「RUDY ルディ」DVD
2003 11月21日発売 2,500円 期間限定特別価格
BIG BUY 第6弾 発売元 Sony Picturers Entertainment(Japan)Inc.
関様吹き替えの「ルディ」主人公役でしたので、DVD発売当日買いに行きましたが、何故か画面に白いかすれが出てしまい、返品、クリーニングしてもらいました。それでも思いがけなく早くに戻ってきたのですが、見る時間がなくてようやく見ることが出来ました。
感動の涙でした。自分の心に納めきれないほどで、誰かに聞いて欲しくなりました。
内容は、アメリカ ノートルダム大フットボール部で活躍するのを、幼いころから夢見ながら、学力と経済状態の問題から進学を諦めたルディが大親友の死をきっかけに夢を追う、実話を基にした感動のスポーツ・ロマン。
兎に角、最後まで見終わって、久しぶりに涙涙でした。
たった1分にも満たない試合出場だけに、それまでの全人生を賭けて来た青年の物語。
誰一人自分の夢を信じてくれず、希望大学にも進学出来ない。
「人はその分相応の人生に満足すべきで、身に余る望みは持たない方がよい」と説得する教師。
唯一、親友は理解を示し、誕生日にノートルダムのネーム入りのジャンパーをプレゼントしてくれる。
この友がいてくれたからこそ仕事にも耐えられていたのに、唯一無二の彼が目の前で、事故死してしまった。
それも、工場側の整備不良でルディが水を出そうとしても出なく、助けることが出来なかった。
受けたショックは大きく、人生のやり直しを決断させることになった。
親友役(ピート)は平田広明様です(キャストロールがないので分かりませんが、間違いないと思います)
様々な人の助けを借りて、努力して努力して、なんとしても選手として登録されたいのに最後の試合になっても駄目になり、もうやめるとまで言ったルディ。
その彼のために内緒でチームメイト達はコーチに自分の代わりにルディを出場させてくれと、ユニホームをコーチの机に置いていく。
その甲斐あって最後の試合に出場した。
勝ち試合のお陰で4年生は最後なので、コーチは順番に試合に出していくがルディだけはだしてもらえなかった。
チームメイトはルディのためにルディコールをする。
それだけではまだ出られず、攻撃側で出ているメンバーはコーチの指示を無視して、点数を入れた。
防御側にまわり漸くルディは出られた。
終了コール直前ルディはタックルして勝利をもぎ取った。
肩車をされ皆と勝利を祝うルディ。
彼がチームにいることすら信じなかった兄弟や両親友人達に見守られている姿を見ると、
『夢を信じ捨てずに努力をする者には、神の祝福が与えられる。』
を地で行ったサクセスストーリーでした。
ルディはスポーツに向かないほどの小さな身体の青年で、関様のお声と似合っていると思いました。
健気に頑張るお姿に、周囲のみんなが手助けをしたくなる、そんな『愛』溢れるお話でした。
* それでも思うのです。「努力をすれば、何時か望みは適う」という物語。
私は必死に努力する姿にエールを送りつつ、『成功したからその言葉が吐けるのだと、適う人が少ないから映画になるのだと、人は感動するのだ』と、隣でもう一人の自分が囁くのです。そして対極に告げられる、思ってしまう言葉『努力が足りなかったから』。
** 不意に思うのです。ラウ・クルーセ゛の血を吐くような言葉のすべてに、納得してしまうのです。
誰もがキラのようになりたいと思う。出来ることならより良い人生を送らせてやりたい。と親はコーディネーターへの道を選ぶ。SEEDの時代は架空の時代。しかし、想いは現代と同じ。人は何時の時代にも他者より優秀であることを望む。勝ち取れ!と。 失敗は負であると。敗者に価値はない。
しかし、挫折した時、「それでも、私は貴方が此処に生きて存在してくれているのが嬉しいのだ」と、いう言葉を掛けてあげられる人間関係は素敵だと思うのです。ただ、黙っているだけでは責めているのと同じではないかと思うのです。逆に、敗者を受け入れるのは大変困難ではないでしょうか。
***クルーゼに笑われるでしょうが、もしコーディネート出来るなら、もう1度クローン体を作り更にコーディネートするのも良いかな?と。今より良き明日を手に入れるために?夢物語ですが。「努力をすれば、何時かは望みは適う、何時かは、いつかは、、、」と、何時まで我々は甘い毒の言葉に踊らされているのでし
ょうか? 人である限り無理なのでしょう。
以上、終ります。
ハッピーなエンディングのはずが、なんという文章で終ったのでしょう。申し訳ないです。良かったのですよ!!本当に!!!
おしまい