特 報 |
|
傷を負って屋敷の門の中へ転がり込んでくる若侍(森田)。 「お助け下さい」 門番が駆け寄る。 |
|
畳に正座し、手をついている姫(三宅)のアップ。肩越しに、手当をしてもらった若侍が、これも手をついているのが見える。 姫「お願いでございます。武威六藩をお助け下さいませ」 |
姫に向かってうなづく老人(井ノ原) 侍が二人(坂本、長野)傍らに控えている。老人、それに向かって、 「助さん、格さん、旅の用意じゃ」 |
(ドドーンという太鼓の音とともに)
井乃黄門 |
渡り廊下を渡ろうとする若殿(岡田) 鋭い目つきの侍に、「この先は危険でございます」と遮られる。 若殿「これでは幽閉ではないか」 |
|
いらいらした様子の若殿。そばで老いた家老(城島茂)がおろおろしている。 「殿には、このじいがついておりますぞ」 「それならこの状態を何とかせい!」 家老、ひらすらかしこまる。 |
|
汚れた浴衣の二人組(山口達也・長瀬智也)。黄門に頼み込んでいる。 「飯さえ食わしてくれれば十分です。荷物運びに雇ってやっておくんなさい」 |
行き倒れになりかけた相撲取りくずれ二人も加わって……
|
飯びつから直接食べている山口と長瀬。
目を細めて見ている黄門。苦い顔の格さん助さん。 若侍は姫を守るようにして回りに気を配っている。 |
密談している商人(国分太一)と代官(松岡昌宏) 「これでもうこの武威六藩はお代官様のものでございますな」 「まだまだ油断はならぬ。あの姫を始末せねば」 松岡の冷たい顔のアップ。 |
若殿と家老。 家老「姉上と森田がきっと助けを呼んで参ります」 若殿「ええい、ただ待つしかないというのか」 |
乱闘シーン。黄門をかばいながらの助さん格さんの立ち回り。山口と長瀬も丸太を振り回している。 必死に姫をかばう若侍。 |
迫り来る追っ手……
はたして一行は間に合うのか |
街道を進む一行。先頭が格さんと助さん。次に水戸黄門。次に姫と、姫に寄り添う森田。一番後ろに荷物を背負った山口と長瀬。 一行の顔をアップにして順に映した後、カメラどんどん引いていく。 |
カメラが完全に引くと、一行の向こうに富士山。 |
|
井乃黄門−風雲武威六藩− |
堂々完成!次回ロードショー |