2006年上半期レース結果

★2006フェブラリーステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 カネヒキリ 270 130 660 1090 ┓290   ┓5920 21200
2着 シーキングザダイヤ   160     ┃1860  
3着 ユートピア   750       ┛1820

【コメント】(2006/2/25記)
昨年のJCD以来の出走となったカネヒキリが直線で力強く抜け出し、ダートでの強さを見せつけました。昨年のJCDでは
2,3着と接戦だったのが嘘のような完勝でした。一方、カネヒキリ以外の馬と言えば、メイショウボーラーとトウショウギアが
互いにハナを譲らず、殿とブービーに共倒れとなりました。その後ろで、先団を折り合いながら進んだと思われる
シーキングザダイヤとユートピアがしぶとく2,3着に粘りこみました。ということで、前記2頭のハナ争いがなければ、
2着以下の馬の着順は変わっていたかもしれません。
圧勝したカネヒキリの鞍上は武豊。今年もこの人の勢いは止まりそうにありません。次走はドバイWCに向かうようで、
海の向こうでどのような走りを見せてくれるか楽しみです。

★2006高松宮記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 オレハマッテルゼ 930 260 2290 5550 ┓900   ┓5240 36620
2着 ラインクラフト    210     ┃1110  
3着 シーイズトウショウ   260       ┛760
【コメント】(2006/4/2記)
G1馬はウインクリューガー、ラインクラフトの2頭、とちょっと寂しい気のする顔ぶれになりましたが、その分、人気は割れ、
馬券的には混戦模様の一戦となりました。
勝ったのは重賞すら未勝利だったオレハマッテルゼ。先行から直線力強く抜け出しました。完勝と言えるでしょう。
音無調教師がG1初勝利だったというのはちょっと意外な気がしました。鞍上は柴田善臣。関東の騎手がJRAのG1を勝ったのは
朝日杯のマイネルレコルト後藤騎手以来だった気がします。関東騎手苦難?の時代は続きます。
1番人気だったシンボリグランは関東馬だったのですが、スタートダッシュがつかず、道中後ろからの競馬になってしまったのが
非常に痛かったと思います。最後は追い込んできているだけに。。。。残念でした。
2着のラインクラフトはG1馬の底力を見せました。
このレース、武豊が騎乗していなかったのですが、彼はドバイWCに参戦していたのでした。

★2006桜花賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 キストゥヘヴン 1300 300 1550 4370 ┓660   ┓3810 27460
2着 アドマイヤキッス   140     ┃1440  
3着 コイウタ   280       ┛590
【コメント】(2006/4/9記)
チューリップ賞、フィリーズレビュー、クイーンS、アネモネS、フラワーC・・・様々な条件の異なるレースの上位馬が
揃い、どの前哨戦のレベルが高かったのか、など各馬の力関係が見極めにくいレースでした。
その中でも、武豊を背に休養明けのチューリップ賞を勝ったアドマイヤキッスが1番人気に推されました。
直線、アサヒライジングが粘るところ、後続が襲い掛かり、1番人気のアドマイヤキッスが外から伸びて来ましたが、
そのさらに外を豪快にキストゥヘヴンが差しきり、関東馬に久々にG1の美酒をもたらしました。
ダンスインザムード、シーザリオなど最近、フラワーC組の活躍馬が目立ちます。
距離が伸びたオークスでも本命になりそうな見事な勝利でした。3着にコイウタ、4着にアサヒライジングが粘り、
関東馬が健闘しました。ただ、ダイワパッションは、見せ場ありませんでした。何故でしょうか。

★2006皐月賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 メイショウサムソン 1450 430 13980 29670 ┓3290   ┓34700 273310
2着 ドリームパスポート   760     ┃1380  
3着 フサイチジャンク   260       ┛3000

【コメント】(2006/4/18記)
雨の多い一週間で、当日の馬場は良という発表ではありましたが、結構荒れているように見えました。
ステキシンスケクンが飛ばし、フサイチジャンクが2番手から4コーナーでは早々と先頭に立ちますが、後続の馬が
襲い掛かります。道中4、5番手から直線力強く抜け出したのは、石橋騎手のメイショウサムソンでした。
騎手・馬ともに地味?なせいか今一歩人気はありませんでしたが、実績も十分でしたし、見事な勝ちっぷりでした。
2着には騎手が直前まで決まらず、人気を落としていたドリームパスポートが入りました。
スプリングSの1,3着馬で決まったにしては高配当でした。馬券は荒れましたが、桜花賞、皐月賞と
トライアルで上位だった馬が本番でも上位に来ており、個人的には「えー、ありえなーい」という結果ではありませんでした
が馬券は外れました。。。がくっ。

★2006天皇賞(春)★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ディープインパクト 110 110 380 430 ┓210   ┓2840 4320
2着 リンカーン   170     ┃750  
3着 ストラタジェム   470       ┛1990

【コメント】(2006/4/30記)
ハーツクライが出走していないこのレース、ディープインパクトにとっては負ける要素のない、また負けられないレースでした。
スタートで2馬身の出遅れ。道中は後方2番手を進んでいましたが、3コーナーから徐々に進出し、4コーナーでは既に先頭、
そしてそのまま押し切りました。国内では、敵はハーツクライだけという感じです。武豊騎手はとにかく、他馬からの不利を
受けないように乗った、という印象です。リンカーンも4コーナー手前で仕掛けてディープより早く先頭にたったらどうだったか、
とちょっとは思いますが、その場合、逆にリンカーンは2着もなかったかもしれませんね。
ディープインパクトは、この後いよいよ海外遠征をするのでしょうか。1レースのために渡航して戻ってくるよりは、
エルコンドルパサーのようにある程度の期間、海外に滞在して連戦して欲しい気がします。
とにかく、この圧倒的な強さが海外ではどうなのか、ぜひ見てみたいものです。

★2006NHKマイルカップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ロジック 870 290 6110 11590 ┓1720   ┓30100 201600
2着 ファイングレイン   630     ┃1870  
3着 キンシャサノキセキ   590       ┛4250

【コメント】(2006/5/7記)
GWは全般的に天気が良かったのですが、この日は小雨の中でのレースとなりました。1番人気には実績断然の
フサイチリシャールが推されましたが、今年に入ってからの戦績から、快勝するシーンが思い浮かべられなかったのは
私だけでしょうか。スタート後、激しい先行争いはなかったように見えましたが、ペースは結構速かったようです。
先行したモエレフィールド、ステキシンスケクンは4コーナーを回ったところで後続に追いつかれ、後は長い直線、
各馬の叩きあいになりました。Fリシャールは外目から余裕の手応えで上がってきたように見えましたが、やはり切れる脚が
ないようで、外からキンシャサノキセキに並ばれ、そして交わされてしまいました。そのままキンシャサノキセキが突き抜けるかと
思いきや、内を突いた2頭、ロジックとファイングレインに先着を許しました。
勝ったロジックの鞍上は武豊。馬の調子が良かったのはあると思いますが、好騎乗あっての勝利だと思いました。脱帽です。

★2006ヴィクトリアマイル★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ダンスインザムード 390 150 1000 1860 ┓410   ┓2770 11650
2着 エアメサイア   170     ┃500  
3着 ディアデラノビア   230       ┛740

【コメント】(2006/5/17記)
先週のNHKマイルカップから1週間、今年の春は雨が多く、稍重という発表でしたが、芝生は水気を多く含んでいるように
見えました。そして、今開催の東京競馬場の芝のレースの傾向としては、大外を回った馬が豪快に差しきるというシーンよりは、
内ラチ沿い2,3頭分のスペースを通った馬が内から伸びてくるというシーンが多いように感じました。
このレースも1枠からのスタート後、内側でじっと我慢していたダンスインザムードが直線するすると内側から伸びて快勝しました。
直線、楽な手応えで先頭に並びかけていったあたりで、この馬が勝つなー、と思いました。本人には失礼ですが、北村宏騎手が
G1を勝つシーンを想像できなかったので、この馬の馬券は買っていませんでした。。。。
2着には直線外から伸びてきた武豊騎手のエアメサイアが入りました。武豊騎手、今年のG1、高松宮記念、皐月賞以外
全て連対しています。すごいですね。
逆にラインクラフトで見せ場なく敗れた福永騎手はここのところ乗れていない、というか流れが向いていない、という感じです。
今後の巻き返しに期待したいです。

★2006オークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 カワカミプリンセス 670 280 4180 8220 ┓1800   ┓33430 164300
2着 フサイチパンドラ   500     ┃2250  
3着 アサヒライジング   560       ┛3370

【コメント】(2006/5/21記)
どこかの新聞に、今年の3歳牝馬戦線はここまで全ての重賞の勝馬/騎手が違う大混戦である、と書いてありました。
馬柱を見ると、キストゥヘブンがフラワーCと桜花賞とを勝っていましたが、その他は確かに重複していないようでした。
桜花賞やトライアルからの一気の距離延長を克服するのはどの馬か、という感じでしたが、勝ったのはトライアルの
スイートピーSと同様、東京の長い直線の真ん中を力強く伸びてきたカワカミプリンセスでした。
デビューは2/26ととても遅かったのですが、見事4連勝で樫の女王に輝きました。
2着には福永騎手に乗り代わったFパンドラが入りました。桜花賞の惨敗から一転しての好走でした。この馬は気難しい面が
あるのでしょうか。3着には逃げたYファビュルから離れた2番手で折り合っていたアサヒライジングが入りました。
直線入って先頭に立ったときはそのまま押し切るかという勢いでしたが。。。。
桜花賞の1、2着馬はそれぞれ6,4着に敗れました。初めて2400m、距離適正もあるのでしょうか。
秋には3歳牝馬の勢力図がどのようになっていくのか楽しみです。

★2006ダービー★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 メイショウサムソン 380 150 1120 2110 ┓400   ┓3420 12650
2着 アドマイヤメイン   220     ┃680  
3着 ドリームパスポート   280       ┛1170

【コメント】(2006/6/1記)
石橋騎手を背にしたメイショウサムソンが見事2冠馬になりました。スタートして、すっと前から4〜5番手の好位置にとりつくのを
見たとき、少なくとも3着以内にはこの馬は来るな、と感じました。皐月賞、ダービーと雨の影響でパンパンの良馬場という
感じではなかったことも、結果的にこの馬にとっては幸運だったかもしれません。ゴール前、着差はわずかでしたが、石橋騎手の
手はもはや動いておらず完勝といってよいでしょう。
2着には青葉賞を勝ってこのレースに臨んだアドマイヤメインが入りました。逃げるようになって本当にレースぶりが変わりました。
3着は馬場の真ん中から伸びてきたドリームパスポート。相変わらずの堅実な差し脚を見せてくれました。
休み明け2戦目のマルカシェンクは4着。骨折がなく無事に来ていればという感じでした。
有力馬だったアドマイヤムーン、サクラメガワンダー、フサイチジャンクが奮わなかったのが残念でした。

★2006安田記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ブリッシュラック 640 250 12770 19790 ┓3650   ┓56730 288270
2着 アサクサデンエン   760     ┃1490  
3着 ジョイフルウィナー   660       ┛7320

【コメント】(2006/6/10記)
外国から、高松宮記念など短距離路線から、大阪杯などの中距離路線からなど、様々なステップを踏んでの参戦馬が揃い、
混戦模様の一戦でした。メイショウボーラー、ローエングリンが先行するも直線、後続馬が襲い掛かり激しい叩きあいとなりました。
ゴール直前まで混戦が続くのかと思いきや、真ん中から香港から参戦したブリッシュラックが力強く抜け出し、2馬身半差で
快勝しました。正直、2着以下の馬とは一枚力が違ったという印象です。3着にも香港馬のジョイフルウィナーが入り、香港馬の
力のあるところを見せました。昨秋はこのレースに出走していたハットトリックが香港のマイルG1を勝っていますが、今度は
本拠地の日本で逆襲されたような感じです。香港と日本は距離的に近いせいもあり、ドバイ/欧州/アメリカよりは今後も
競馬での交流が盛んにあり、また互いに良い成績を残しそうです。
2着にはドバイでの惨敗以来となる、昨年のこのレースの覇者、アサクサデンエンが入りました。厩舎スタッフの尽力により、
コンディションが良くなっていたということでしょう。
個人的には武豊に乗りかわったテレグノシスに注目していたのですが、後方追走から直線外ぶん回しということで、
レースぶりに変化はありませんでした。。。。

★2006宝塚記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ディープインパクト 110 110 1920 2070 ┓910   ┓22370 43850
2着 ナリタセンチュリー   560     ┃1540  
3着 バランスオブゲーム   810       ┛9740
【コメント】(2006/7/5記)
レースからちょっと時間がたってのコメント記載となりました。
ディープインパクトが強いのは認めますが、雨で馬場が悪化したときに果たしてどうか、という疑問は前々からありました。
この日は、ぐちゃぐちゃの不良/重馬場というところまではいっていませんでしたが、降り続いた雨によりかなり馬場は
悪化しているように見えました。が、後方から進むDインパクトのレースぶりに影響はなく、3コーナーからまくりはじめると、
4コーナーでは先頭を射程に捉え、馬場の外目を1頭だけ次元の違う脚で力強く抜け出しました。脱帽です。
むしろ、リンカーンやコスモバルクなど、馬場の悪化に逆転を夢見た?有力馬が、ことごとく直線伸びませんでした。
2、3着には伏兵馬が入り、馬券的にはそこそこの配当になりました。
いよいよDインパクトは海外に行くようです。絶好調でなくても普通のコンディションを保っていれば、十分にチャンスは
あると感じます。ハーツクライとの海外での再戦をぜひ見てみたいものです。