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YとMの中国旅行記(1日目)

●成田〜西安、西安観光

 出発当日は朝8時に成田空港のロビー集合だったので、
前日から成田のホテルに泊まりました。今回の中国旅行も
前年のフランス旅行と同様、ツアー会社のパックツアーを
利用しました。前回のフランス旅行と異なる点は添乗員が
同行しないという点ですが、まあ何とかなるでしょう。
 西安行きの飛行機は日本エアシステムでした。
僕は海外旅行は今回で3度目ですが、いずれも往復は
日本の航空会社です。やはり飛行機の中で日本語で
コミュニケーションできるのは落ち着きます。
 左は飛行機の中で出た機内食です。結構色々な品が出て、
これも海外旅行の楽しみの一つです。日本の航空会社の
機内食は外国の航空会社に比べて美味しいという噂も
聞きます。
 成田から西安へのフライト時間は5時間くらいです。フランス
に行った時と比較すると、非常に近く感じます。機内での機長
さんのアナウンスによると、ジェット気流に逆行して飛んでいる
ため、余計に時間がかかるとのことでした。
 到着まであと1時間くらいになった時、トイレに立ったついでに
窓から下をのぞいてみました。
 ・・・なんか雪がうっすらとつもっていて寒そうです。都市では
ないせいか人家もまばらです。
 西安、北京は寒いらしいので、昔、冬の北海道に旅行に
行った時と同様の服装です。さて、実際の寒さはどれくらいの
ものでしょうか。
 座席の埋まり具合は70%くらいでした。
 ついに中国の西安空港に到着しました。
 飛行機から空港の建物へは、いったん飛行機を降りて、外を
通ってから入ります。妻の実家に行くときに利用する北九州
空港を思い出しました。
 空港の到着口を抜けると、各種のツアーの表示を持った現地
ガイドさんが何人か来ていました。我々のツアーは・・・
居ました。そこそこ若い女性のガイドさんです。
 今回の旅行では、中国元を日本では入手して来ませんでした。
(ガイドブックに現地で両替と書いてあったので) 空港で両替
した方がよいかな、と思ってガイドさんに聞いたらホテルで大丈夫
ということだったので、空港では両替をせずにワゴン車に乗り込み
ます。
 我々のツアーの一行は総勢9名でした。
 西安空港から西安までは1時間くらいです。現地の旅行会社の
ワゴン車の乗り心地はそれほどよくありませんでした。
 ガイドさんの名前は「解」さんで、解さんいわく、「解」という苗字は
中国でもかなり珍しいそうです。車の中でその日のスケジュール
説明があり、ホテルに到着するのは夜8時半過ぎくらいになるとの
ことでした。中国元が無くて大丈夫だろうか。。ちょっと心配です。
 西安が近づくとだんだん交通量が増えて来ました。道路の舗装
状態はいまいちで、ワゴン車は相変わらずひどく揺れています。
 ついに中国に来たよ〜としばらく感慨にふけっていると、今日
最初の観光地である「西の城門」に到着しました。
 1月3日でしたが、観光はシーズンオフらしく人影はまばらでした。
 西安の街は城壁にぐるっと囲まれています。地図で観ると長方形に
街を囲んでいるのがわかります。城壁の上は、左の写真のように、
ずーっとつながっています。幅は12〜14mで、街を一周すると
約12Kmになります。
 道路のように結構広いので、マラソン大会でもできそうですね、と
ガイドさんに聞いたら、本当に年に1回城壁の上を使ってマラソン
大会が行われるとのことでした。
 写真をみてわかると思いますが、城壁の上には雪が残っています。
数日前にかなりの雪が降ったとのことです。
 吐く息は白くなり、やはりかなりさ・む・いです。
 左の獅子は中国の国宝に指定されている黄金の獅子の置物です。
・・・というのは全くの嘘で、西の城門の上にあったゴミ箱です。
 口のところからゴミを入れます。中国の観光地には、このような
ユニークな形をしたゴミ箱が設置されているとのことです。
 この旅行記の中では他にも何種類かのゴミ箱を紹介する予定です。

 このゴミ箱は下の方が雪に覆われていて、たまったゴミを取り出す
のが大変そうですね。。。
 西の城門の上から見た、西安のある交差点の風景です。
 現地旅行社のワゴン車で移動していてまず驚いたのは中国の交通
事情です。
 歩行者、自転車、自動車が入り乱れての乱闘状態、というような
印象を受けました。信号等はあるのですが、歩行者は自己責任
で、隙あらば道路を渡ってきます。自転車は渋滞している車の間を
右へ左へとすり抜けていきます。自動車は頻繁に車線変更を
繰り返し、我先に進んでいきます。
 はっきり言ってこわいです。
 ちなみに中国は右側通行で、信号が赤でも右折することができます。
写真なし  西安空港についたのがもう既に午後2時過ぎだったため、今日回る
観光地は西の城門と陝西歴史博物館の2つです。
 西の城門を出て、博物館を目指したのですが、交通量がかなり多く、
道路が渋滞していました。そんな中、なんとか博物館に辿り着きました。
4時半までに入館する必要があったのですが、4時半ぎりぎりでした。
ほっ。
 博物館では、中国の歴史を物語る各種の文物を見学しました。
入館したのが本当にぎりぎりの時間らしく、我々一行がコーナーを
見学し終わる度に、そのコーナーが消灯/閉鎖され、振り返ると
暗くなっていました。。。
 博物館の見学を終えると、車に乗って、夕食の場所に向かいました。
 ツアーの日程表を見ると、「宮廷料理」とあります。
 ・・・ちょっと期待してしまいます。
 夕食後には、「長安楽舞」なる踊りも見られるということで、舞踊の
学校に隣接した建物の中の食堂に連れて行かれました。
 そこで「宮廷料理」を食べたのですが・・・期待がちょっと大きすぎた
ようです。エビの揚げたものを甘い練乳のようなソースにつけて
食べる料理とか、少々怪しげなものがありました。でも品数は結構
あっておなかはいっぱいになりました。
 食後のデザートとしてでてきた饅頭類が左の写真です。
龍の形や、とうもろこしの形をしていてなかなかユニークでした。
 フランス旅行では食事の時の飲み物はオプションでしたが、今回は
コーラ/スプライト/ビールのいずれか一杯を無料で飲むことが
できました。
 食事の後は、同じ部屋で「長安楽舞」なる舞踊を見ました。
 食事をしていたのは我々の他には1グループだけだったのですが、
舞踊だけをみるコースもあるようで、開演の時間が迫ると、外国人
観光客と思われる集団が結構入ってきて、部屋は満員になりました。
 内容としては、色々な衣装を着た人たちが、色々な音楽に合わせて
様々な踊りを披露してくれました。各々の出し物は数分ずつで、
全部で10種類くらいあった気がします。
 日本人が日本で歌舞伎を見る機会が少ないのと同じで、西安の
住人がこの舞踊を見る機会は少ないのかもしれません。
 綺麗な衣装での踊りや珍しい楽器演奏を見れて楽しかったです。
 観光シーズンだともっと舞台の大きい部屋で上演するようです。
写真なし  舞踊を見終えると、ようやく車でホテルにチェックインしました。
 泊まるホテルはハイアットリージェンシーで、西安の5ツ星ホテルです。
いやー、贅沢です。
 ホテルに着くと、明朝の集合時間の周知があり、解散となりました。
 手持ちの元が無いのが心配だったので、現地ガイドさんに尋ねると、
ホテルのフロントで両替してくれるとのことだったので、早速日本円を
両替して中国元をゲットしました。1元=15円弱くらいでした。
 これで買い物も安心!?です。
 ホテルの部屋はさすが5ツ星だけあってGoodでした。
 とりあえず今日は疲れたので寝ます〜。

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