2002年上半期レース結果

★2002フェブラリーステークス★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 アグネスデジタル 350 150 1350 ┓630  
2着 トーシンブリザード   210   ┃410
3着 ノボトゥルー   160     ┛700

【コメント】(2002/2/17記)
出走していれば断然の一番人気であったであろうクロフネの姿はなく、混戦模様でしたがその混戦を断ったのは
昨年天皇賞(秋)でテイエムオペラオーを破り、香港でG1を勝ったアグネスデジタルでした。帰国後の最初のレースと
いうことで若干人気を落としていた部分がありましたが1番人気に応え堂々の勝利を飾りました。この馬は芝でも強い、
ダートでも強い、ということで今までにみたことのないタイプの強さを持った馬のような気がします。次走はドバイWCの
ようなので更なる活躍を期待したいと思います。
2着には地方競馬の雄、トーシンブリザードが入りました。道中の手ごたえはそれほどいいようには見えませんでしたが、
ダートであれば日本トップクラスの実力馬であることを示しました。3着にはペリエ騎乗の去年のこのレースの覇者、
ノボトゥルーが入りました。混戦という下馬評でしたが結構堅く収まりました。

★2002高松宮記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ショウナンカンプ 660 230 1140 ┓510  
2着 アドマイヤコジーン   150   ┃1670
3着 スティンガー   340     ┛990

【コメント】(2002/3/31記)
コメントは一週間後れになりましたが、高松宮記念を見に中京競馬場まで行って来ました。中京競馬場に行くのは
初めてで、また、G1を生で見るのもかなり久しぶりでした。中京競馬場は東京競馬場を一回り小さくしたような
印象で、G1ということでとても混雑していました。学生時代は混んでいても喜んでG1を見に行っていたのですが、
今回の人ごみは結構応えました。(馬券が外れたせいもあるのですが・・・)あと、G1だというのに通常の入場券
だったのが残念でした。個人的にはG1は全て専用の入場券を用意して欲しいと思います。
レースの方は、上がり馬のショウナンカンプが後続に影も踏ませぬ逃げ切りでG1を制しました。1200m、1分ちょっと
の時間でしたが、結構長く感じられ見応えのあるレースでした。

★2002桜花賞★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 アローキャリー 4290 950 34440 ┓7980  
2着 ブルーリッジリバー   400   ┃4910
3着 シャイニンルビー    270     ┛1620

【コメント】(2002/4/7記)
トライアルレースは全て異なる馬が勝ち、大混戦の桜花賞となりました。勝ったのは、阪神JFで2着に健闘しましたが、
トライアルのアネモネSでの惨敗により評価を落としていたアローキャリーでした。同厩舎のサクセスビューティが
逃げるところ先団で折り合い、ゴール前力強く伸びて見事G1を制しました。鞍上の池添騎手は嬉しいG1初勝利となり
ました。2着には外から伸びてきたブルーリッジリバーが入り、連勝は3万馬券となりました。1番人気に推された
シャイニンルビーは3着までで、岡部騎手の悲願達成はなりませんでした。
結果的にアローキャリーが勝ちましたが、上位の馬の実力は伯仲しており、レースの展開次第では大幅に着順が
変わったような気がします。オークスはまたがらっと違う結果になるのではないでしょうか。

★2002皐月賞★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ノーリーズン 11590 1970 53090 ┓10450  
2着 タイガーカフェ   450   ┃5050
3着 タニノギムレット   130     ┛1180

【コメント】(2002/4/15記)
重賞3連勝中のタニノギムレット、2連勝中のチアズシュタルク、デビューから負けなしのモノポライザー、朝日杯勝ち馬の
アドマイヤドンをはじめとする有力馬が集い、どういう結果になるのか興味津々のレースとなりました。
レースでは有力馬が中団から後方に位置し、最後の直線での追い比べが期待されました。が、有力馬で後方から差を
詰めることができたのはタニノギムレット1頭だけでした。
勝ったのはデビューから2連勝後の若葉ステークス惨敗で人気を落としていたノーリーズンでした。中団から4コーナーでは
先団に取り付き鮮やかに抜け出して勝利をものにしました。鞍上はドイル騎手でした。2着にはデムーロ騎手の
タイガーカフェが入り、外国人騎手でのワンツーでした。各有力馬の惨敗の理由は何だったのでしょうか。

★2002天皇賞(春)★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 マンハッタンカフェ 290 120 540 ┓210  
2着 ジャングルポケット   110   ┃170
3着 ナリタトップロード   100     ┛170

【コメント】(2002/4/28記)
テイエムオペラオー、メイショウドトウが引退して念願の古馬チャンピオンの座の獲得を目指す6歳のナリタトップロード、
昨秋のG1を制して世代交代を印象づけたジャングルポケット、マンハッタンカフェの4歳勢の戦いになりました。
(ちょっと5歳勢がいないのがさびしいですね。でもアグネスデジタル、エイシンプレストンが海外で頑張っています。)
エリモブライアンが先頭に立ってひっぱる流れの中、直線に入りまずデムーロ騎手騎乗のボーンキングが抜け出しを
図りました。また外国人ジョッキーの連対か、と思われましたが、そこへ外から有力馬が襲いかかりました。
勝ったのは昨年の菊花賞、有馬記念を制したマンハッタンカフェでした。前走の日経賞での凡走がうそのような快走でした。
2着には武豊騎乗のジャングルポケットが入りました。落馬事故から驚異的な回復です。ナリタトップロードは
3年連続天皇賞(春)3着でした。

★2002NHKマイルカップ★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 テレグノシス 1430 270 4830 ┓1050  
2着 アグネスソニック   240   ┃420
3着 タニノギムレット   110     ┛400

【コメント】(2002/5/5記)
創設以来外国産馬のワンツーが続いていたこのレースですが、今回は内国産馬、外国産馬のワンツーでの決着と
なりました。3着までは着順が変わったものの、スプリングSのメンバーと全く同様でした。勝ったテレグノシスの父馬は
トニービンで、日本国内では相変わらずサンデーサイレンス/ブライアンズタイム/トニービンの3種牡馬が圧倒的な
強さを見せています。勝ったテレグノシス、2着のアグネスソニックの両馬とも、道中は後方を追走しており、
直線で一気の差し脚を見せました。タニノギムレットは直線で不利があり、3着まででした。
トライアルのNZTを好タイム勝っていたタイキリオンは直線まったく伸びませんでした。(個人的に非常に残念です。)
このレースの上位馬からはダービーに出走する馬もいるようで、皐月賞からの直行組みとの対決が楽しみです。

★2002オークス★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 スマイルトゥモロー 1050 360 13590 ┓4040  
2着 チャペルコンサート   800   ┃1470
3着 ユウキャラット   240     ┛2900

【コメント】(2002/5/19記)
桜花賞、皐月賞に続き、今年3つめのクラシックも万馬券での決着となりました。これは各馬の実力差が無く混戦の
ためでしょうか。はたまた本番へのステップレースが多様化しているため、各馬の能力差等が事前に推測しにくく
なっているためでしょうか。珍しく1〜4番人気の馬は全て5着以内に入っていたんですけどね。。。
勝ったスマイルトゥモローは4コーナーは一番内側の経済コースを回り、直線半ばになって馬群をぬって伸びて
きました。鞍上の吉田豊騎手はメジロドーベル以来、2回目のオークス制覇になりました。
大外を回った馬は伸びてはいても届かなかったので、騎手のコース取りも明暗を分ける要素だったと思います。

★2002ダービー★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 タニノギムレット 260 130 870 ┓400  
2着 シンボリクリスエス   180   ┃760
3着 マチカネアカツキ   310     ┛1050

【コメント】(2002/5/26記)
NKHマイルカップからの中2週での参戦となったタニノギムレットが前2走と同様の素晴らしい末脚を見せ、
ついにG1の栄冠を手にしました。タニノギムレットの強さと武豊騎手の勝負強さが印象付けられた一戦でした。
レースでは4コーナーを回って人気薄のゴールドアリュールが抜け出しを図るところ、内からデザーモ騎手の
マチカネアカツキが迫りました。この2頭か、と思われましたが、外からタニノギムレット、シンンボリクリスエスの
人気2頭が襲いかかり、結果として堅い結果に収まりました。この日の7レースではダービーを除外になった
ローエングリンが快勝しており、この馬が除外とならず逃げていたら、また違った結果になったかもしれません。
皐月賞馬ノーリーズン、NHKマイルカップ馬テレグノシスはちょっと見せ場ありませんでした。

★2002安田記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 アドマイヤコジーン 1580 490 5800 ┓1980  
2着 ダンツフレーム   210   ┃2160
3着 ミレニアムバイオ   290     ┛980

【コメント】(2002/6/5記)
香港でのG1を快勝していたエイシンプレストンが一番人気でしたが、大外から好位にとりつき、ゴール前力強く
抜け出したアドマイヤコジーンが朝日杯以来のG1制覇となりました。鞍上の後藤騎手は嬉しいG1初勝利と
なりました。リーディングの常連となっていた後藤騎手でしたが、G1だけは今まで勝つことができていませんでした。
ウイニングランで男泣きしていたのが印象的でした。
2着には後方からダンツフレームが伸びてきました。これで3回目のG1での2着です。
個人的には本命にしていたゼンノエルシドが殿負けだったのがショックでした。位置取りはよかったと思うのですが、
まったく見せ場ありませんでした。しょぼ。

★2002宝塚記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ダンツフレーム 240 130 1060 ┓440  
2着 ツルマルボーイ   240   ┃510
3着 ローエングリン   290     ┛1100

【コメント】(2002/6/23記)
2002年の春シーズンを締めくくる一戦でしたが、マンハッタンカフェ、ジャングルポケット、エイシンプレストン、アグネスデジタル等の
姿は見えず、ちょっと寂しいメンバー構成となってしまいました。ローエングリンが軽快に逃げ、そのまま逃げ込むかと思われましたが、
外からダンツフレーム、ツルマルボーイの2騎が追い込み、わずかにダンツフレームが先着しました。ダンツフレームは初の
G1制覇となり、ジャングルポケット、マンハッタンカフェの世代の強さを印象づけました。ツルマルボーイはまさに上がり馬といった
感じで、秋の活躍を予感させます。ローエングリンも3歳馬ながらよく粘りました。
出走馬中、唯一のG1馬だったエアシャカールは果敢に先行しましたが、逃げたローエングリンさえとらえきれませんでした。
クラシック以降、勝利から遠ざかってしまっています。