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金 福 寺 の 冬
金福寺(こんぷくじ)てご存知ですか?知ってる方て、相当の京都通だと思います。私、全く知りませんでした((^o^))。
昨日詩仙堂に行った帰りに、何気なく、覗きました。詩仙堂には、この季節でも10数人の訪問客があったのですが、金福寺は私一人でした。ここは、穴場ですよ。とても、奇麗ですし、紅葉のころに近くまで来られたら、是非訪れてください。
写真は、12月23日ものです。
(簡単お寺紹介)
864年、安恵僧都(あんねそうず)が慈覚大師円仁の遺志により、創建された。もとは、天台宗の寺院であったが、荒廃していたのを、圓光寺の鉄舟和尚が江戸時代中期に再興してから、臨済宗南禅寺派のお寺になっているそうです。
芭蕉と鉄舟和尚がお友達であったため、和尚は一緒に風流を語った庵を「芭蕉庵」とした。その70年後頃、与謝蕪村が寺を訪れ、庵が荒廃していたのを、惜しんで再興しました。
また、井伊直弼の愛人であった「村山たか女」が、尼僧となって余生を過ごしたのも、この寺です。村山たか女は、舟橋聖一の小説「花の生涯」のヒロインだそうです。そういう意味では、祇王寺につながるものがあります。
拝観時間 9:00〜17:00
拝観料 300円
金福寺の冬の写真@(入り口)
まだ、冬のものしかできてないのですが・・・((^o^))。手前の木に金福寺と書かれてます。階段の上に紅葉の木があります。立派な木なので、紅葉の時はさぞかし奇麗であったと思います。
金福寺の冬の写真A (受付前)
お寺に入る前に、受付で拝観料を納めます。ここにも、紅葉の木がありました。
金福寺の冬の写真B (庭園)
お寺に入ると、小さな枯れ山水の庭が拡がってました。
12月22日が、冬至のため、時間は4時30分すぎでしたが、夕日が、上の芭蕉庵にかかり、奇麗でした。
左手側の木は、紅梅の梅の木です。早春には、奇麗に咲くと思います。楽しみがふえました((^o^))。
金福寺の冬の写真C (芭蕉庵から)
まず、階段を上がって、芭蕉庵から本堂の写真を撮りました。
夕日が本堂に当り、とても奇麗でした。
遠くに見えているのは、洛北の山並みです。ここは、高さとしては、曼殊院より低いはずですが、とても景色が奇麗です。
金福寺の冬の写真D (芭蕉庵)
これが、蕪村が再興した芭蕉庵です。藁葺きで、清楚な建物ですが、とても奇麗で心打つものがあります。金福寺の冬の写真E (芭蕉庵から)
芭蕉庵から、蕪村のお墓をお参りしました。夕日が、沈みかけてました。金福寺の冬の写真F (お墓の帰りに)
蕪村のお墓の傍からの風景は、とても奇麗でした。洛中(御所など)と洛北の山並みが奇麗に見えました。