2005年上半期レース結果

★2005フェブラリーステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 メイショウボーラー 200 130 1180 1540 ┓520   ┓4450 12220
2着 シーキングザダイヤ   290     ┃670  
3着 ヒシアトラス   350       ┛1490

【コメント】(2005/2/27記)
前日の1日中の雨により、レースは不良馬場のダートで実施されました。アドマイヤドン、タイムパラドックスといった
ダートのG1ホースが出走していましたが、1番人気に推されたのは、ダート路線に転向してから重賞2連勝中の
メイショウボーラーでした。
スタートが切られ、メイショウボーラーは例によって先行しましたが、2番人気のアドマイヤドンは痛恨の出遅れを
してしまいました。メイショウボーラーは前2走よりは後続を引き離して逃げ、これで果たしてゴールまで持つのかな、
と思いましたが、不良馬場も見方につけてか、最後までしっかりとした足取りでゴールを先頭で駆け抜けました。
2、3着には、シーキングダイヤ、ヒシアトラスという最近ダートで台頭してきた勢力が入り、
古豪のタイムパラドックスは4着、アドマイヤドンは5着でした。
勝ったメイショウボーラーは強かったですが、あの出遅れで5着に来たアドマイヤドンも恐るべき強さという感じです。

★2005高松宮記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 アドマイヤマックス 1180 240 6880 14570 ┓1620   ┓4010 47120
2着 キーンランドスワン   420     ┃410  
3着 プレシャスカフェ   130       ┛700
【コメント】(2005/3/27記)
高松宮記念は1200mの短距離戦、スタート、そしてその後の先行争いが注目されましたが、1番人気の
プレシャスカフェはゲートの出が遅く、スタート直後、馬群の後方になってしまいました。
コーナーまでの直線で中団に取り付き、最後は馬場の荒れた内馬場を通って3着に来ているわけですから、
相当に力はある馬です。スタートさえ5分なら、2着には来ていたでしょう。
2着と書いたのは、勝ったアドマイヤマックスがプレシャスカフェにスタートでの不利がなくても差しきって
いたのではないかというような見事な走りだったからです。やはり武騎手、さすがです!
フェブラリーSを快勝してこのレースにのぞんだメイショウボーラーはいいところがありませんでした。
着順からはちょっと負けすぎです。理由は何なのでしょうか。

★2005桜花賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ラインクラフト 460 190 1220 2550 ┓510   ┓8440 36790
2着 シーザリオ   170     ┃1690  
3着 デアリングハート   490       ┛1630
【コメント】(2005/4/13記)
各有力馬が無事にエントリーし、混戦模様の一戦でした。新聞の印もかなり割れていました。
その中で、差し/追い込み馬という印象があったラインクラフトが1コーナーでは既に先団に取り付き、
最後の直線では迫るシーザリオを振り切って優勝しました。本番で、いつもより前の位置でレースを進めた
福永騎手の好騎乗だったと思います。今年はこれでフェブラリーSに続きGI2勝目、勝てる騎手に
なったな、という感じです。
2着に敗れたシーザリオですが、負けてなお強しという末脚を見せてくれました。上位人気馬では、
アンブロワーズが見せ場すら作れず馬群に沈みました。この馬から結構馬券を買っていたので、がっくりです。

★2005皐月賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ディープインパクト 130 110 5830 6100 ┓1840   ┓14280 70780
2着 シックスセンス   1030     ┃280  
3着 アドマイヤジャパン   220       ┛7020

【コメント】(2005/4/17記)
ディープインパクトは本当にめちゃくちゃ強いのか!?注目の一戦でしたが、ディープインパクトはめちゃくちゃ
強い馬でした。スタートをそろっと出て、道中は後方から。3コーナーから外目を上がっていき、4コーナーでは先頭を
射程圏内に捉え、直線は次元の違う脚であっという間に抜け出しました。武豊騎手は変な不利を受けないようにだけ
気をつけて乗っていたような気すらしました。無事に行けば、ダービーも間違いなく勝ってしまいそうです。。。
2着にはシックスセンスが入り、配当は中波乱となりました。実力断然の馬はヒモに人気薄を連れてくる。。。。
というようなジンクスもあったような気がします。
他の馬についてコメントしていませんが、とにかくこのレースではディープインパクトの強さに脱帽です!

★2005天皇賞(春)★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 スズカマンボ 3510 890 85020 169320 ┓16760   ┓225950 1939420
2着 ビッグゴールド   1570     ┃3310  
3着 アイポッパー   270       ┛5910

【コメント】(2005/5/1記)
最近は、大荒れの結果になってもそれほど驚かなくなりました。スズカマンボに関しては、馬券の対象にしていましたし。。
が、2着のビッグゴールドは外してしまってました。要は、余裕で外れました。ははは。
それで、以下はグチです。殿に負けてしまったシルクフェイマスはともかく、リンカーンの乗り方はよろしくなかったという気がします。
一昨年の有馬記念、昨年の阪神大賞典のように、4コーナー早めにまくっていって先頭に並びかけ、それでばてたら仕方ない、
というような乗り方をして欲しかったです。
上位人気馬で唯一アイポッパーだけが、3着に入りました。TVのパドックで見た感じは非常にごつごつしていて、走らなそうに
思えたのですが、なかなかに走る馬ですね。G1馬3頭(ヒシミラクル、ザッツザプレンティ、アドマイヤグルーヴ)も見せ場なしでした。
今年の長距離古馬戦線は混戦になりそうです。(ゼンノロブロイとタップダンスシチーの一騎打ち?)

★2005NHKマイルカップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ラインクラフト 390 180 4890 6410 ┓1410   ┓12760 63150
2着 デアリングハート   620     ┃810  
3着 アイオルラヴァゲイン   270       ┛3230

【コメント】(2005/5/13記)
NHKマイルカップ以来、桜花賞として初めて参戦したラインクラフトが勝ち、変則2冠を達成しました。
ラインクラフトというと昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞トライアルのフィリーズレビューでの走りを見る限りでは、
差し馬というイメージがあったのですが、桜花賞、本レースとスムーズな先行から直線早々に抜け出すというレースぶりでした。
スタートしてからの福永騎手の位置取りが光ります。これで今年早くもGT3勝目。すごい活躍ぶりです。
デアリングハートは直線よく伸びましたが、惜しくも2着でした。桜花賞ではラインクラフトと僅差の勝負を演じており、
複勝でのこの配当の差は買っていた人にとっては美味しいものだったかもしれません。
トライアルのニュージーランドT組は良いところがありませんでした。中山の1600mと府中の1600mでは、同じ距離でも
全く別のレースということでしょうか。

★2005オークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 シーザリオ 150 110 630 820 ┓250   ┓1280 3330
2着 エアメサイア   180     ┃350  
3着 ディアデラノビア   200       ┛770

【コメント】(2005/5/22記)
シーザリオが断然の一番人気に推されて、結果として非常に強い競馬で栄冠を手にしました。
今までサンデーサイレンスが親の種牡馬で、仔がG1を勝ったのはダンスインザダークだけでしたが、
スペシャルウィークが2頭目となりました。大種牡馬のサンデーサイレンスがこの世を去り、再来年からは、
各種牡馬の生き残りをかけての戦いが繰り広げられますが、ダンスインザダーク、スペシャルウィークは
サンデーの後継種牡馬として他の馬を1歩リードした感があります。
そして、福永Jは今年早くもG1 4勝目となりました。スローペースの後方から、ということで、決してスムーズな
競馬ではなかったように思えますが、勝負の世界は結果が全て。お見事でした。
エアメサイア武騎手の騎乗も上手いと思いました。ディアデラノビアはあれだけ入れ込んでいて3着に来るとは、
この馬も強いです。

★2005ダービー★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 ディープインパクト 110 110 540 590 ┓270   ┓2410 4250
2着 インティライミ   210     ┃550  
3着 シックスセンス   360       ┛1880

【コメント】(2005/5/29)
皐月賞までの勝ち方が圧倒的、調教も抜群、鞍上は武豊、と全てにおいて死角なし、という感じで超圧倒的一番
人気に推されたディープインパクトが見事に無敗の2冠馬に輝きました。
今回のスタートは今いちで後方からの競馬となりました。道中は安藤勝のローゼンクロイツに外から蓋をされるような
形に見え、マークがきつくなっているな、という印象を受けましたが、そこは広い府中コース。4コーナーで
馬群がばらけると外目に不利なく持ち出し、そこからは独壇場でした。
今まで色々な名馬を見てきましたが、正直、一番強いかもしれません。残すは秋のあと1冠。故障/落馬/大雨でも
ない限りは勝ってしまうような気がします。
2着のインティライミは負けはしましたが、見事な競馬でした。勝った馬が強すぎただけです。

★2005安田記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 アサクサデンエン 1230 420 13990 24640 ┓4270   ┓80600 465840
2着 スイープトウショウ   640     ┃2540  
3着 サイレントウィットネス   390       ┛4540

【コメント】(2005/6/11記)
前週のダービーとは一転、圧倒的な人気を集めるような有力馬不在で、混戦ムードの1戦となりました。
馬柱を見ていても、天気や展開や位置取りで、どの馬が勝ってもおかしくないという感じを受けました。
前走の京王杯SCをレコードで快勝したアサクサデンエンが直線力強く伸び、初のG1挑戦で見事に勝利をあげました。
3着までの着差はわずかであり、馬の力プラス藤田騎手の好騎乗が光りました。
先行策から3着に粘ったサイレントウィットネスはかなり強い競馬でしたが、あと一歩およびませんでした。
美浦に坂路調教コースができて久しいですが、まだ西高東低の状態です。昨年後半は、ゼンノロブロイが活躍し、
両2歳Sを関東馬が制しましたが、今年の春のG1では今回初めて関東馬が勝ちました。
この勢力図の原因は何なのでしょうね。
あと、サンデーサイレンス産駒はまたも安田記念を勝つことができませんでした。

★2005宝塚記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複 3連単
1着 スイープトウショウ 3850 680 11390 28280 ┓2920   ┓16320 178840
2着 ハーツクライ    400     ┃1560  
3着 ゼンノロブロイ   160       ┛810
【コメント】(2005/7/6記)
今年上半期のG1が全て終わりました。相変わらず馬券はさっぱりでした。今回は各馬毎の短評形式で。
タップダンスシチー ・・・ 歳をとり安定してきたかと思ったのですが、やってくれました。一昨年、JC圧勝後の
有馬記念での惨敗が思い出されます。G1で人気になるとダメな馬?
ゼンノロブロイ ・・・ やはり半年の休み明けでいきなりG1はキツいようです。でも3着に来るとはさすがに力があります。
ハーツクライ ・・・ この馬、ムラ馬ですねー。はまったときの脚は間違いなくG1級のようですけど。
スイープトウショウ ・・・ 馬の調子が良かったのと、鞍上の好騎乗が光りました。古馬の中長距離での牡牝混合の
G1に勝った牝馬というのは本当に数少ないですからすごいです。
リンカーン ・・・ 春の天皇賞のときは。。。でしたが、今回はまあ納得の騎乗ぶりでした。最後にゼンノロブロイに
差し返されたのがこの馬の限界でしょうか。