●戻る

2005年下半期レース結果

★2005スプリンターズステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 サイレントウィットネス 200 120 430 660 ┓190   ┓1180 3320
2着 デュランダル   130     ┃500  
3着 アドマイヤマックス   250       ┛520

【コメント】(2005/10/2記)
Sウィットネスは調教で放馬、デュランダルは長期休み明け、シーイズトウショウは-30kg。。。各有力馬の調整にちょっとずつ
気になるところがある一戦でしたが、終わってみれば強い馬が強い競馬を見せてくれました。
カルストンライトオが軽快に逃げ、直線に入っても2馬身程度のリードがあるのを見て、おやおやっと思いましたが、
Sウィットネスが力強くそれをとらえて抜け出し、デュランダルの追撃を振り切ってゴールしました。
デュランダルは後方からの競馬でしたが、昨秋と変わらない末脚を見せてくれました。わずかにTOPにはなれませんでしたが、
これは勝ったSウィットネスの方を称えるべきでしょう。本当にこの馬の末脚はすごいものがあります。
もう1頭の香港馬、ケープオブグッドホープはちょっと見せ場ありませんでした。調教では調子がよさそうだっただけに
案外な結果でした。

★2005秋華賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 エアメサイア 250 100 180 400 ┓130   ┓1110 3580
2着 ラインクラフト   100     ┃700  
3着 ニシノナースコール   340       ┛710

【コメント】(2005/10/16)
阪神と京都、コースは違えど、トライアルのローズSのVTRのようなゴール前でした。逃げ込みを図るラインクラフトを
エアメサイアがきっちり差したところがゴールでした。またしても1,2着の2頭と3着との間には差がありましたので、
この2頭の実力が抜きん出ていたのでしょう。
ラインクラフトはローズSに比べると、好位で折り合いがついているように見えました。デビュー当初は鋭い差し馬、という
印象でしたが、桜花賞あたりから先行馬に脚質転換してますね。エアメサイアは馬の能力・状態+やはり鞍上の腕でしょうか。
とにかく今の日本競馬界は武・福永を中心に回っていることは間違いなさそうです。
3着には内を回ってしぶとく伸びてきたニシノナースコールが入りました。外に回すことをあきらめて正解だったと思います。

★2005菊花賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ディープインパクト 100 100 1290 1320 ┓620   ┓2730 7090
2着 アドマイヤジャパン   400     ┃230  
3着 ローゼンクロイツ   190       ┛1720

【コメント】(2005/10/23)
20年くらいの間には、とてつもない強い馬が1頭くらいは現れるものでしょうか。
ディープインパクトが見事に無敗の3冠という偉業を達成しました。秋初戦の神戸新聞杯も難なく突破し、注目に値するような
夏の上がり馬も存在せず、直前の調教も順調、そして天気も崩れず、ということで、3冠の達成を疑わせるようなものは
何一つないような状況に思えました。
実際のレースでは、スタート直後、いつになく掛かったような仕草を見せ、おやっとも思いましたが、スタンド前を過ぎる頃には
落ち着いたように見えました。そして、第4コーナーを回って直線、早め先頭にたったアドマイヤジャパンを捕まえようとするのに、
他の馬が最後の伸びを欠く中、1頭だけ矢のような伸び脚を見せ、危なげなく勝利を収めました。
この馬はいったいどのくらい強いのでしょか。日本の競馬で2000m以上の良馬場のレースを使う限り、負けるシーンが
想像できません。。。。。

★2005天皇賞(秋)★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ヘヴンリーロマンス 7580 1350 12340 47290 ┓3550   ┓141100 1226130
2着 ゼンノロブロイ   130     ┃14660  
3着 ダンスインザムード   970       ┛2290
【コメント】(2005/10/31記)
前週にディープインパクトの無敗の3冠達成、という偉業があったせいか、天皇賞(秋)をDインパクトへの挑戦権争奪戦などと
書いている新聞もありました。ストーミーカフェが先行しましたが、ペースが遅かったようで、結果的に差し/追い込み馬は
出番なしに終わりました。テレグノシスの末脚には期待していただけに14着という着順は非常に残念でした。
1番人気のゼンノロブロイは先行集団を見る形でレースを進めていました。4コーナーでは若干位置取りが下がり、おや、と
思いましたが、最後の直線では馬群をこじ開けるようにして抜け出し、勝ったか、と思われた瞬間、内側からシュッと
ヘヴンリーロマンスが差したところがゴールでした。
秋のG1では4戦連続して1番人気馬が連対していますが、4戦目にして人気薄の馬が台頭し、馬券は大荒れとなりました。
勝ったヘヴンリーロマンスは見事でしたが、一世一代の大駆け、という気もします。次の1戦が注目です。

★2005エリザベス女王杯★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 スイープトウショウ 280 150 1650 2420 ┓670   ┓4180 17500
2着 オースミハルカ   380     ┃570  
3着 アドマイヤグルーヴ   360       ┛1480

【コメント】(2005/11/13記)
秋になりついに前走でG1タイトルをゲットした鞍上武豊のエアメサイア、春のグランプリ宝塚記念を制したスイープトウショウ、
3年連続同一G1制覇がかかるアドマイヤグルーヴ、というように3世代の強豪が集う興味深い一戦となりました。
レースはオースミハルカが果敢に飛ばし、後続に10馬身くらい差をつけての逃げとなりました。競りかけていく馬もおらず、
あれよあれよという間に最後の直線に入り、このまま逃げ切るかと思われたとき外から唯1頭差してきたのが
スイープトウショウでした。有馬記念のタップダンスシチー&シンボリクリスエス/ゼンノロブロイ、のように、
逃げ馬&1頭の有力馬の2頭で決まるG1というのは結構多い気がします。
牡牝混合重賞での苦戦から、若干人気を落としていたアドマイヤグルーヴは最後差を詰めてきましたが、3着が精一杯でした。
武のエアメサイアは古馬の壁を破れず5着に敗退しました。武が自分のお手馬(Aグルーヴ)に先着されたのは久しぶりのような
気がします。

★2005マイルチャンピオンシップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ハットトリック 1180 310 3580 8040 ┓1150   ┓7960 63020
2着 ダイワメジャー   360     ┃940  
3着 ラインクラフト   230       ┛1170

【コメント】(2005/11/20記)
圧倒的な一番人気に推されたデュランダルは結果的に掲示板に載ることすらできませんでした。道中は後方、
4コーナーでは大外に持ち出して直線勝負、ということで、いつものレースと違うところはないように見えました。
実際、レースを見ていた限りでは大外からそれなりに伸びて来ていたと思います。
敗因はレースのペースや馬場にあるのではないでしょうか。自分でレースを作れない馬にはのような場合が
あるということでしょう。
一方、レースの結果はというと、ペリエ/ルメールの外人騎手のワンツーで決まりました。昨年の天皇賞(秋)、
ジャパンカップもそうだった記憶があります。ここまで同じワンツーが繰り返されると、日本の騎手と外国の騎手との
差を感じずにはいられません。その差が何か、と言われるとはっきりとは答えられないのですが。。。。
この状態では、今後も外国から騎手が来るたびに、日本人の騎手はお手馬をとられてしまいそうですね。

★2005ジャパンカップダート★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 カネヒキリ 210 130 5900 6980 ┓1960   ┓98000 371790
2着 シーキングザダイヤ   910     ┃3480  
3着 スターキングマン   1450       ┛15600

【コメント】(2005/11/27記)
最後の直線、1〜3着馬のゴール前での叩きあいは見ごたえがありました。シーキングザダイヤが少し前に出たの
ですが、カネヒキリが最後の1完歩でハナ差先着しました。勝ったのは武豊、2着は横山典。ほんの数センチの差だと
思うのですが、勝者と敗者とでは、大きな違いがあります。
レースでは、速い流れにも関わらず、有力馬が結構先行していました。おいおい、そんな前に行っていいのかよ、
と感じましたが、結果的にある程度前に行った馬での激しい競馬になりました。カネヒキリは圧勝ではありませんでしたが、
強い馬ですね。父フジキセキに中央競馬での初のG1(だったと思う)をプレゼントしました。サンデーサイレンスが
この世を去り、スペシャルウィーク、フジキセキなど、その後継馬達の子供がG1を勝ち始めています。
最後に、このレースは外国馬招待競争ですが、外国馬は全然ダメでした。
外国馬が活躍したのはアドマイヤドンをフリートストリートダンサーが破ったときくらいのような気がします。

★2005ジャパンカップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 アルカセット 1060 260 3310 6330 ┓1130   ┓1850 15450
2着 ハーツクライ   180     ┃450  
3着 ゼンノロブロイ   110       ┛310

【コメント】(2005/11/27記)
2分22秒1、というレコードタイムが出てしまいました。タップダンスシチーとストーミーカフェが逃げる速い展開が
この記録を生んだのでしょうか。
最後の直線で、アルカセットがゼンノロブロイを振り切りゴールを目指すところ、内から強烈な差し脚を繰り出した
ハーツクライが頭を並べたところがゴールでした。そして勝ったのは、デットーリ騎手騎乗のアルカセットでした。
ルメール騎手は先週のダイワメジャーと同様、ハナ差に泣きました。大外ではなく、馬群の中を伸びてきた騎乗は
良かったと思うのですが。。。JCDのコメントにも書きましたが、1着と2着とでは大きな隔たりがあります。
武豊騎手と同様、デットーリ騎手にも言葉では言い表せない勝負強さがあるような気がします。
3冠馬ディープインパクトが誕生した3歳世代のアドマイヤジャパンは殆ど見せ場ありませんでした。
もしこのレースにDインパクトが出ていたら。。。どうなっていたでしょうか。(永遠に答えは出ないです。はい。)

★2005阪神ジュベナイルフィリーズ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 テイエムプリキュア 2260 570 19200 44990 ┓5470   ┓32830 310290
2着 シークレットコード   720     ┃1730  
3着 フサイチパンドラ    210       ┛1900

【コメント】(2005/12/7記)
諸事情があり、本日やっとビデオにとってあったレースを観ました。結構雨が降っていて、パンパンの良馬場ではないな、
という印象を受けました。レースの流れはそれほど速くなく、淡々と流れているように見えました。
このビデオを見る前に、レース結果は知っていたのですが、テイエムプリキュアは4コーナー手前からムチが入っていて、
お世辞にも良い手ごたえとはいえませんでした。が、直線に入ると外目を着実に伸びてきて見事勝利を収めました。
この馬の値段は250万円だそうです。シンデレラストーリーですね。熊沢騎手、久しぶりのG1勝利おめでとうございます。
金髪なのでちょっとびっくりしちゃいました。
レース全体としては、勝ったテイエムプリキュアと他馬の間に圧倒的な力の差があるようには感じられませんでした。
来春の牝馬クラシック路線は混戦模様になるのではないでしょうか。

★2005朝日杯フューチュリティステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 フサイチリシャール 320 120 2500 2820 ┓700   ┓1680 11090
2着 スーパーホーネット   320     ┃170  
3着 ジャリスコライト   110       ┛680

【コメント】(2005/12/11記)
新潟2歳Sを5馬身差圧勝したショウナンタキオン、ここまで2戦いずれも33秒台の末脚を繰り出したジャリスコライト、
前走東京スポーツ杯をレコードで逃げ切ったフサイチリシャールの3頭に人気が集まりました。レースはレソナルが逃げ、
フサイチが2番手を追走する展開となりました。4コーナーでは早々とフサイチが先頭に立ち、最後、スーパーホーネットが
すごい脚で迫ってくるのをしのぎきったところがゴールでした。
ジャリスコライト、ショウナンタキオンも直線伸びていましたが、3,4着に入るのがやっとでした。ゴール前は危なくも見えましたが、
それでも勝利をもぎとったことから、福永騎手の好騎乗と言えるでしょう。レース後、審議のランプがなかなか消えませんでしたが、
ジャリスコライトが対象だったようです。デザーモ騎手、藤澤厩舎の有力馬に乗っていますが、この秋は勝ちきれないレースが
続いています。田中勝騎手もG1連敗記録をまたもや伸ばしてしまいました。。。
勝ったフサイチリシャールはレースを使うごとにメキメキと力をつけてきた感じです。でも2着以下の馬と、圧倒的な力の差は
感じませんでした。牡馬のクラシック路線も混戦になりそうです。

★2005有馬記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ハーツクライ 1710  260 750 3320 ┓410   ┓2970 30500
2着 ディープインパクト   120     ┃1610  
3着 リンカーン   330       ┛490

【コメント】(2005/12/25記)
Dインパクトが後方一気の競馬をやめて、先行したら、アメリカの名馬のセクレタリアトのように後続をぶっちぎるだろう、
そして、Dインパクトは有馬記念では先行するかもしれない、というようなニュアンスの記事が某新聞に載っていました。
ゲートが開きスタート。Dインパクトは出遅れこそしませんでしたが、例によって後方の位置取りとなりました。
タップダンスシチーが逃げ、オースミハルカが2番手、そして3番手にいたのは。。。いつもレースではDインパクトと同様
最後方が定位置のハーツクライでした。
4コーナーに差し掛かりDインパクトが外から伸びてきました。そのまま差しきるかと思いましたが、最後まで内にいた
ハーツクライを抜くことはできませんでした。無敗の3冠馬の圧倒的な強さを期待していたファンには残念な結果に
なってしまいましたが、いつもG1では僅かに届かずの2着に甘んじてきたハーツクライを勝利に導いたのは間違いなく
ルメール騎手の好騎乗だったと思います。今年も外国人騎手旋が巻き起こった一年でした。

●戻る