2003年上半期レース結果

★2003フェブラリーステークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ゴールドアリュール 310 150 1370 2150 ┓610  
2着 ビワシンセイキ   240     ┃700 ┃4390
3着 イーグルカフェ   280       ┛1380

【コメント】(2003/2/23記)
今年は、東京競馬場が工事中のため、このレースは中山競馬場1800mで行われましたが、ダート路線で
活躍している馬が多数エントリーし、なかなかに豪華な顔ぶれとなりました。
中でも、ゴールドアリュール、アドマイヤドンの2頭が人気を分け合う形となりましたが、勝ったのは
武豊鞍上のゴールドアリュールでした。今年もまたG1を何勝もしそうな気配です。ゴールドアリュールは
カネツフル−ヴが軽快に逃げるところ、4コーナーで並びかけ、そのまま押し切るという強い内容でした。
サンデーサイレンス産駒で中央のダート重賞を勝ったのはこれが初めてだったと思います。
アドマイヤドンはスタート直後にややバランスを崩し、後方からの競馬になってしまったのが敗因の一つに
思われます。大外枠というのもやや厳しかったかもしれません。
この後、ドバイ遠征する馬にはぜひドバイでも頑張って欲しいと思います。

★2003高松宮記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ビリーヴ 1010 370 3520 7340 ┓1220  
2着 サニングデール   210     ┃4070 ┃31580
3着 リキアイタイカン   590       ┛1960
【コメント】(2003/3/30記)
前走で後続に影も踏ませず逃げ切った昨年の覇者、ショウナンカンプが圧倒的一番人気に推されました。
今回も完全と先頭に立ち、ゴールへの逃げ込みをはかりましたが、同じ一番枠のビリーヴが直線半ばで
ショウナンカンプを捕らえ、昨秋のスプリンターズSに続き、短距離G1を連覇しました。
ビリーヴは前走の凡走から、人気を落としていましたが、短距離戦での強さを見せつけました。
道中、馬の走る気を萎えさせない安藤(勝)騎手の好騎乗が光りました。
2着には大外枠だったサニングデールが入りました。中京コース、短距離戦ではとても安定した走りを
見せる馬です。3着はリキアイタイカンで短距離の差し馬として安定?してきました。
今回参戦した外国馬2頭は、ともに馬群に沈みました。昨年のJCは外国馬のワンツーでしたよね。
・・・外国馬の取捨は非常に難しいです。

★2003桜花賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 スティルインラブ 350 150 9210 11370 ┓2400  
2着 シーイズトウショウ   820     ┃430 ┃13050
3着 アドマイヤグルーヴ   180       ┛3180
【コメント】(2003/4/13記)
昨年の2歳女王、ピースオブワールドのリタイアで一転混戦ムードとなりましたが、前走のチューリップ賞で
直線不利のあったスティルインラブが直線真中から力強く抜け出し、幸騎手に初のG1をプレゼントしました。
2着にはスタート直後かかったかに見えましたが、道中は先行のインで辛抱していたシーイズトウショウが
粘りこみました。3着には大外から良血のアドマイヤグルーヴがすごい末脚で追い込んで来ました。
アドマイヤグルーヴはスタートでの2馬身ほどの出遅れがなければ、という感じでした。
個人的に本命にしていたセンターアンジェロは、前半は内側でロスなく乗っていたのですが、
3コーナーから4コーナーで外目に持ち出してしまったのがちょっと納得いきませんでした。

★2003皐月賞★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ネオユニヴァース 360 130 820 1480 ┓320  
2着 サクラプレジデント   150     ┃420 ┃1480
3着 エイシンチャンプ   190       ┛590

【コメント】(2003/4/20記)
桜花賞と同様、皐月賞も混戦ムードでしたが、終わってみれば、1,2,3番人気馬の人気通りの入着と
なりました。小雨の降りしきる中、レースは行われ、直線ではトライアルのスプリングSと同様、
ネオユニヴァースとサクラプレジデントの一騎討ちになりました。そしてその叩き合いを制したのは、
デムーロ騎手鞍上のネオユニヴァースでした。やはり外国人騎手パワーにはすごいものがあります。
上位2頭から3着のエイシンチャンプまではちょっと差が開き、1、2着の2頭がちょっと抜けているな、という
感じでした。ダービーでも無事ならこの2頭が中心になりそうです。
それにしてもサンデーサイレンス産駒快進撃です。なんと今年、ここまでのG1は全てサンデー産駒が
制しています。どこまでこの勢いは続くのでしょうか。。。

★2003天皇賞(春)★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ヒシミラクル 1610 400 16490 31770 ┓4600  
2着 サンライズジェガー   390     ┃930 ┃12300
3着 ダイタクバートラム   120       ┛1040

【コメント】(2003/5/4記)
3200mというレースの距離が時代に合わなくなってきているのでしょうか。
出走馬は18頭、フルゲートとなりましたが、そのうちG1馬は2頭だけ、という少々寂しい顔ぶれとなりました。
前走、3000mの阪神大賞典を勝ったダイタクバートラムが1番人気に推されましたが、勝ったのは、
出走していた2頭のG1馬のうちの1頭、ヒシミラクルでした。この天皇賞(春)の勝利で、昨年の菊花賞勝利が
フロックでないことをアピールしました。2着にはサンライズジェガーが入り、馬連は万馬券となりました。
ダイタクバートラムはよく伸びてきましたが、3着まででした。
このレースで人気を集めていたダンスインザダーク産駒のG1初勝利はおあずけとなりました。
個人的には馬券で縦目をくらってしまい、非常に悔しい思いをしました。。。

★2003NHKマイルカップ★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ウインクリューガー 2600 740 17520 42390 ┓4870  
2着 エイシンツルギザン   390     ┃6000 ┃96490
3着 マイネルモルゲン   540       ┛2570

【コメント】(2003/5/11記)
新装東京競馬場での第一弾のG1でしたが、万馬券での決着となりました。
勝ったのは、タイキシャトル産駒のウインクリューガーで、2番手追走から直線早めに抜け出し、そのまま後続を
振り切りました。人気薄でしたが、堂々たる勝利でした。
レースはエースインザレースが逃げ、ウインクリューガーが離れた2番手、さらに後続の場群は離れた3番手、
というような展開でした。東京の直線が長いとは言っても、ゴール前400mでは先行した2頭までの差があまりに
開きすぎており、3番手以下では、脚を伸ばしたエイシンツルギザンが2着にあがるのが精一杯でした。
逃げたエースインザレースも5着に粘っており、3番手以下の騎手には前半からもう少し積極的に動いて
レースを盛り上げて欲しかった気がします。

★2003オークス★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 スティルインラブ 560 200 24480 33950 ┓5770  
2着 チューニー   1980     ┃3210 ┃95530
3着 シンコールビー   1240       ┛23330

【コメント】(2003/5/25記)
桜花賞で出遅れながら3着に入ったアドマイヤグルーヴが圧倒的な一番人気となりましたが、
スタートでまたもや出遅れてしまい、スタート直後、折り合いもついていなかったように見えました。
勝ったのは、桜花賞馬のスティルインラブで見事に牝馬の2冠馬に輝きました。
3着には桜花賞の惨敗で人気を落としていたチューニーが入り、馬連は万馬券となりました。
結果的に、サンデーサイレンス産駒のワン・ツーとなり、層の厚さを見せつけました。
3着にはシンコールビーが入り、トライアルのフローラS勝利がフロックでないことを証明しました。
1着のスティルインラブは確かに強い勝ち方でしたが、11着までの馬が1秒以内に入っており、
道中の位置取り、仕掛けのタイミング等によっては着順が入れ替わったのではないかと思われます。

★2003ダービー★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ネオユニヴァース 260 120 760 1210 ┓360  
2着 ゼンノロブロイ   190     ┃1220 ┃5930
3着 ザッツザプレンティ   520       ┛2670

【コメント】(2003/6/1)
皐月賞に引き続き、ネオユニヴァース、サクラプレジデントのマッチレースとなるか否かという感じでしたが、
台風の影響で前日にかなりの雨がが降り、何か波乱の予感もさせるレースとなりしました。
馬場の悪化のため、各馬4コーナーで大外を回る中、比較的内側を回ったネオユニヴァースが直線力強く
抜け出し、見事に2冠を達成しました。デムーロ騎手は菊花賞でも来日するのでしょうかねー。
ありませんでした。2着には昨年のシンボリクリスエスに引き続き、藤澤厩舎のゼンノロブロイが入りました。
3着にはザッツザプレンティが入り、昨年暮れのラジオたんぱ杯圧勝の実力を発揮しました。
有力馬では、サクラプレジデントが7着に沈みました。馬場のせいでしょうか。

★2003安田記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 アグネスデジタル 940 360 10890 22100 ┓3470  
2着 アドマイヤマックス   600     ┃940 ┃18210
3着 ローエングリン   170       ┛1900

【コメント】(2003/6/8)
スタート直後、一頭が落馬し、どよめきのスタートとなりました。落馬したのはダンツ・・・ダンツジャッジの方でした。
4コーナーを回り、2番手につけていた1番人気のローエングリンが先頭に立ち、このまま押し切るかと思われましたが、
武豊のアドマイヤマックスがこれを交わしました。これで決まるかと思いきやさらに外からアグネスデジタルがアタマ差、
差しきったところがゴールでした。終わってみれば、実績1番のアグネスデジタルがその実力を見せつけました。
4コーナー内側中団から差しきったその勝負根性、瞬発力にはすばらしいものがありました。
ローエングリンは無難な騎乗でしたが。。。府中の1600mで逃げ切るのは難しいようです。
デムーロ騎乗のテレグノシスは外から伸びかけましたが、7着まで。ダンツフレームは内でもうひと伸びなく5着でした。

★2003宝塚記念★

    単勝 複勝 連勝 馬単 ワイド     3連複
1着 ヒシミラクル 1630 640 14080 27990 ┓3810  
2着 ツルマルボーイ   610     ┃2020 ┃30290
3着 タップダンスシチー   270       ┛1830

【コメント】(2003/6/29)
例年、宝塚記念はメンバーがあまり揃わないことが多かったのですが、今年は多数のG1馬が出走し、何か盛り上がる
ものがありました。中でも皐月賞、ダービー3冠馬のネオユニヴァースの出走が、今までにないパターンでした。
レースは中団にシンボリクリスエス、その後ろにネオユニヴァースがつけるという形で進みました。4コーナーでは、
早めに仕掛けたタップダンスシチーが先頭にたち、そのまま押し切るかに思われましたが、外から天皇賞馬のヒシミラクルが
見事に差しきりました。その外からツルマルボーイも凄い脚で伸びてきましたが、最後は脚色が一緒になってしまいました。
天皇賞(春)に続き見事にG1を連覇しました。ダンスインザダーク産駒のG1制覇はまたもおあずけとなりました。
注目のネオユニヴァースは4着まででした。道中の位置取りが少々後ろだったためでしょうか。
1番人気のシンボリクリスエスは久々のためか、直線伸び切れず5着でした。