『赤の神紋 DIVINE RED』
ドラマCDレポート
レポーターmichikoさま



CAST

連城響生:竹若拓磨
葛川 螢:桜井孝弘

榛原憂月:関 俊彦
渡辺圭吾:立木文彦

その他8名(……)



桑原水菜原作「赤の神紋」
シリーズ(コバルト文庫)がドラマCD化されました。
桑原先生というと、関さんファンなら炎の蜃気楼を思い出す人は多いはず。
「関さん=高耶さん」はもう当然ですからねv

だから余計に、まさか関さんが神紋キャラの声をされるとは思いもよらなかったのでは?
(私も驚いた口です)

一見、高耶さんに近そうにみえる螢(ケイ)役?と思いそうですが
そうではなく孤高の天才、榛原憂月氏です
(注 高耶さんとケイは全く違いますよ〜。一応断っておきますが…)



赤の神紋は「演劇界を舞台に描く衝撃の愛憎劇!」です。
まさに愛・憎・劇!

天才戯曲家、榛原憂月の作風に呪縛され足掻き続けている小説家、連城響生
榛原憂月の舞台に立つことを夢見て役者を目指す、葛川螢の物語。

現在本編8巻まで、番外編が1巻と連載中(2003/04/現在)



ドラマCDは文庫本の1巻〜4巻くらいまでの内容となっています。
あの濃い話を一体どのようにまとめるのかと期待しつつも懸念していたのですが
脚本を桑原先生自らがされているだけあって、もうとても素晴らしかったです!

役者さん達の演技もはまっていて、圧倒されます。音楽もいい!
関さんの出番はあまり多くはありませんが、榛原さんの舞台稽古の様子や
幻覚による連城との対話(?)など原作にないエピソードも加えられて聞き逃せません!
怒鳴りながら無茶苦茶な要求をする様子や、なにげない普通の会話。
又、静かな物言いなのに脅すように迫ってくる榛原氏の美声を堪能できます。


まだ聴いてない方は、お勧めです!迷っている方は即買いです!
(企業のまわしものじゃありませんよ〜)
それを上回る感動でおつりがきます!!



このドラマCDは原作を知らなくとも、それだけで聴けるとは思いますが…
やはり原作を読んでから聴いた方がずっと胸に迫るものがあると思います。
かなり話を詰め込んでいるので状況把握も難しいでしょうし。
原作をせめて4巻までは読んでから(ここまで読めば先を読まずにはいられなくなりますよv)
聴いてみて下さいね〜!




さて、その関さん演じる「榛原憂月」ですが、謎多き魅力的なキャラです。

赤の神紋は桑原先生曰く、性別や恋愛を越えた高次元の愛を求める物語なので
受け攻めにこだわると読み進めるうちに戸惑ったり、不快になることもありますし
なるべくこだわらずに読んだほうが良いと思うのですが(ケイの場合は特に)

…………ですが!ここはあえて「榛原憂月受け」を主張したい。
いや、受けというより萌え…でしょうか〜〜(う〜む)

物語は主に連城かケイの視点で進行していくのでこの2人の胸の内は語られますが
榛原憂月だけは全く語られません。なので彼については客観的にしかわかりません。

実際に登場するのも3巻からなので、そこまでは連城から受ける漠然としたイメージのみです。
その後、生身の榛原憂月に会ってから微妙に変化していく連城の愛憎
何故かケイに向けられる榛原の切ない眼差し…
まるで神のような人なのに、癒されない寂しげな姿がちらつきます。

どの辺が受けかというと、連城やケイに憎まれ愛され、又その他大勢の人々にも求められながら
彼は誰も求めていないところでしょうか。
(本当のところはわかりません)
でも実は一番、救いを必要としている人なのかもしれません。(これもはっきり言えない)
まだ謎だらけで憶測の域をでません……。(すみません)
彼の過去に関わる藤崎晃一の存在と、家庭環境というか両親が非常に気になるところです。

でも、簡単に萌えどころ〜をあげますと
稽古中や怒鳴るときには、冷血の爬虫類のような狂気めいた瞳になり
時折、常軌を逸する異様な発言をかまし、まるで気が狂った王のようなのに
素の時は無防備だったり、声をあげて無邪気に笑ったり(大食だったり)
しかも、寝顔は少年のようにあどけなかったりするこのギャップ。
………………かっ…かわいい!!

さらに番外編では、まだ若い榛原さんのその不可思議な楽しい性格が拝めます。
この頃から傍にいるプロデューサーの渡辺さんは役得(?)です。
あっ!この方榛原さんのお相手に(ボカ!)いいかもしれません〜vあご割れてますが。


その他にも誰にとは言いませんが、唇を奪われまくったりもします……。
刺されかけたり、刺されたり。しまいには貞操の危機にも陥ります。
又、榛原さんが育てた役者は犯罪を起こす程、彼に惚れこんでいて少々危険です。



とりあえず榛原さんが謎な人、というくらいは伝わったでしょうか〜。(汗)
しかし実をいうと、私ははじめ、こう謎なせいか彼の人物像がいまいちとらえ難くて
連城が憎みながらも惹かれてしまうほどの魅力というのが理解できず混乱しました。
(ケイがいるのに何やってんだお前!というカンジで)
でも声がですね……
声が、関さんだと知ってからなんだか理解できるような気がしてきたんですよ……!!
そしてほんとに不思議なくらいすんなりと納得してしまいました。
なんでしょうね〜。榛原さんを受けって思ったんでしょうかね〜。(多分そう)
とにかく改めて視点を変えて、榛原憂月を見るきっかけになったように思います。

『決して低くはないトーンで響く、鋭さと深みを併せ持った、憂いを帯びた声』

本編で初めて榛原憂月が声を発したときの描写です。
なんだか、はじめっから先生の頭のなかでは榛原の声は関さんだったのでは……
思わせるくらいにピッタリな気がするのは私だけでしょうか。

CDでは実際に、関さんの声で榛原憂月のその声を体感することができます。

是非皆さんご一緒にハイバラー(というらしい…)になりましょう!!






熱いレポートをありがとうございました(≧∇≦)!
榛原先生受け!そう思って読むと、納得できる原作に、なるほど!と頷きまくり、
渡辺さんのアゴ割れてますが…には爆笑しまくりで(^∇^)!
このレポートを読んだら、ハイバラーにならずにはいられないです!
皆が榛原先生に惚れてくれて、また新作CDで榛原先生受けが!聞けたらな〜///と願ってみたり(笑)
原作最新刊で、榛原先生は連城に! 
榛原先生からマジ目が放せない展開なのですよ〜///


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