町内会・自治会のみなさんへ |
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1 事業の目的 |
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物が溢れ、使い捨てが横行している状況を省み、資源の有効利用とゴミの減量は環境対策の上で今や重要な課題となっています。
刃物研ぎ事業はリサイクルの一端を担っています。
簡単な研ぎ程度は、心得のある方なら家庭でできます。しかし、大きな刃こぼれや錆びと腐食、また刃線の変形や柄の腐食、そして長期間の切れ味維持は、専門の仕事です。
本格的な刃物研ぎは、それなりの技術と長期の修練が必要です。また時間を惜しまず魂を入れて究極の切れ味を追求する姿勢が切れ味を際だたせます。時間いくらの仕事では出来ないシルバー人材センターならではの技なのです。
本事業は近辺に刃物店などがなく、また出前研ぎも少なくなって困っておられる方々の要望に応えることで地域に貢献出来るものと考えています。
古くなった刃物でもなかなか簡単に捨てる(収集ゴミとして)ことは出来ません。刃物が危険物だからです。再生できればまた思いでのある物として使用できます。
町田市シルバー人材センターでは平成9年に新規事業として刃物研ぎを始めました。現在は13人の技術者がいます。A・Bの2班で市内各所で刃物研ぎを行っています。
シルバー人材センターは公益法人ですから営利を目的とした事業ではありません。料金は実費程度をいただいています。業者の本業を妨害することのないよう実施地域には充分配慮して行っていますことをご理解ください。 |
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2 事業の名称 |
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シルバー人材センター刃物研ぎ |
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3 事業の内容 |
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(1) 班の名称 |
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シルバー人材センター刃物研ぎ班(略称;刃物研ぎ班) |
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(2) 班の構成と地域の範囲 |
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(a) A班:人員7名(旭町、森野、南大谷、玉川学園を含む、以南の地域) |
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(b) B班:人員6名(本町田、木曽町、金井、鶴川、三輪町以北の地域) |
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(3) 仕事の内容 |
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(a) 研ぎ物の種類
ステンレス |
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文化包丁・洋包丁・穴あき包丁・パン切り包丁・ペティナイフ |
スチール[銅・本割り込み] |
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菜切り包丁・三徳包丁・牛刀・出刃・刺身包丁・鯵きり・ナイフ・洋刀 |
鉄類 |
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花鋏、剪定鋏、五月鋏、刈り込み鋏、芝刈り鋏(電動バリカン)、高枝鋏、たち鋏、糸切り鋏、紙切り用鋏、工作鋏、ブリキ鋏、爪切り |
大工用具等 |
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カンナ・ノミ・斧、ドリルビット、彫刻刀、皮/紙裁断包丁、鎌・なた |
まな板削り直し(シルバー人材センターでのみ) |
その他 |
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(b) 付帯する作業
アク・油落とし |
サビ落とし(腐食が激しい場合とれない物もあります) |
刃こぼれ直し・欠けや折れの直し |
刃線の修復(刃の変形) |
柄の修理(和包丁の柄の交換・洋包丁の柄直し) |
ネジ・バネ・目釘など交換修理 |
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(c) 作業工程
研ぎ作業はすべて手研ぎで機械研ぎはしません(刃の磨耗を防止し切れ味を高め長持ちさせます、鋼包丁で3ケ月以上を目標にしています)。 |
刃物の受け渡しは一時預かりし当日中にお渡しできます。 |
受付は午前九時〜午後三時まで、終了は四時です。
物により翌日になる場合もあります。
また、ご指定時間の仕上げもご相談をお受けします。 |
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(4) 料金 |
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実費程度の金額を基本料金として設定しています。
前項(b)の付帯作業の程度により特別料金(加算金)をいただきます。 |
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4 実施場所と準備 |
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(1) 町内会・自治会との連携 |
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リサイクル活動や、住民の要望への対応でもあり地域への貢献を視野にいれて実施しています。研ぎは高齢者に要望が多く近場でないと役に立たない事もあります。会館や集会所の規約等で営利事業だとして使用を認めて頂けない所もありますが、上記の趣旨や刃物研ぎ事業の目的と開始以来6年余の実績を評価を下さいまして特別の許可を頂けますようお廉い申し上げます。
町内会や自治会の理解とご協力なくしては達成できません。
お客様のこられる範囲は経験上、研ぎ会場から300メートル以内です。従って、できるだけ地域を細分化して実施できるように未実施地域の各町内会・自治会のご協力をお願いしています。 |
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(2) |
現在(平成14年6月)町田市内約50カ所余の町内会や自治会のご協力をいただき実施しています。
場所は会館や集会所などの外で3坪程度の広場があれば十分です。
電気と水の提供をお廣いしています。建物の中はいっさい使いませんがトイレをお借りします。
また場所がない場合でも1日〜2日間お預かりして行う方法も考えていますので、お電話頂ければご相談をお受けします。 |
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(3) 準備 |
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刃物研ぎ班でいっさい行います。
テント1張り、タープ1張り、研ぎ台3台(2人用)受付机1脚、その他小物。 |
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5 期間とサイクル |
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普通1カ所で3日間、対象戸数少ない地域(200〜300戸)では2日間です。
9時から15時まで受け付けます。作業終了は16時としています。
サイクルは年2回(6カ月毎)が標準です。 |
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6 住民へのお知らせ方法 |
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(1) 会員や組合員への広報 |
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(a)町内会及び自治会の広報誌へ掲載のお願い(期日に余裕のあるとき)。 |
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(b)回覧の仕組みができているとき
・刃物研ぎのお知らせチラシ(1部)を班毎に回覧する。 |
・回覧板に班の戸数をセットして個別に1枚ずつとってもらう方式 |
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(c)研ぎ班の方で数日前に掲示板にチラシを貼らしてもらう
研ぎ班で数日前に各戸に配布する。チラシに町内会または自治会共催などの記載が必要な場合もあります。 |
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(d)チラシは掲示する場合A4版のモノクロ印刷
〃 回覧や各戸配布の場合A5版のモノクロ印刷 |
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(2) 町内会/自治会周辺への広報は研ぎ班が当日に行います。 |
以上 |