●戻る

2001年下半期レース結果

★2001スプリンターズステークス★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 トロットスター 810 270 3000 ┓1030  
2着 メジロダーリング   200   ┃510
3着 ダイタクヤマト   120     ┛390

【コメント】(2002/2/23記)
昨年は人気薄での激走で観客をあっといわせたダイタクヤマトが、今回はディフェンディングチャンピオンとして出走して
きました。結果は惜しくも3着でしたが、昨年のこのレース以降は一線級での活躍を見せてくれました。
休み明けの実績馬か、夏に順調に使われた馬か、という感じでしたが、春の高松宮記念を制したトロットスターが
休み明けながら鋭い差し脚を見せみごとスプリントG1を連覇しました。2着には夏の活躍馬のメジロダーリングが
入りました。トロットスターは今年(2002年)もまだ現役を続けており、高松宮記念でスプリントG1の3連覇なるかが
注目されます。メジロダーリングとダイタクヤマトはこの後、香港のスプリント戦に遠征したのですが、結果は
振るいませんでした。香港の中距離のレースでは日本馬が好成績を収めたこともあり、スプリント戦での惨敗は
ちょっと残念でした。海外のスプリント戦でもシーキングザパール、タイキシャトル、アグネスワールドなどが勝っている
ので馬のレベルにはそれほど差はないと思うのですが。体調が万全でなかったのでしょうか。

★2001秋華賞★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 テイエムオーシャン 240 110 660 ┓260  
2着 ローズバド   130   ┃270
3着 レディパステル   130     ┛320

【コメント】(2002/2/24記)
レース創設以来、毎年のように大荒れとなっていたこの秋華賞ですが、今回は堅く収まりました。春のクラシックで
活躍した馬が無事に夏を越し、その勢力図は変わりませんでした。順番こそ変わりましたが、オークスの1〜3着と
同じ顔ぶれでの決着となりました。・勝ったテイエムオーシャンは休み明けながら軽快なスピードを見せ、
見事3つ目のG1を手にしました。ローズバドはここでもいつもの鋭い末脚を見せましたが、あと1歩栄冠に手が
届きませんでした。レディパステルは秋緒戦を飾り、本番のこのレースでも期待されましたが、オークスのような
劇的な勝利は得られませんでした。
次走では、この3強がエリザベス女王杯で古馬に挑むことになりますが、このレース内容からはこの世代はかなり
強いのではないかと感じ、好勝になるのではないかと思いました。

★2001菊花賞★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 マンハッタンカフェ 1710 440 46210 ┓6690  
2着 マイネルデスポット   1770   ┃1220
3着 エアエミネム   230     ┛4910

【コメント】(2002/2/25記)
荒れることが多い秋華賞が堅く収まり、次はそこそこ堅く収まる菊花賞、と思っていたらドカーンと荒れました。
ダービー馬のジャングルポケットもダービー2着のダンツフレームもトライアルレースの勝ち馬も出走していたのに、
どの馬も連に絡みませんでした。レースは人気薄のマイネルデスポットが逃げ、結局ゴールまでにこの馬に先着
できたのはたった1頭でした。マンハッタンカフェは春は体重を減らして振るいませんでしたが、夏にめきめきと頭角を
現し、このレースでついにG1ウイナーとなりました。勝った馬は強かったのは間違いありませんが、それにしても
有力馬達の見せ場がなかったのが非常に残念でした。後のマイネルデスポットの成績を見ると、このレース結果には
ペースや展開が大きく寄与していたと感じざるを得ません。
それにしれも菊花賞は本当に当たりません・・・

★2001天皇賞(秋)★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 アグネスデジタル 2000 390 2790 ┓850  
2着 テイエムオペラオー   120   ┃890
3着 メイショウドトウ   130     ┛180

【コメント】(2001/10/28記)
これまでは数年前にさかのぼって各レースの下にコメントを書いていましたが、
やはりレースの興奮冷めやらぬうちにコメントを書くほうが良いのではないかと思い、
本日レースが行われた天皇賞(秋)についてのコメントを記載することにします。
昨日東京競馬場で行われた武蔵野S(D1600m)で、天皇賞(秋)を「外国産馬枠超過」ということで除外に
なったクロフネが圧勝し、振り返ってみるとそれが伏線かなという気もするのですが、
そのクロフネを押しのけて出走したアグネスデジタルが、
見事テイエムオペラオーを差しきって優勝しました。
終わってみれば外国産馬2頭が1,3着ということで、余りレースを開放しすぎると、
全てのG1の上位を外国産馬が占めてしまうというのもあり得なくはないなという気がしました。
レースを見る方にとっては、レースの出走頭数がふえ、面白いレースが見られればよいのですが・・・難しい問題ですね。

★2001エリザベス女王杯★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 トゥザビクトリー 590 240 2050 ┓830  
2着 ローズバド   190   ┃1070
3着 ティコティコタック   280     ┛940

【コメント】(2001/11/11記)
ゴール前、内、外、真中と有力馬の追い比べになり、白熱したレースになりました。その追い比べを制したのは、
武豊・トゥザビクトリーのコンビでした。1〜5着までに1〜5番人気の馬が入り、その着順はハナ、ハナ、クビ、クビという
わずかなものでした。馬同士の実力はほとんど同じで、あとは展開、コース取りとかによるものと考えてよいでしょう。
また、結果論になりますが終わってみればサンデーサイレンス産駒のワンツーフィニッシュということで、サンデー産駒の
G1での強さを再認識させられました。トゥザビクトリーはドバイWC以来の出走でしたが、初のG1の栄冠を手にしました。
ローズバドは強烈な末脚を見せましたがまたしても2着でした。
馬券は荒れませんでしたが、非常に見ごたえのあるレースでした。

★2001マイルチャンピオンシップ★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ゼンノエルシド 780 310 2610 ┓1110  
2着 エイシンプレストン   240   ┃3720
3着 タイキトレジャー   780     ┛2600

【コメント】(2001/11/18記)
フルゲートに多数の実力馬が揃い、いったいどの馬が勝つのか興味津々のレースでしたが、この混戦のレースを
制したのはペリエ騎手騎乗のゼンノエルシドでした。前走のスプリンターズSの敗戦で若干人気を落としていましたが、
秋緒戦の京成杯AHをレコードで勝ったその実力は本物でした。
レースとしてはクリスザブレイブが逃げましたが、それほど速くない淡々としたペースとなりゼンノエルシドの先行、
抜け出しのパターンが決まりました。
昨年のアグネスデジタルのゴール前強襲の印象が強烈だったので、ちょっと差し馬派の人には物足りない展開だった
かもしれません。差し馬としてはエイシンプレストンが鋭い脚で差して来て、完全復調を思わせました。
3着にタイキトレジャーが入り、あわや藤澤厩舎のワン・ツーになるところでした。

★2001ジャパンカップダート★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 クロフネ 170 110 540 ┓260  
2着 ウイングアロー   130   ┃430
3着 ミラクルオペラ   200     ┛610

【コメント】(2001/11/26記)
ビデオを撮り損ねてしまったため、このレースは見ることができませんでした。
JRAの重賞競走ビデオか何かで後に見ることができるとは思いますが、コメントは先に記載しちゃいます。
レースは見ていませんが、結果を見る限りクロフネ恐るべし、という感じです。G1で7馬身差というのは
かなりすごいと思います。この結果を見る限りダートの2000m前後では国内に敵なしでしょう。
ドバイWCやBCクラシックに出走しても勝てそうな気がします。
一方、外国馬勢の不振が非常に残念でした。最高で8着とは・・・・リドパレスには本場のアメリカダートの
トップレベルの実力を見せて欲しかったです。

★2001ジャパンカップ★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ジャングルポケット 420 160 710 ┓340  
2着 テイエムオペラオー   130   ┃1190
3着 ナリタトップロード   340     ┛790

【コメント】(2001/12/1記)
このレースもジャパンカップダートと同様ビデオを撮り損ねてしまったのですが、ニュース番組で最後の直線など、
レースの一部を見ることができました。最後の直線を見て思ったのは、他の馬を目標にして襲い掛かるサラブレッドは
強い、ということです。ジャングルポケットがテイエムオペラオーを最後に交わす光景は、オークスのレディパステルや
昨年のダービーでのアグネスフライトを彷彿させました。このサラブレッドの秘めたる闘志をひきだすところが
一流ジョッキーの腕の見せ所なのでしょう。
さて、結果ですが、こちらもジャパンカップダートと同様外国馬の成績が振るいませんでした。それだけ日本馬の
実力があがってきた、ということでもあるのでしょうが、ちょっと個人的には不満でした。

★2001阪神ジュベナイルフィリーズ★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 タムロチェリー 1800 520 25350 ┓5120  
2着 アローキャリー   940   ┃1680
3着 オースミコスモ   220     ┛2730

【コメント】(2001/12/2記)
レース結果には馬の能力、騎手の腕、レース展開、天気など、いくつもの要素が複雑に関係していますが、その中で
各要素の占める割合はどのくらいなのでしょうか。というのも今日のレースを見ていて、騎手の腕、という要素の占める
割合が大きいということを感じざるをえなかったからです。2歳馬のこの時期のレースですから、波乱含みであることは
重々承知していましたが、混戦の中、勝ったのはこの人、またしてもペリエ騎手でした。ペリエ騎手はこれで3週連続の
G1制覇です。もちろん騎乗している馬も良い馬なのですが、きっちり先頭でゴールインしてしまうというのは「すごい」の
一言につきます。馬との折り合い、馬へGOサインを出すタイミング等、やはり何かが違うのでしょう。
2着に入ったアローキャリーも外国人騎手(ファロン)でした。ジャパンカップに来た外国馬は不振でしたが、
外国人ジョッキーは絶好調のようです。

★2001朝日杯フューチュリティステークス★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 アドマイヤドン 210 130 760 ┓380  
2着 ヤマノブリザード   190   ┃1870
3着 スターエルドラード   660     ┛2320

【コメント】(2001/12/10記)
競馬はブラッドスポーツだ、といいますが、まさにそれを感じる1戦でした。勝ったアドマイヤドンは桜花賞、オークスの
2冠を制したベガの仔なのですが、アドマイヤベガ、アドマイヤボスの弟でもあります。かつてはダンシングキイの
仔のエアダブリン、ダンスインザダーク、ダンスパートナー、パシフィカスの仔のビワハヤヒデ、ナリタブライアン、
ビワタケヒデなどが兄弟での活躍を見せました。POGでも痛感するのですが、やはり活躍馬の兄弟は活躍する
可能性が高いですね。母の血のなせる業でしょうか。
2着のヤマノブリザードは地方競馬出身馬ですが、クラシック戦線でも活躍しそうですね。
結果論になってしまいますが、ヤマノブリザードの騎手は枠順確定時ファロン騎手でした。(レースではファロン騎手
体調不良のため四位騎手でした。)また、3着のスターエルドラードはK.デザーモ騎乗であり、
阪神JFに続き外国人ジョッキーの馬が上位に入りました。G1は外国人ジョッキーから買え!という感じです。

★2001有馬記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 マンハッタンカフェ 710 290 48650 ┓9640  
2着 アメリカンボス   2560   ┃1720
3着 トゥザヴィクトリー   530     ┛15050

【コメント】(2001/12/24記)
正直なところ、このレースの結果には納得できに部分があります。マンハッタンカフェは強かったし、アメリカンボスも
頑張ったのは確かですが、なんか出走した馬達の実力が発揮できずに終わってしまったような気がします。
それがレースのペースによるものなのか、展開によるものなのか、馬場なのかはわかりませんが。
結果として波乱になるのはよいのですが、この組み合わせだけは個人的にやめて欲しい、という結果でした。
スポーツ新聞の中で著名人が今年はアメリカでテロがあったからマンハッタンとアメリカンでしょう、と予想して
いたのが当たってしまったのですから。なんか一生懸命予想している自分に対して、がくっと来ました。
ゴロあわせで取れる馬券にしては結構ついたな、と感じました。来年はこんな馬券もとれるようにしたいものです。
最後にテイエムオペラオー号、メイショウドトウ号、お疲れさまでした。

●戻る