diary
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2月27日 (日)  北九州、tonica

25日〜27日、西日本工業大学准教授の倉方俊輔さんにご招待いただき、北九州へ。

25日、飛行機で北九州へ。正午、小倉駅に集合。北川啓介さん、松田達くん、大西麻貴さんや、様々な大学の建築学生など、いろんな人が集まる。
倉方俊輔さんのご案内で、駅を起点に、磯崎新さん設計の北九州中央図書館、国際会議場、西日本総合展示場、ジョン・ジャーディのリバーウォーク、マイケル・グレイブスの建築などを訪問。いずれも見応えあり、屋根というテーマでいろいろなことを再発見させられた。
小倉は、街のスケールも程よくて、歩いていてもとても居心地が良かった。小倉城そばのオープン・カフェで、みなさんと談笑していて、それだけで豊かな気持ちになった。
その後、西日本工業大学へ行き、建築系ラジオのコアメンバーとともに、公開連続セミナー「デザイン・建築の現在」に出演。下記。
http://www3.nishitech.ac.jp/news/225.html

終了後、近くのお店で、多くの関係者や学生のみなさんとともに、懇親会。
終了後、門司港へ。ここがまた、旅情あふれる、とても良い雰囲気の街だった。倉方さんの粋な計らいで、アルド・ロッシ設計の門司港ホテルに、みんなで泊まる。
素晴らしいホテル。港の夜景に見とれる。

26日、朝9時にホテルロビーに集合し、倉方さんの第一級の解説で、門司の近代建築をいろいろ訪問。合わせて遊覧船に乗り、下関にも渡って、こちらの建築群も訪れる。
その後、スペースワールドそばのイノベーションギャラリーへ行き、北九州の建築学生団体であるtonicaのイベントに参加。下記。
http://tonica-kitakyu.main.jp/top/

大学を横断した学生たちの展示作品を観た後、みなさんと公開審査会に出演。真剣なまなざしの学生たちの熱気で、大いに盛り上がる。
北九州の建築学生たちの、熱意と想いがストレートに伝わり、心打たれた。
tonicaのみなさん、どうもお疲れさまでした。
終了後、小倉駅近くのお店にて、学生や教員、関係者を含めて、大人数での懇親会。深夜まで、熱気を帯びた宴が続いた。

27日、小倉に残る森鴎外の旧居を訪問後、関係者とともに八幡へ行き、石井和紘設計の響ホールへ。この建築は、建築系ラジオの初代コアメンバーである山田幸司さんが担当した作品。
その後、村野藤吾の八幡市民会館、図書館、銀行を立て続けに見学。
夕方すぎ、北九州空港から帰京。
これ以上にない、充実した、濃密な北九州旅行。
倉方さんをはじめとする関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

(みなみ)


2月26日 (土)  藤村龍至くん見学会

(coming soon! imamu)

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2月25日 (金)  千葉工大年度末講評会

午後、津田沼の千葉工大にて卒業設計と修士設計の講評会。本日のゲストは、僕のほかに、古谷誠章さん、城戸崎和佐さん、田島則行くん。

千葉工大の講評会に呼んでいただくのは、もう4,5回目だろうか。見覚えのある顔もちらほら。テーマや表現方法にヴァラエティーがあるのがいい。元気がある。ただ、言葉の力が弱い。ダイアグラムなどを使って、要点をうまく説明するのも苦手のようだ。

終了後、皆で話をしていて深夜になり、今回も古谷さんの息子さんの運転で、自宅近くまで送っていただく。毎度古市徹雄さんのホスピタリティーには頭が下がる。

(イマム)


2月24日 (木)  研究室会議 / トウキョウ建築コレクション 審査会

大学へ。
11時、某学内会議。
その後、研究室にて仕事。
4限目、研究室会議。

(みなみ)


午後、西新宿工学院大学にて(昨日に引き続き同じ校舎)、トウキョウ建築コレクション、修士論文部門の予備審査。本番の公開討論会は、来週の金曜日、代官山のヒルサイドテラスにてです。

学生時代から著書に親しんでいた三宅理一さん、布野修司さんとはじめてお会いする。例年は同世代の審査員ばかりなのだが、今年は僕以外は60以上の方ばかりで、その中で下っ端の私が進行役を務める。無事時間内に、選抜論文の選定を終える。

だんだん周知がされているのだろう、集まる論文の質は向上しているようです。

準備されている学生さんたち、お疲れ様です。大変なのは、本番がある来週でしょうが。

(イマム)


2月23日 (水)  南洋堂へ / 新宿で打合せ3件

アトリエへ。
11時、某社のAさん来所、打ち合せ。
13時、南洋堂書店へ行き、店主の荒田さんと某打ち合せ。
その後、アトリエに戻り、もろもろ仕事。
16時、青土社編集部の佐藤さん来所、某打ち合せ。
18時半、アトリエ内でのパーティ。
東京仕事百科の中村健太くん、明治大学研究員の福岡英典くん、明大商学部の学生、オープンデスクの小野寺さん、稲垣さん、箭内さん、その他のみなさんが集まり、いろいろ盛り上がる。

(みなみ)


新宿タイムズスクエア内のパパス・カフェにて、菊竹事務所の塚本さんとメタボリ展の打合せ。このカフェ、駅から数分だが平日でもたいてい席が空いていて、かつ5層吹き抜けという大空間が開放的であり、打合せ場所にこと欠く新宿駅周辺では重宝。音が響くのが難点ですが。

引き続き、西新宿の工学院大学にて、来年度の設計会議。その後大学内にて、Mさんとある出版企画の打合せ。

(イマム)


2月22日 (火)  知覚のテクスチュア

アトリエにて仕事。
日本女子大学の小野寺さん、稲垣さんがオープンデスクで来所。
アトリエ・アンプレックスの住宅作品集『知覚のテクスチュア』が発刊。
これは、これまで事務所にて設計させていただいた、東京における3つの住居を図面、写真、テキスト、ドローイングを通してまとめたもの。
現在、南洋堂書店にて、南研究室の作品集『presents #1 2007-2010』とセットで販売いただいています。下記。

http://www.nanyodo.co.jp/php/detail_n.php?SBID=e88d6d13&sbcnt=0&pic_list=p&cate=top&book_id=N0080484

なお、この本には、掲載している住居の設計に関して、オープンデスクとして参加した学生のみなさんの名前を、全員、載せました。
そのみなさんには、発刊記念として、本書を一冊ずつプレゼントしますので、下記に、それらオープンデスクのみなさんの名前を記します。
下記で希望者は、事前連絡の上、僕のアトリエに本を取りに来てもらえればと思います。

渥美舞、穴澤清美、阿部早苗、飯島ゆかり、石川亮、井上裕嗣、潮田容子、江野友里恵、小川真智子、尾畑徹、小原早紀子、笠井勇、片岡茜、金山永輝、岸孝也、栗本賢一、黒岩克人、小谷野友美、斎藤利佳、嵯峨山瑛、桜井英美子、佐々木舞、佐藤正和、柴崎隼、志村朋子、新保佳恵、鈴木なつき、鈴木康紘、高田絵美、竹久枝利、竹本はるか、谷誠、谷田恭大、千葉香子、千葉美幸、寺川政彦、道明祥江、中聡美、長久保麗子、中澤亮惣、中島彩、中島紀子、中村有理沙、西山礼子、野澤沙知、蓮沼優子、花田瑞木、樋口遼、平井祥子、船津絵美、正岡弘子、松岡成美、松崎奈々恵、森透浩、安野絢子、康本恵英、箭内恵美、柳澤明日香、山上翼、山口泉、横山俊平、渡辺智子
(五十音順)

(みなみ)


2月21日 (月)  鎌倉へ / 広島へ

鎌倉にて、打合せ。既存の建物を拝見していると、ドアの丁番など金物がいいものばかり、伺うと、「うちは代々仕事が虎ノ門で、堀商会さんとは長いおつきあい、なので、金物類はすべて堀商会さんのものです」とのこと。ということは、次の建物も全般的に、堀商会さんの金物を使っていいということか。

写真は、江の島に沈む夕日。

(イマム)


2月19日〜21日、広島へ。
19日、広島国際大学のみなさんにご招待いただき、五十嵐太郎さん、北川啓介さん、松田達くんたちとともに、広島建築ツアーに参加。
村上徹さん設計のなぎさ小学校や、村上さんのアトリエ、原広司さんの基町高校、黒川紀章さんの広島現代美術館など、様々な建築を訪問。
20日、広島国際大学にて、公開セミナーである建築系フォーラム2011に、みなさんとともに出演。
21日、帰京。充実した広島旅行。
広島のみなさん、どうもありがとうございました。

(みなみ)

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2月19日 (土)  スコピエ

午後、ダミアン君に会う。ダミアン君はスコピエ出身であるが、スコピエというのはもちろんあの丹下健三のスコピエ計画のスコピエである。大地震の後の復興計画として、国連主導で国際コンペが行われ、1965年に丹下さんが一等賞を取る。丹下さんのその後の諸外国での都市計画の第一歩として記念碑的なものであるし、また東京計画1960と大阪万博1970のマスタープランのちょうど真ん中にあたる、丹下さんの都市計画の手法の展開の中でも鍵となる計画であった。

その後45年たったスコピエは、丹下案の一部が実現し現在に至っている。当時のオリジナル資料もいろいろ残っているようで、ダミアン君に見せてもらう。彼の友人の祖母は、丹下さんと一緒に都市計画に関わったらしい。

さて、これをうまくどう生かすかですね。

(イマム)

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2月18日 (金)  Camenzind

チューリッヒから、Camenzindの最新号が届く。スイスの若手建築家が作っている雑誌で、第8号。今回は短い文章を寄稿したのだが、開いてみたら、顔写真入りで冒頭に出ていてびっくり。

次号はもう少し長くて、本格的な論考を送ろうと思う。

Camenzind http://www.cazmag.com/eng/

副題に、Europe's most popular Architecture Magazine とある。本当か。

(イマム)

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2月17日 (木)  ヴァンクーバーとシドニー

ヴァンクーバーから来日しているジョージさんと会う。一緒に山種美術館で特別展を観て(久しぶりに上村松園の大作『砧』を観ることができた)、近くのパパスカフェにて近況などを話す。とはいっても、年末までしょっちゅう会っていたので、都内の知り合いよりもよっぽどよく会っているおり、あらためて近況といった感じでもないのだが。

その後、シドニー大学の建築学科に留学中の細田さんに会う。このところオーストラリアの情報を集めているので、シドニーの建築教育についてなど話を聞く。シドニーには結構日本人の建築家がいるようで、シドニー大学の中心的な方も、日本に留学し菊竹事務所で働いていたとか。

ともに話題にしたのだが、ヴァンクーバーとシドニーは、何かと似ている気がする。ともに、イギリス連邦加盟国であり、港湾都市で、大自然が近くにあり、食べ物がおいしく、人々は親切。

(イマム)


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