「あー、すごい人ですねぇ」
今日は休日。
2人は連れ立って近くの市場へと来ていた。
休日ということもあって人ででごったがえしている。
「いろんなお店があるんですねー」
まるで子供のような表情で店を眺めているルヴァ。
オスカーはしばらくルヴァの表情を眺めていた。
「ルヴァ?」
「はいー?」
振り返ったルヴァにオスカーは手を差し出した。
「え?」
不思議そうな表情をしているルヴァの手をとって握る。
「オスカー?」
「今日は人が多いからな。こうしていればはぐれることもないだろ?」
そのオスカーの言葉にルヴァは少し赤くなったが頷いて握った。
「そ、そうですね・・・」
「何赤くなってんだ?」
「べ、別に、何でもありませんよ!」
からかうようなオスカーの口調にルヴァはますます赤くなる。
そんなルヴァの表情を見てオスカーは笑った。
「笑わないでくださいよー!」
ちょっと拗ねた感じでルヴァは言った。
「ルヴァ・・・」
突然、オスカーは真面目な表情をしてルヴァを抱きしめた。
「オ、オスカー?」
いきなりのことに驚くルヴァ。
そして、ここが人の多い道の真ん中ということに気づき顔が真っ赤になるのを感じる。
「・・・かわいい」
オスカーが小さく呟いた。
「はい?」
人の声にかき消されてうまく聞きとることができなくて聞き返した。
「かわいい」
今度はちゃんと聞き取れるくらいの大きさの声で言った。
「・・・な、何言ってるんですか!?」
恥ずかしさのあまり声が大きくなってしまい、周りの人達の視線を浴びたルヴァはますます真っ赤になった。
「思ったことを言っただけだ」
「だからって、今言うことないでしょう?」
今度は小さな声でオスカーに抗議する。
「そうか・・・じゃあ、後でなら言ってもいいんだな?」
「・・・ダメです!」
そう言うとルヴァは先に歩いていってしまった。
「あ、おい!ルヴァ!」
先に行ってしまったルヴァを追いかけながら、どうやって機嫌を直そうかとオスカーは考えていた。
その顔には笑みが浮かんでいた。
可愛いルヴァ様と熱い男オスカー(笑)の可愛いデートをありがとうございます(≧∇≦)!
ネオロマとかでは、もう関さんはオスカーとラブラブフラッシュなので、
きっとこんな素敵な事になってると思ってました(笑)v
(ネオロマではオスカーとゼフェルで、ルヴァ様を取り合ってますよね(〃∇〃) )
何かヘンなイラストも描いてみてしまいました(∋_∈)ルヴァ様久しぶりに描きましたが
アンジェはキラキラしていて、描くの楽しいですv