2004年上半期レース結果

★2004フェブラリーステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 アドマイヤドン 130 110 570 710 ┓310  
2着 サイレントディール   200     ┃890 ┃4920
3着 スターリングローズ   500       ┛3040

【コメント】(2004/2/23記)
オリンピックイヤーの最初のG1は、ドバイ遠征を控えた圧倒的一番人気のアドマイヤドンが見事に勝利を飾りました。
気温はそれほど低くありませんでしたが、かなり強い風の吹くコンディションの中、レースはスタートしました。
レースが全馬が10馬身以内に収まろうかという感じで進み、アドマイヤドンは中団やや後方の外目を回っていました。
直線に入ってもなかなか馬群はばらけず、どの馬が勝つのか、と思いましたが、アドマイヤドンがじわじわと脚を伸ばし、
きっちりと勝利を収めました。ダートでの実力は間違いなく日本でNO.1。体調がよければ、間違いなくドバイでも
好勝負になるのではないでしょうか。
僕の注目していたブルーコンコルドは4コーナー大外から、これは!という伸びを一瞬見せましたが、最後は止まって
しまい5着でした。2着にはペリエ騎乗のサイレントディールが入り、馬券は固く収まりました。

★2004高松宮記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 サニングデール 430 150 740 1500 ┓370  
2着 デュランダル   180     ┃1520 ┃5490
3着 キーンランドスワン   490       ┛1820
【コメント】(2004/3/28記)
実績から言えば圧倒的1番人気に推されておかしくないデュランダルでしたが、休み明け、初の中京競馬場、小回り、
平坦コースということで、3倍台の単勝にとどまりました。中京巧者のサニングデール、シーイズトウショウらが
これに続きました。
レースは好スタートからギャラントアローがハナにたち、強引に競りかけていく馬もなく、気持ちよく逃げているように
見えました。そのせいでしょうか。4コーナーを回っても、ギャラントアローの脚色はなかなか衰えませんでしたが、
外目から一気にサニングデールが交わし、さらにデュランダルが猛追して来たところがゴールでした。
勝ったサニングデールは道中の位置取り、しかけどころなど、福永騎手の好プレーだったと言えるでしょう。
2着のデュランダルは休み明け、中京の短い直線であの脚・・・・負けて強しの内容でした。

★2004桜花賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ダンスインザムード 290 150 3540 4460 ┓1270  
2着 アズマサンダース   410     ┃650 ┃6540
3着 ヤマニンシュクル   230       ┛1450
【コメント】(2004/4/11記)
トライアルや重賞の勝ち馬、上位入線馬が勢ぞろいし、まれにみる好メンバーが揃った一戦となりました。
その中でも、関東でフラワーCを制して、ここまで裏路線ながら3戦3勝のダンスインザムードが1番人気に推されました。
他にも昨年の3歳牝馬チャンピオンのヤマニンシュクル、トライアルまで3戦3勝のムーヴオブサンデー、末脚勝負の
スイープトウショウなど、どの馬が勝ってもおかしくないような顔ぶれでした。
レースでは、例によってスイ−プトウショウがゲート入りを嫌がりましたが、スタート後は、有力馬は、それぞれ
予想されたポジションをキープしているように感じられました。
4コーナーを回り、混戦になるかと思われましたが、好位から一番人気のダンスインザムードがスッと抜け出し、
後続を寄せ付けない強い勝ち方を見せました。この馬、かなり強そうです。オークスでも1番人気間違いなしでしょう。

★2004皐月賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ダイワメジャー 3220 660 4660 15290 ┓1560  
2着 コスモバルク   150     ┃4370 ┃20610
3着 メイショウボーラー   370       ┛750

【コメント】(2004/4/18記)
5頭出しのマイネル・コスモ軍団対8頭出しのサンデー産駒軍団、どちらが栄冠を手にするのか、といううたい文句で、
今年の皐月賞を迎えました。
レース前の談話では、マイネルマクロスが何が何でも行くということでしたが、レースがスタートしてみれば、ハナに
立ったのはメイショウボーラーで、無理に競りかけていく馬はいませんでした。地方馬ながら1番人気に推された
コスモバルクは大外枠からのスタートで、無理には先行には取り付かず、中団やや前よりの位置取りとなりました。
レースは、淡々とした流れであまり先行と後方の馬の差が縮まらないまま4コーナーを迎えました。
直線に向いてスルスルと抜け出したのは、スプリングSで3着に入り優先出走権をとった、ダイワメジャーでした。
デムーロ騎手は昨年のネオユニヴァースに引き続き、皐月賞2連覇となりました。
ダイワメジャーは堂々たる勝ちっぷりでしたが、コスモバルクが大外でなかったら、メイショウボーラーに競りかけていく
馬がいたら、ダイワメジャーがスプリングSで4着だったら・・・・などなど、色々な要素が重なっての結果という
感じがしました。

★2004天皇賞(春)★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 イングランディーレ 7100 1930 36680 75650 ┓9050  
2着 ゼンノロブロイ   320     ┃10170 ┃211160
3着 シルクフェイマス   500       ┛2000

【コメント】(2004/5/5記)
昨年の菊花賞の1〜4着までの馬が出走し、シンボリクリスエス引退後の古馬の筆頭を争うという様相でしたが、
勝ったのは伏兵のイングランディーレでした。スタートからやや強引にハナに立つと、競りかけて来る馬もなく、
徐々に後続に差をつけ、4コーナーを回るときには10馬身くらいあったでしょうか。激しい2着争いを尻目に、
悠々と逃げ切ってしまいました。
イングランディーレは、昨年は前哨戦の日経賞を勝って、天皇賞(春)に臨みましたが、今年は地方の交流競争を
経ての参戦で、人気がありませんでした。でも、単勝7100円というのは、意外と人気があったんだな、という感じです。
中長距離の古馬戦線は上位安定、という印象があったのですが、一転、よくわからなくなってきました。
馬券的には楽しみが出てきた、というところでしょうか。

★2004NHKマイルカップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 キングカメハメハ 360 140 1340 2140 ┓510  
2着 コスモサンビーム   170     ┃370 ┃1580
3着 メイショウボーラー   150       ┛410

【コメント】(2004/5/9記)
皐月賞組、NZT組、その他の路線組、発顔あわせとなる好メンバーが揃い、果たしてレースがどのような結果に
なるのか興味深いものがありました。
小雨の降り続くなか、スタートは切られ、メイショウボーラーなどが先行争いをしているところ、タイキバカラがあきらかに
かかったという感じで、どーっと先頭に立ちました。このペースでは、タイキバカラはゴールまで持つわけもなく、
4コーナーを回って、後続が先頭に襲いかかりました。その中で、馬場の真ん中より力強い足取りで抜け出したのは、
前走毎日杯を快勝していたキングカメハメハでした。その足取りはゴールまで衰えることなく、2着には約5馬身もの
差をつけていました。この後は、ダービ−に向かうようですが、ダービーも勝つ可能性がかなりあると思います。
2番人気に推された武豊騎乗のシーキングザダイヤは直線伸び切れず6着でした。
馬券的には固く収まってしまい、個人的に残念でした。

★2004オークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ダイワエルシエーロ 2140 550 10080 30430 ┓2700  
2着 スイープトウショウ   400     ┃3140 ┃63460
3着 ヤマニンアラバスタ   510       ┛3240

【コメント】(2004/5/23)
ここまでデビューから4連勝、良血、鞍上武豊のダンスインザムードが圧倒的一番人気に推され、多くの新聞の予想は
2着探し、という雰囲気でした。
しかし、小雨混じりのどんよりとした天気、+14キロの体重増、そしてパドックでの落ち着きのなさ、など、レース前、
少々気になる点が重なりました。結果論であることはわかっていますが、ダンスインザムードはレース中好位を進み、
理想的な位置取りで、直線に入りましたが、直線伸びを欠き、まさかの3着に終わりました。
勝ったのは、桜花賞で人気になりながら見せ場無く終わったダイワエルシエーロでした。渋った馬場を計算しての
堂々の逃げ切り勝ちでした。福永騎手の好騎乗だったといえるでしょう。
2着には、スイープトウショウが末脚を伸ばしましたが、わずかに届きませんでした。
上位は桜花賞からの直行組が占め、トライアルからの伏兵の台頭はありませんでした。

★2004ダービー★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 キングカメハメハ 260 150 2490 3250 ┓970  
2着 ハーツクライ   380     ┃390 ┃3460
3着 ハイアーゲーム   190       ┛1120

【コメント】(2004/5/31記)
やはりNHKマイルCのあの強さは本物でした。マイネルマクロスが大逃げをうったハイペースのなか、中段やや前に
つけたキングカメハメハが直線力強く抜け出し、一番人気に応えました。父Kingmambo。あのエルコンドルパサーを
彷彿させる強さです。秋は、菊花賞に行くのでしょうか。それとも天皇賞か。どちらにせよ、好勝負間違いなしです。
地方競馬所属のままダービー勝利を目指したコスモバルクは4コーナーで先頭でしたが、府中の長い直線、余力は
残っておらず、着外に沈みました。しかし、コスモバルクの出走により、ダービーは非常に盛り上がった気がします。
2着には4コーナーで大外を回したハーツクライが強烈な追い込みを見せました。3着のハイアーゲームは、蛯名騎手が
キングカメハメハを負かしにいって、力及ばず、という印象を受けました。
終わってみると、2着から7着までがサンデーサイレンス産駒。恐ろしい種牡馬です。。。

★2004安田記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ツルマルボーイ 1130 360 3120 6470 ┓1390  
2着 テレグノシス   280     ┃1860 ┃10630
3着 バランスオブゲーム   290       ┛1390

【コメント】(2004/6/6記)
色々な路線から色々な馬が集まり、圧倒的人気馬不在のレースとなりました。最終的に1番人気はローエングリンと
なりましたが、2,3番人気との倍率の差はわずかでした。レースは、内側の仮柵の取り外し、朝からの雨模様、
外国馬の参戦など、多くの予想ファクターがある中で行われました。
勝ったのは今まであと一歩でG1に手が届いていなかったツルマルボーイ。これは騎手の勢いもあるのでしょうか。
鞍上は、なんと今年上半期G1レース4勝目となる安藤勝騎手でした。もちろん馬も強いのですが、スタート、道中の
位置取り、追い出しのタイミングなどなど、全てがばっちり、という感じだったのでしょう。
以前、ペリエ騎手の3週連続G1制覇、がありましたが、それに勝るとも劣らない勢いを感じます。
人気どころでは、ウインラディウス、ファインモーションに見せ場がありませんでした。原因は何だったのでしょう。

★2004宝塚記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 タップダンスシチー 350 150 1930 3190 ┓750  
2着 シルクフェイマス   300     ┃510 ┃4140
3着 リンカーン   180       ┛1100
【コメント】(2004/6/29記)
今年の上半期の古馬G1では、4歳馬が勝っていない、という記事がスポーツ新聞に載っていました。
気づいてみれば確かにその通りです。ネオユニヴァースはリタイアしましたが、ゼンノロブロイ、リンカーン、
ザッツザプレンティ、スティルインラブなど4歳トップクラスの馬が出走しているこのレースの結果が注目されました。
結果は。。。昨年のJC馬、そして前哨戦の金鯱賞を休み明けでレコード勝ちしたタップダンスシチーが
3コーナー過ぎから先頭に立ち、そのまま押し切るという強いレースを見せました。
2着にはシルクフェイマスが入り、結果的にクラブ所属馬の1,2着になりました。出資者は大喜びでしょう。
4歳馬は3,4,5着という結果になりました。弱くはないと思うのですが、5歳以上の馬の壁に行く手を阻まれています。
スタートで、ツルマルボーイが出遅れました。最近は常に後方からレースを進めるこの馬ですが、出遅れというのは
結果的に致命的だったようです。結果を見ると最速の上がりだったようなので、惜しまれます。