痛快アクション映画 |
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峠から町を見下ろす若い男の後ろ姿。(ただし、肘あたりから上だけ) |
旅を続ける男が一人 |
カメラが回って、男(長野)の顔が見える。長野、町を見ている。 |
さすらいの渡り鳥が ある町にやってきた |
カメラ引いて、長野の全身を写す。長野、自転車にまたがっている。 |
自転車に乗った渡り鳥 |
牧場で、姉(三宅)と弟(岡田)を脅しているヤクザ(坂本、井ノ原) 自転車で通りかかった長野が助けに入る。 |
(場面変わって)夕日の当たる丘の上に並んで座る長野と岡田。 岡田「喜多川組のやつら、うちの土地を横取りしてヘルスセンターを作ろうとしてるんや」 |
弱きを助け強きをくじく |
酒場。
マイクを持って歌い踊る長野。 割ったビール瓶などを持った坂本や井ノ原たち、歌が終わるまで中腰で構えたまま待っている。 |
出会い―― |
長野、三宅の目を見ながら、
「人は誰でも光になれる、僕はいつもそう信じて戦っているんです」 「博さん……」 |
そして |
牧場の仕事を手伝っている長野。岡田が隣から、 「長野さん、ずっとここにいてくれるんやろ」 |
憧れ―― |
拳銃を持った森田。不敵に笑いながら、長野に向かって、 「俺は人呼んでエースの剛。雇われてお前さんを消しに来た」 |
渡り鳥に安らぎはない |
牧場に乗り込んできたヤクザたち。坂本は足に包帯を巻き、井ノ原は首をコルセットで固定している。 「この落とし前、どうつけてくれるんだ!」 すごむ二人の後ろで森田が冷たく笑っている。 |
二人を守れるのは自分しかいない |
牧場での撃ち合い。ライフルを抱え、窓から外をうかがう長野。 かたわらでは、三宅と岡田が抱き合って震えている。 |
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夕日をバックに、自転車で一人走る長野の姿。 |
自転車に乗った渡り鳥 |
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