●戻る

2003年下半期レース結果

★2003スプリンターズステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 デュランダル 810 190 940 2320 ┓360  
2着 ビリーヴ   120     ┃490 ┃1170
3着 アドマイヤマックス   150       ┛260

【コメント】(2003/10/5記)
古馬の牡牝混合のG1レースとしては、非常に珍しく、牝馬の方が多いレースとなりました。
注目は昨年のスプリンターズS、今年の高松宮記念と、スプリントG1を連勝しれいるビリーヴの走りでした。
そのビリーヴは、無難なスタートから先頭集団を見るような位置につけ、4コーナーでは馬なりで先団に取り付き、
直線早々に先頭。。。押し切るかと思われましたが、大外から伸びてきたデュランダルにハナ差交わされました。
デュランダルは父サンデーサイレンス、母父ノーザンテーストの血統としては初めてのG1馬になりました。
気になったのはビリーヴの安藤勝のゴール前での騎乗で、トライアルのセントウルSに引き続き、力を抜くのが
若干早いような気がしました。両レースともハナ差での負けということもあり、ファンのことも考え、ゴール板を
過ぎるまで、しっかりと追って欲しいものです。

★2003秋華賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 スティルインラブ 320 130 450 930 ┓230  
2着 アドマイヤグルーヴ   120     ┃830 ┃1880
3着 ヤマカツリリー   300       ┛760

【コメント】(2003/10/22記)
スティルインラブが勝ち、桜花賞、オークス、秋華賞を制して見事に牝馬3冠に輝きました。
トライアルのローズSで伸びきれず5着に敗れ、おやっという感じでしたが、このレースでは、道中中団につけ、
4コーナーでは外めに持ち出し、直線力強い伸びを見せ春と同じように完勝しました。強い!のひとことです。
スティルインラブは3冠牝馬となりましたが、3冠レースではいずれも1番人気ではなかったということで、
ちょっと意外ですよね。
トライアルを勝ち、1番人気に推されたアドマイヤグルーヴはスティルインラブをみるような位置取りでレースを
進め、直線よく伸びましたが、スティルインラブとの差は縮まりませんでした。この馬もなかなか強いですね。
例年秋のG1シリーズは波乱が起こるのですが、今年は順当に収まり静かな滑り出しとなりました。

★2003菊花賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ザッツザプレンティ 2020 350 5540 17080 ┓1520  
2着 リンカーン   280     ┃690 ┃4900
3着 ネオユニヴァース   130       ┛580

【コメント】(2003/10/27記)
牝馬のスティルインラブに続き、今週はネオユニヴァースが牡馬3冠に挑みましたが、惜しくも3着に敗れ、
3冠は夢と散りました。
勝ったのは、昨年のラジオたんぱ杯の快勝以来、あまりいいところがなかった5番人気のザッツザプレンティでした。
トライアルの神戸新聞杯でゼンノロブロイにつけられた着差から、もはや勝負付けは済んだかと思っていたのですが、
3コーナー過ぎからのスパートで4コーナーでは先頭にたち、そのまま押し切りました。最後はネオユニヴァースを
力で振り切っており、強い勝ち方でした。安藤勝騎手の好騎乗もすばらしかったと思います。僕の記憶が正しければ、
サンデーサイレンスの息子の子供がG1を勝ったのはこれが初めてではなかったでしょうか。
トライアルを快勝したゼンノロブロイは好位置につけるも内に包まれ、ラストスパートが遅れたのが響き4着でした。

★2003天皇賞(秋)★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 シンボリクリスエス 270 140 1310 1900 ┓530  
2着 ツルマルボーイ   250     ┃1820 ┃12870
3着 テンザンセイザ   560       ┛2950

【コメント】(2003/11/3記)
このレースでは、春の宝塚記念で5着に敗れてしまったシンボリクリスエスの走りに注目されましたが、大外の18番枠も
なんのその、道中は中団につけ、直線で力強く抜け出して完勝しました。この結果を見ると、藤澤調教師の言うとおり、
宝塚記念では調教が不足していたのかなぁ、と感じました。この後、JC、有馬記念でも間違いなく主役となるでしょう。
ペリエ騎手の騎乗ぶりも相変わらずそつのないものでした。お見事です。
レースはローエングリンとゴーステディが競りあって、かなり速いペースになりました。そのせいか道中、そして直線に
入っても馬群はばらけたまま、という印象を受けました。
2着には4コーナーでは最後方にいたツルマルボーイが大外を鋭く伸びてきました。シンボリクリスエスさえいなければ、
という感じでした。

★2003エリザベス女王杯★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 アドマイヤグルーヴ 360 140 530 1070 ┓280  
2着 スティルインラブ   140     ┃2990 ┃9570
3着 タイガーテイル   910       ┛2830

【コメント】(2003/11/16記)
一昨年のオークス馬レディパステル、昨年のオークス馬スマイルトゥモロー、今年の3冠牝馬のスティルインラブ、
その他にもダイヤモンドビコー、アドマイヤグルーヴが出走し、豪華なメンバーとなりました。今年から外国馬も出走できる
ようになり、フランスから2頭の参戦がありました。ここまで来たらファインモーションにも出走して欲しかったような気がします。
レースはスマイルトゥモローが前走と同様飛ばし、道中は縦長の展開になりましたが、同馬は早々に力付き、直線は
人気どころが先団に押し寄せました。勝ったのは、このレースで1番人気をスティルインラブに譲った2番人気の
アドマイヤグルーヴでした。後方からレースを進め、直線ではスティルインラブをうまく目標にして、馬の闘争心を
うまく引き出した気がします。さすがは武豊、というところでしょう。
3着には4コーナー後方にいた外国馬のタイガーテイルが鋭く伸びてきました。この馬の鞍上のジレ騎手は最終レースでも
人気薄の馬を2着に持ってきており、今度来日することがあったら要注意かもしれません。

★2003マイルチャンピオンシップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 デュランダル 810 280 3240 6920 ┓1340  
2着 ファインモーション   260     ┃2660 ┃34480
3着 ギャラントアロー   760       ┛3140

【コメント】(2003/11/23)
外国馬2頭の出走もあり、例年になく多彩な顔ぶれとなりましたが、4コーナー大外を回って、凄まじいまでの末脚を
見せたデュランダルが見事にスプリンターズSに引き続きG1連覇を飾りました。
1着は後方からの追い込み、2着は中団からの差し、3着は逃げての粘りこみ、という形で決まりました。
どの馬も同じ1600mを走るというのに、なんか不思議です。そしてこれが競馬の面白さでもあります。
デュランダルの末脚は見事でしたが、スタートからじっと後方につけ、最後それを最大限に引き出した池添騎手も
見事でした。また、前走の毎日王冠であれれ、という負け方をしたファインモーションが2着に食い込み、
その実力が牡馬に混じってもトップクラスであることを証明しました。
外国馬2頭は見せ場なく馬群に沈んでしまいました。レースの予想で、外国馬の取捨は難しいものがあります。

★2003ジャパンカップダート★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 フリートストリートダンサー 4930 870 4450 14830 ┓1600  
2着 アドマイヤドン   120     ┃9010 ┃25740
3着 ハギノハイグレイド   430       ┛780

【コメント】(2003/11/30)
翌日のジャパンカップに比べると、外国馬は2頭の出走で、国際競走としては少々寂しいものがありました。
当日はあいにくの天候で、出走時間にはダートコースには水が浮いてしまっていました。
圧倒的一番人気に推されたアドマイヤドンは道中、前から4,5番手の好位置を進んでいました。
直線に入ると、外国馬のフリートストリートダンサーが先頭に立ましたが、外からアドマイヤドンが並びかけて
いきました。そして一旦は頭ほど出たのですが、そこからフリートストリートダンサーがものすごい2枚腰を見せ、
馬体が重なってのゴールとなりました。そして写真判定の結果、このレースで初めて外国馬の勝利となりました。
3着は離れており、アドマイヤドンはもはや国内では敵なし、という印象を受けました。
勝ったフリートストリートダンサーは道中、悪天候のなか、馬の闘争心が最後まで残っていたのでしょう。
ちょっと気になったのは、勝った馬に騎乗したコート騎手は今回初来日で、このレースが東京競馬場での
初めての騎乗レースでした。コースなれするために、1レースくらい事前のレース騎乗の機会があってもよいのでは
ないかと思いました。(追い切りで乗っているということで、よいのかもしれませんが。。。)

★2003ジャパンカップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 タップダンスシチー 1380 280 7020 15660 ┓1710  
2着 ザッツザプレンティ   300     ┃470 ┃4210
3着 シンボリクリスエス   110       ┛570

【コメント】(2003/11/30)
降り続いた雨により、昨日のジャパンカップダート同様、悪化した馬場でのレースとなりました。
外国馬にはアメリカのBC優勝馬や昨年のJC2着馬など、実績のある馬が揃い、また日本馬勢も昨年の
年度代表馬、皐月賞・ダービーの2冠馬、菊花賞馬などが揃い、見ごたえのあるレースが期待されました。
レースは1枠からスタートよく飛び出したタップダンスシチーが後続を離して逃げ、そのまま内らち沿いを
軽快に飛ばして、ゴールではなんと2着に9馬身の差をつけて優勝しました。2着には道中2番手につけていた
ザッツザプレンティが入り、行った行ったの決着となりました。
馬場コンディション、枠順、ペース。。。これもレースの結果ですが、シンボリクリスエスをはじめとする有力馬に
見せ場がなかったのが残念でした。
結局1〜5着までを日本馬が独占しました。2頭しか出走のなかった昨日のジャパンカップダートでは、
外国馬が優勝、9頭も出走していたジャパンカップでは掲示板に1頭も載らず。。。競馬は難しいです。

★2003阪神ジュベナイルフィリーズ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ヤマニンシュクル 1480 510 19700 37920 ┓5380  
2着 ヤマニンアルシオン   1110     ┃8930 ┃376760
3着 コンコルディア   1480       ┛21670

【コメント】(2003/12/7記)
2歳女王決定戦であるこのレースですが、18頭中10頭が1勝馬という顔ぶれで、力関係に不明な部分が多い
メンバーでした。その中でも前走、ファンタジーSを大外一気で快勝したスイープトウショウが断然の1番人気に
推されました。
レースではヤマニンアルシオンが軽快に逃げ、直線半ばを過ぎてもその脚色は衰えず、ゴールまで逃げ込むか
と思われましたが、大外からヤマニンシュクルが鋭く追い込み勝利を飾りました。一番人気のスイープトウショウは
最後の直線で、前が詰まる不利があり、5着に終わりました。不利がなければ勝っていたかもしれません。。。
結果としてレースは人気馬では決まらず、万馬券での決着となりました。馬の力の差、とういうよりは、スタートや
道中の展開に負うところが大きかったように感じました。桜花賞に向け、まだ勝負付けは終わっていないと思いました。

★2003朝日杯フューチュリティステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 コスモサンビーム 1480 240 990 2920 ┓440  
2着 メイショウボーラー   130     ┃1850 ┃6090
3着 アポインtテッドデイ   540       ┛1370

【コメント】(2003/12/15記)
ここまで無敗の4連勝でこのレースに臨んだメイショウボーラーが圧倒的一番人気でした。
1番内枠のコスモサンビームが好スタートを切りましたが、外から果敢にメイショウボーラーが先頭に立ち、レースを
ひっぱる形となりました。激しく競りかける馬もなく、すんなり逃げをうったメイショウボーラーが、逃げ切るかと
思われましたが、コスモサンビームがゴール前一歩ごとに差を詰め、クビ差差しきったところがゴールでした。
1着のコスモサンビームはバルジュー騎手、2着のメイショウボーラーはペリエ騎手でした。
もちろん馬の力がないと勝てないのですが、国際招待でもないレースで外国人騎手の1、2着というのは、
どうなんでしょうか。。。数年前、無類の強さを見せたクロフネという外国産馬が居ましたが、競争馬だけならず、
騎手の世界でもクロフネ来襲、といった感じです。

★2003有馬記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 シンボリクリスエス 260 120 1290 1980 ┓490  
2着 リンカーン   230     ┃300 ┃1720
3着 ゼンノロブロイ   170       ┛680

【コメント】(2003/12/29記)
12頭、という頭数はちょっと寂しく感じましたが、不景気を反映してか、中山競馬場のスタンドは人また人の群れでした。
スタートからタップダンスシチーが逃げるかと思われましたが、ザッツザプレンティとアクティブバイオが競り合う形で
鼻を奪いました。2頭の逃げはかなり速いペースとなり、天皇賞(秋)でのローエングリンとゴーステディを思い起こさせ
ました。 ・・・・で、結果も同様で、アクティブバイオはしんがり、ザッツザプレンティはブービーに敗れました。
最後の4コーナーでは中団から外をまくっていったリンカーンが先頭にたち、逃げ込みを図りましたが、1番人気の
シンボリクリスエスが素早く反応し、これを捕らえると、直線では後続との差を広げる一方でした。
その直線での姿には、凄いスピードと迫力を感じました。今日のシンボリクリスエスであれば、外国のレースでも
勝てたのではないでしょうか。

●戻る