江龍山長見寺 晋山式

平成24年9月10日 長見寺の新命藤島義信住職の晋山式が盛大に執り行われましたので,その様子を少しだけご紹介します。

#1 そもそも・・・

■江龍山長見寺では,近藤霊俊大和尚(十世)がお亡くなりになられてから長期間,近隣のお寺のご住職に兼務していただいてきました。今年の春,我々檀家にとって念願の新しい住職として,藤島義信住職においでいただくことができました。4月以降,ご夫婦そろって自治会活動等にもご参加いただき,北谷の住民としてもご活躍いただいています。

#2 晋山式とは・・

■晋山の「晋」とは『すすむ』という意味で,「山」はお寺を意味します。お寺には山号というものがあり,長見寺の山号は「江龍山」です。従って晋山式とは,お寺に進み入るという儀式であり,曹洞宗管長から住職任命の辞令を受けられた藤島新任住職が,正式に山門をくぐってお寺に入り,ご本尊様をはじめご開山様,数多くの仏様,お祖師様に新任のご挨拶をされる儀式です。

■長見寺で晋山式が執り行われるのは,大正12年以来,約130年ぶりの大きな慶事です。

#3 当日の様子

@安下処での儀式

■「安下処」とは,安心して行李をおろす処,つまりよその土地から来られた新命方丈が旅装をといて休憩され,晋山式に臨む身支度をされる処をいいます。今回は北谷自治会内の本田さん宅を安下処として儀式が行われました。

■儀式は,新命方丈およびこの日ご参加いただいた近隣のご住職,長見寺護寺会の会長,総代,安下処のご主人によって執り行われました。儀式の内容は,挨拶のほか,旅路を終えられた新命方丈を囲んでの食事や,護寺会から歓迎の意を表す内容のものでした。

■安下処となった本田家には,平日にも関わらず大変たくさんの檀家の方が,その内容を見届けるために集まっておられました。このことが,檀家一同が心から新命方丈を歓迎していることの証でもあります。






A安下処から長見寺までの行進

■新命方丈を中心に,安下処から長見寺まで歩いての行進です。天気に恵まれて,記念すべき行進になりました。また,この行進にも多くの檀家の方が自主的に参加されたほか,沿道でもたくさんの檀家の方が見守っておられました。






B長見寺到着

■行進が長見寺に到着し山門前で儀式を行った後に,新命方丈が山門をくぐり赤毛氈の上を歩いて,本堂に到着です。





C晋山式


■いよいよ晋山式です。式におけるそれぞれの所作の正しい知識はありませんが,新命方丈が『ご本尊様をはじめご開山様,数多くの仏様,お祖師様に新任のご挨拶』をされました,・・・と思います。

■晋山式には,本堂に入りきれないくらいのたくさんの檀家の方が参列され,新命方丈の誕生を共に喜びあいました。





D黒川大方丈 退董式

■晋山式の終了後,引き続いて前住職黒川大方丈の退董式(長見寺退任の式)が行われました。永昌寺の黒川大方丈には,藤島方丈誕生までの間,9年4箇月に渡り長見寺住職として兼務していただいただけでなく,長見寺藤島方丈の誕生について多大なるご尽力をいただきました。檀家一同,大変感謝をしています。




E施食(檀信徒総回向)

■施食は,檀信徒各家の先祖供養,並びに家門繁栄,子孫長久,災障消除,所縁吉祥をお祈りしていただく儀式で,毎年実施されています。今年の施食は,新命藤島方丈によってお祈りしていただいたことから,特別に新鮮で感慨深い儀式となりました。





F記念撮影

■当日ご参加いただいた住職のみなさま,および参加した檀家との記念撮影です。




G祝斉

■毎年施食の後に行っている昼食会ですが,今年はたくさんの参加者があり,何よりも待望の晋山式が挙行できたことで,一層和やかな場となりました。





H おまけ・・・

■大行事を無事に終えて,ホッと一息・・・





#5 最後に
新命方丈をお迎えして晋山式が挙行できたことは,檀家として大変うれしく思います。藤島方丈には,末永く長見寺住職として我々檀家をお導きいただくよう,檀家を代表してお願いいたします。 (「お前が偉そうに代表して言うな!」ってか? そげだ,どうもスミマセン)


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