2001年上半期レース結果

★2001フェブラリーステークス★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ノボトゥルー 1040 330 2130 ┓920  
2着 ウイングアロー   170   ┃1330
3着 トゥザビクトリー   280     ┛920

【コメント】(2002/2/6記)
春のフェブラリーS、秋のジャパンカップダートは数少ないダートのG1ということで、ダート巧者の馬がエントリーして
きますが、フェブラリーSの方は、その時期に芝のG1がないこともあり芝での活躍馬が出走してくるケースが多いような
気がします。芝での活躍馬のダート適性は様々で、見事勝利を飾った馬もいれば惨敗した馬もいます。
このレースで3着に入ったトゥザビクトリーなどはダートではどうかな、と思われましたが見事3着に入りました。
そしてこの後に行われたドバイWCでは2着に健闘し、ダートでもかなりの力があるところを見せました。
このレースで2着に入ったウイングアローがドバイ遠征できなかったのが非常に残念でした。
1着になったノボトゥルーはレース前にはそれほど印象がなかったのですが、ペリエ騎手の手綱で見事G1を制しました。
ペリエマジック炸裂、という感じでした。

★2001高松宮記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 トロットスター 290 150 590 ┓290  
2着 ブラックホーク   140   ┃6540
3着 テネシーガール   2190     ┛8890

【コメント】(2002/2/7記)
競馬には色々な格言がありますが、その中に「短距離の差し馬、長距離の逃げ馬」(順番は逆だったかも)というのが
あります。これは短距離レースの場合は差し馬、長距離レースの場合は逃げ馬を狙え、ということだと思うのですが、
実際の傾向はどうなんだろう、と思いました。短距離の場合も軽快に逃げてあれよあれよというまに逃げ切ってしまう
馬もいますし、長距離でも中盤までは最後方で終盤にまくって勝つ馬もいますよね。ちょっと調べてみようかな。
このレースを勝ったトロットスターは短距離の差し馬、という印象です。3着のテネシーガールなんかは逃げ馬ですよね。
差し馬有利、逃げ馬有利、というのは実はレースの距離ではなくてペースによるのでしょうかね。格言にはなって
いないかもしれませんが、ハイペースは差し馬、スローペースなら逃げ馬の前残り、とか言われますよね。
冒頭の格言と照らし合わせると、短距離はハイペースになりやすく、長距離はスローペースになりやすい、という
ことですかね。うん、なんか納得です。結論としては予想を的中させるにはレースのペースも読む必要あり、ですね。

★2001桜花賞★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 テイエムオーシャン 130 100 1080 ┓590  
2着 ムーンライトタンゴ   290   ┃220
3着 ダイワルージュ   130     ┛830

【コメント】(2002/2/8記)
このレースでは、圧倒的一番人気に応えテイエムオーシャンが見事に押し切りました。2着にはダイワルージュが
粘り、前年暮れの阪神3歳牝馬Sと同じ結果になるかと思われたところ、新鋭ムーンライトタンゴが鋭く差してきました。
ムーンライトタンゴはダンスインザダークの産駒ですね。ここ数年サンデーサイレンス産駒の種牡馬が非常に多く
なってきました。フジキセキ、ジェニュイン、ダンスインザダーク、マーベラスサンデー、バブルガムフェロー・・・・
ちょっと思いつくだけでも軽く10頭は超えそうです。これからはその種牡馬達の生き残り合戦ですね。どの種牡馬の
産駒が活躍するのでしょう・・・競馬の予想と同じくらい難しそうです。
1着になったテイエムオーシャンの父はダンシングブレーヴですね。ここしばらく競馬界ではサンデーサイレンス
血統軍団対その他の血統軍団の戦い?が続きそうです。

★2001皐月賞★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 アグネスタキオン 130 100 780 ┓310  
2着 ダンツフレーム   200   ┃150
3着 ジャングルポケット   120     ┛390

【コメント】(2002/2/11記)
同じ母馬から産まれた兄弟馬が活躍するのは最近では結構よくあるケースですが、ダービー馬のアグネスフライトを兄に
持つアグネスタキオンは間違いなく兄以上の素質を持ち、輝きを放っていました。このレースでアグネスタキオンが勝つ
のは当然のように感じられ、むしろどれだけ圧倒的な勝利を飾るのか、という点が気にかかるくらいでした。
その期待通り、アグネスタキオンは圧倒的一番人気に応えて快勝し、無事にいけば3冠馬、という感じでした。
・・・が、競馬は時としてその期待を裏切ります。アグネスタキオンはこのレースの後屈腱炎となり、ダービーを待たずして
引退してしまいました。その姿は弥生賞まで無敗の快進撃を見せた同じサンデーサイレンス産駒のフジキセキを
思い起こさせました。また、一方故障することもなくG1戦線を戦い抜いて、そして勝利したテイエムオペラオーの凄さを
感じました。強い馬が故障するのは病むおえないことかもしれませんが、調教方法の進歩等で、故障の発生が少なく
なればよいなぁと思います。

★2001天皇賞(春)★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 テイエムオペラオー 200 110 500 ┓230  
2着 メイショウドトウ   140   ┃190
3着 ナリタトップロード   120     ┛310

【コメント】(2002/2/15記)
古馬の中長距離路線、昨年からの2強の対決がこのレースでも再現されました。3着にはナリタトップロードが
入りましたが、上位2頭とは役者が違うという感じでした。テイエムオペラオーは前走の大阪杯でまさかの敗北(4着)を
喫し、単勝を200円まで下げていましたが昨秋と川変わらぬ強さを見せました。競馬では同じ年齢の馬を同世代、と
いったりしますが世代にも強い世代、弱い世代があるのでしょうか。大阪杯でオペラオーに先着し、本番でも期待された
4歳勢でしたがエアシャカール、アドマイヤボスともに撃沈しました。2着のメイショウドトウ、3着のナリタトップロードの
関係者とも、オペラオーが引退するまでに一度は勝ちたいと思ったのではないでしょうか。あるいは早く引退して
欲しいと思ったかもしれませんが・・・。今年もテイエムオペラオーの独走を予感させるかのような一戦でした。

★2001NHKマイルカップ★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 クロフネ 120 110 6880 ┓2610  
2着 グラスエイコウオー   1510   ┃2060
3着 サマーキャンドル   1100     ┛46660

【コメント】(2002/2/16記)
このレースは外国産3歳の最強馬を決めるマル外ダービー、という感じの位置付けでしたが、この年からダービーに
外国産馬が出走できるようになり、今後はちょっと位置付けが変わってくるかもしれません。圧倒的一番人気に応え、
見事1着になったクロフネはこの後ダービーに進みましたが、レースの日程的なものや、距離的なものからこのレースを
ステップレースとするにはちょっと適当でないような気がします。1600mの距離のレースには今後中長距離路線に進む
馬も短距離路線を歩む馬も出走してきますしね。2着のグラスエイコウオーはどちらかというと短距離のスピード馬、
という感じがします。人気薄でしたが軽快に先行し、見事に粘って高配当を演出しました。
結果論になってしまうのですが、レース結果は外国産馬2頭で決まり、しかも両馬とも父馬がFrench Deputyでした。
うーん、まともに予想しても全然当たらないので、暗号?探しをした方がよさそうです。

★2001オークス★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 レディパステル 1760 300 4860 ┓1470  
2着 ローズバド   210   ┃780
3着 テイエムオーシャン   130     ┛510

【コメント】(2002/2/18記)
このレースでは予想は外れましたが、レディパステルが勝ったことは僕にとっては相当な衝撃でした。その理由は
この2年ほど前から友人とロードホースクラブに出資していたからです。残念ながらレディパステルは僕達の出資馬では
ありませんでしたが、やはり自分達の出資している一口馬主クラブの募集馬のレベルは高い方がよく、まかりなりにも
クラシックを制覇する馬が出たということはすごいことだと思います。偶然かもしれませんが前年のオークスでは
シルクプリマドンナが優勝しており、2年連続での一口馬主クラブの募集馬の優勝となりました。
レディパステルの優勝については、デザーモ騎手の好騎乗も要因の一つだったでしょう。ローズバドが早め抜け出しを
図るところ目標にしてゴール前きっちり差し切りました。
レース後は、やはりレディパステルが僕達の出資馬だったなら・・と思うことしきりでした。友人とその年の出資馬を
検討した日には既にレディパステルは満口だったのが救い?です。

★2001ダービー★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ジャングルポケット 230 120 560 ┓280  
2着 ダンツフレーム   170   ┃2370
3着 ダンシングカラー   910     ┛3170

【コメント】(2002/2/19記)
皐月賞までの主役を務めたアグネスタキオンが故障により無念の引退となりましたが、皐月賞の2,3着馬がワンツー
フィニッシュを決めました。この結果から、皐月賞でこの2頭の前を走っていたアグネスタキオンという馬の強さが
ひときわ際立っていたことがわかりました。皐月賞とは別路線の組からはNHKマイルカップを制したクロフネが
人気を集めていましたが3着までに入ることはできませんでした。NHKマイルカップからのローテーションが厳しかった
ことや当日の馬場が若干悪くなっていたことが原因かもしれません。
ジャングルポケットは直線外からうなりをあげるような差し脚を見せ、見事ダービーを制しました。調教師、騎手、馬主は
皐月賞を前に無敗のまま引退したフジキセキのそれと同じ顔ぶれであり、この勝利には嬉しさひとしおだったのでは
ないでしょうか。

★2001安田記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 ブラックホーク 2010 570 120600 ┓16800  
2着 ブレイクタイム   2510   ┃3560
3着 メイショウオウドウ   600     ┛13050

【コメント】(2002/2/20記)
このレースのあった日のことはよく覚えています。朝起きると突然妻の弟から今東京に来ているとの電話があり、
その日我が家に遊びにくることになりました。お昼は外で食べ、家に帰ってきていたのですが、特にすることもなく、
おしゃべりをしつつ競馬の時間を迎えました。せっかく?だからということで弟もちょっと投票したのですが、あとで
彼の投票履歴をみると番号を間違えており、千倍を超えるような馬券に投票してしまっていました。
TVで競馬を見つつ、そんな馬券が当たるとよいねぇ、などと話をしていたのですが・・・・やはり当たりませんでした。
が、レース結果の方はマイルという距離はちょっと長いかと思われたブラックホークが好スタートから最後も鋭い差し脚を
みせ快勝しました。そして2着には人気薄のブレイクタイムが逃げ残り、なんと十万馬券になってしまいました。
投票の番号を間違えて当たっていればすごかったのですが・・・うーんまたもや競馬は難しいと感じたレースでした。

★2001宝塚記念★

    単勝 複勝 連勝 ワイド    
1着 メイショウドトウ 340 120 210 ┓150  
2着 テイエムオペラオー   110   ┃1020
3着 ホットシークレット   410     ┛940

【コメント】(2002/2/21記)
このレースをメイショウドトウが勝ったのを見て、かつてメジロライアンがこの宝塚記念で初めての、そして唯一の
G1制覇をなしとげたのと姿がだぶりました。先行して後続の強豪馬(ライアンのときはマックイーンが相手でした)の
追撃を抑えてゴールに飛びこむ、というレース展開も似ていた気がします。歴史に名を刻むのは勝利者のみ、と
いうのは世の常ですが、テイエムオペラオーさえいなければ、メイショウドトウは殿堂入りするのに十分な数のG1を
制覇していたことになります。関係者にとっては本当に念願のG1制覇だったと思います。
2着に敗れはしましたが、テイエムオペラオーのレースぶりは実力負け、という感じはしませんでした。4コーナーで
大きく外をまわり、2着もないのではと思われた位置からものすごい差し脚を見せました。レースでは必ずしも最も
強い馬が勝つとは限らない、という競馬の恐ろしさ(面白さ?)が現れたレースでした。
このレースの結果を目の当たりにして、この年の秋のG1もこの2頭のワンツーが続くかと思われたのですが・・・