^;)
 そんな
果鈴に今までにない感情の表れとして、診察時におめかし?とばかりにリボンを付けてみたり、担当看護婦の結城さんに「胸」の悩みなどを聞く始末…
 
微笑ましいです。男性である管理担当者にはわかりませんが、女性の視聴者の方はこの場面で頷いたりしたのでしょうか。(笑)
 そして、
[私のファン]さんからのメールに今まで書いていない『手術』の言葉を見た時、自分の周辺にいて手術を進める甘粕先生[私のファンさん]だと確信する。
 しかし、事態は一変…
 病院内の庭へ歩いていく甘粕先生の後を追った果鈴は、予想だにしない
光景(視聴者の一部は予想してたでしょう…)を見てビックリ。
 甘粕に仕事
(果鈴の事)の不安を打ち明けている看護婦の結城さん。その場で元気付け?とキスをしてるところをバッチリ果鈴に見られてしまいます。実はこの二人、恋人同士…
 この
ダメ押し?事実で、また塞ぎ込んでしまう果鈴。そして、夢の2人は悪役状態になってしまう…
 看護婦の
結城さんを使ってここまでの展開。
 ちょっと予測外でした…
 てっきり、恋人展開なしで
結城さん独断先行(写真はちょっと拝借)なシナリオかな?っと、予測してたのですがちょっと読みが甘かったです。(笑)
 ただ、こうする事で果鈴にとっての
味方を一気に悪役に出来たわけです…が、だからと言ってこのまま悪役が必要となるお話でもありません。
 結城さんが
『看護婦』としての自分の声が果鈴に届かぬなら、別に勇気付けられる『存在』として、Net上に[あなたのファン]を作りだし、結果として果鈴を傷つけてしまったことをながらに謝ります。
 その後、アルバイトの
過労で倒れ病院に運ばれてくる(タイミングいいね、兄15号…)兄:満の姿。
 周りのそれぞれの
想い真実を知っていく果鈴。
 そして、みんなが果鈴を
大切に想っていると優しく語る甘粕先生。
 果鈴が手術を受けさせる決心をさせる為に、それぞれのキャラに
割り振られた役とシナリオではありますが、いいお話だなぁ〜と。手術系なお話の基本と言うか、しっかり押さえてますな。(汗)
 そして自分の甘えをハッキリと自覚し、果鈴は翌日に手術を受ける
決心を告げます。
 手術中の
で、手術を決心した果鈴が怯えている少女(手術を怖がっていた果鈴の心)を助け、既に少し前の自分より成長している事を示した部分は、第4話を見た方全てに伝わったでしょう。
 そして、怖がっていた手術でしたが、甘粕先生にそばにいてもらい無事に
成功となります。
 ・・・
 
…あれ、手術終わっちゃたよ…
 温子編と違い、果鈴編は
『完全なDrops版シナリオ…』と言うか、パラレルと言うか、ゲーム版には結びつかない終わり方となりましたね。
 
(しかし、兄満の友人がボロバン車で登場。微妙にゲーム版とリンクしている…?)
 これからの、
京子→スオミ→笙子→明理は一体どうなっていくのでしょう。

 果鈴にとっての
王子様は出てきませんでしたが、「白石果鈴」を大切に想うそれぞれの人々
 そして
果鈴自身の心の成長を描いたDrops果鈴編第3〜4話。
 アニメーション作品だけに
魅せる要素も多く、ゲーム版シナリオとはかなり異なる部分が多かったですが、2話完結としてキレイにまとまったお話だったと個人的に思います。
 全国の
ゲーム版をPLAYされた方々は、果鈴への印象がちょっと変わったかも知れませんね。
 逆に、
Drops版果鈴編で初めて『北へ。DD』を知った方には、ゲーム版もお勧め出来ます。その方達はゲーム版前半しか見ていないことにもなるのですから。

 さて、
どんどんゲーム版シナリオからアナザー化?していく「北へ。Diamond Dust Drops」
 次回からは、なぜか
彼氏持ちになってるらしい第5話『朝比奈 京子』編がスタートです。
 
「皆様、ごきげんよう。」とか言わないだろうな…。(笑…AT-X放送1時間前には言ってます。だって白薔…)


 
ps.しかし「ちゃん」付けを許さない果鈴に向かって、『果鈴』って甘粕先生があの声で呼びまくる度に…
 
「ター○エーガ○ダム」グエン・ラインフォード卿を思い出していたのは、私だけなのでしょうか…?(汗)
 ちなみにCVは、青羽剛氏ですしね。



第3話「〜北見〜 白石果鈴 前篇」

 
全国10万人(いるか?)の果鈴ファンな皆様、こんにちは。(おい…)
 待ちに待ってた?
果鈴編がスタート致しました。
 
(ちなみに管理担当者はメガネのファンですので…)

 …とまぁ、定番な前振りは置いときまして、
Drops第3〜4話は<白石果鈴>をヒロインとした物語です。
 前回2話まで見た状態ですと、果鈴編も
期待していいかな…と思っていましたが、期待は裏切られませんでした…と個人的には思ってます。

 白石果鈴15歳。現在を自然気胸を患い、2年間も北海道北見の病院に入院している少女…
 手術をすれば完治出きるのですが、ある原因のために手術を拒み続け、病院の中だけが自分の知る世界となりつつある…
 そんな沈みがちの心を病院のベットの上で自作の童話を書き、HPに載せることで明るさを保ちつつ、また入院生活からの寂しさを紛らわせようとしている少女…

 
ゲーム版[夏編]の果鈴シナリオをキチンと描きながらも、Drops版ではそれ以上に果鈴の病院内での環境や心情を、綺麗に描写していると思えました。
 まぁ、
ゲーム版をプレイされた方は当然御存知だと思いますが、プレイヤーは果鈴と知合った後、メールお見舞いを主として果鈴と接していくことになるのですが、それはプレイヤー側からの視点であって、果鈴の視点ではないわけです。
 今回の
Drops版第3話では、当然果鈴から見た視点でお話が展開している訳でして、温子編以上にヒロイン(果鈴)中心として練られたシナリオ(TV用)は、古典的な表現ではありますが、起承転結?がキレイにストーリー上で展開していたお話だったと思えます。
 個人的に第3話を見終わって、
「スッキリしたお話だったなぁ〜」と思いましたから…(汗)

 そして、雑誌・OP・EDなどの前出情報でやたらと
おしとやか&年齢高めなデザインに思えていたヴィジュアルも、実際に見てみれば歳相応な果鈴の表情など、あまり違和感も抵抗もなくDrops版果鈴として見れました。
(NOCCHI氏ファンから見たら、どうだったのでしょう?納得出来ましたか?(笑))

 内容としては、
ゲーム版では多く描かれなかった(と言うか、描けなかった…)病院内での果鈴に起こった出来事?として、お話が作られているようです。
 わかりませんが、第4話の
ラストにて、果鈴の兄が東京から訪ねて来た友人を果鈴に紹介するかは、見てのお楽しみってトコロでしょう。(笑)
 また、
オリジナルキャラクターとして、果鈴担当として甘粕先生が登場します。
 果鈴にとっては最初イヤな先生として登場しますが、真剣に自分の事を心配してくれている事に気付き、段々と意識していくようになる。
 また同じ頃に、果鈴のHPを見た
[あなたのファン]さんと言う人から、励ましのメールをもらい、Net上で親しくなっていく。
 
[あなたのファン]さんから送られてくる北海道の写真画像を楽しんでいた果鈴だったが、ふとした事から実際の写真を、ある人の机で見てしまい、言葉に出来ない衝撃を受ける事になる。
 その机の主は、他ならぬ
甘粕先生だったのだから…

 ストーリーとしては容易に
推測できる展開なのですが、その展開自体がスッキリしてて気持ちいいテンポなのが何とも言えませんでしたね。(水戸の黄○様的と言うか…)
 ただ、
[あなたのファン]さんが甘粕先生でない可能性も、ある意味非常に高いと思われます。
 正直言って、最終的に
甘粕先生と思わせる展開でいて、誰だかわからないようにシナリオを書いて(伏線貼りまくり…)る節が強いような印象がちょっとあるかなと…
(果鈴兄、看護婦さん、担当主治医、などみんな怪しいと思わせ…)
 最後の最後で、果鈴が指指しながらカメラ目線で、
 
次回、迷探偵カリン。「[あなたのファンさん]は、貴方だ!」とか言うフレームを、つい考えてしまいましたよ…(汗)
 何気に推理ストーリー的展開までも引きずって、次回後半戦突入の第4話。
 ビデオには撮ってるので、とっとと見たいと思います。(汗)

 しかし、
Drops版果鈴兄はえらくカッコいいなぁ〜



第2話「〜函館〜 茜木温子 後篇」

 遅れての感想になってしまいました(汗)が、第2話の感想です。
 先にNet上で他の方の書いた感想を見ていたので、ちょっと
不安な気持ちだったのですが、正直見終わって、
 
『・・・なるほど、手堅いなぁ〜・・・』
 まず最初に、こう感じました。

 
<茜木 温子>と言うヒロインを使って、ゲーム版<北へ。ダイアモンド・ダスト>のシナリオをリファインと言うか、ダイジェスト+α的な話を映像化し、そのパターンを他のヒロイン達も共通させて、TVシリーズとして放送する…
 第1話を見た時点で、漠然とそんな考えを頭の中に持ってしまっていました。

 もしそうなると、結構これから先を見るのが
辛いだろうなぁ〜なんて思っていましたが、個人的に杞憂だったように感じてます。(そうであって欲しい……)

 
TVアニメーション<北へ。ダイアモンド・ダスト・ドロップス>
 私は、
TVアニメーション<北へ。ダイアモンド・ダスト>と思わなくてよい…と、今回エンディングが流れ始めた時に思ったのです。
 ついPS2ゲームをPLAYしていた為に、ゲームのシナリオを
「マスター」として考えてしまっていたのですが、考えてみるとこの<ドロップス>で初めて『北へ。〜Diamond Dust〜』見る&知る人が、日本全国にかなり多いのだろう…と言う事を忘れてました。(汗)

 第1〜2話を見て、
ダイアモンドダストを知らない(PLAYしていない)方は<茜木 温子>と言うゲームのヒロインキャラのシナリオを初めて知った訳ですが、細かい描写は抜きにしても、温子の置かれた状況・生い立ち・気持ち・性格をある程度知ることが出来たと思います。
 そして
<倉田>と言うTVオリジナル?なキャラが、ゲーム版で言うプレイヤーキャラ相当だろう…と第1話感想で書いていたのですが、実際はプレイヤーキャラなどでは無く、<ドロップス>での<温子編キーパーソン・キャラクター>であり、DDをプレイした人には第2話の最後の最後で、ゲーム版のサブキャラである原さんの登場と、ゲーム版温子編冒頭の出会いの場面を盛り込み(セリフだけではありましたが)、ゲームをプレイした方達を上手くひっかけていた訳だったのですね。(なるほど…
 ゲーム版とTV版を時系列で考えると、ゲームを始める
数日前温子のお話…となる訳です。(笑)

 ゲーム版
温子シナリオをしっかりとトレースしながらも、TV版のオリジナルな話であり、ゲームを知らない初めて見る方も、PS2ゲームで温子シナリオをクリアした方にも楽しく魅させているのだなぁ〜
 また、一部カットで
<まふゆ>と思われるキャラを登場させたり、ある程度安定した画像のクオリティーなど、ゲームを元にした深夜枠アニメTVとしては、「これからも見させてもらえそうだなぁ〜」と思った次第です。
 
 お話の内容としては、ゲーム版感想のページと共通する言葉が多いのですが、TV版
<ドロップス>は、『ゲームをPLAYした人』・『<ドロップス>から「北へ。」を見始めた人』も楽しめるだろう…と思います。
 次回以降で、何かとんでもないドンデン返しとか、予測もしてないような演出とかが無ければ…と付け加えておきますが。(笑)

 ・・・で、TV第2話で母親とケンカし<倉田さん>の家で一泊してしまい、その数週間後くらいに<ゲーム版主人公>と同じくケンカが原因で、一緒に外泊してしまう温子は、困ったもんだ・・・と思ったのは、私だけでしょうか…?(笑)

 


第1話「〜函館〜 茜木温子 前篇」

 いよいよAT-Xで放送スタートの『北へ。〜DDD〜』
 トップバッターは、メインヒロイン?の茜木温子でスタートです。

 まずはオープニング
『ファイブスピリッツ』(メイン5人のユニットですね)の歌うOP用新曲『ホップステップジャンプ』
 ゲームのオープニングである
『なんとなく北へ』程のインパクトではありませんでしたが、えらく明るいPOPな曲でしたね。
 ここでTV版の各キャラ
(まふゆを除く)が出てきますが、TV用にデザインされた各キャラ達…。
 クリーンアップされているので、ゲーム版のファンにはどんな感想なのかちょっと聞いてみたい気がしました。
 個人的にはスッキリしすぎな気もしますが、多分見てると
慣れてしまうんだろうなぁ…
 そして、楽しそうにジャンプしてる明理に、これから訪れる
不幸を知っている視聴者の一人として、不憫でならない…(T_T;)
 また、一番
印象が違うのが果鈴でしょうか。何だか「おしとやかな少女」になってるし…

 …で、第一話『茜木温子 前編』
 ストーリー展開としては、ゲーム版温子シナリオ前編を思いっきり
要約(圧縮?)している感が強すぎるような気が…
 まぁ、ヒロイン一人に
2話の割り当てなので仕方ないと思うので、この2話分の中でそれぞれのヒロインをどう見せていってくれるのか?。
 また、
全13話としての『DDD』をどうまとめるのか?
 その辺を見ていきたいと思います。
 …で、この前編。
 ヒロインである温子の視点で展開し、逆にゲーム版でプレイヤーキャラ相当?である
<倉田>とのやり取りを見ていく事になるのですが、ある意味新鮮な感じですね。
 見ている方は、完全な第三者だから…
(ゲーム内では当事者視点だし)
 しかし、なぜゲーム版主人公に当る
倉田を親子並みの年齢差に設定しているのかが、まだ私にはわからない。
 ただ、亡くなった
父親に重ねているだけのキャラなのか…。それとも別にシナリオ上の狙いがあるのか?
 次回を見てみないと何とも書きづらいところですね?
 それに、ゲーム版シナリオとは微妙に違うところが何ともな…(大筋は同じなので、また何ともな展開…)
 やはり、温子シナリオは
月9(月曜9時)のトレンディードラマなお話になってしまうようですね。
 第2話でこの二人、やはり綺麗にまとまってしまうのか?
 のんびり来週まで、待ちたいと思います。
 エンディングテーマの
「会いたい〜Love Theme from 北へ。〜」もしっとりとした感じの曲で、オープニングとは正反対な感じです。
 でも、一話のラストにあってます。これからのラストは、いつもこんな展開なのだろうか…(汗)

 ふと、TV版から「北へ。DD」を知った方は、どんな感想を持たれたのだろう…?と、思ったりも。










◆BACK◆