特 報 |
ご存知、時代劇 |
気は優しくおっちょこちょい |
茶店の店先。片目にアイパッチをした井ノ原。お茶を持ってきた娘の方を見たまま茶碗を取ろうとして、熱いお茶の中に指をつっこむ。 |
ケンカっ早いが玉にキズ |
井ノ原、商人(岡田)にくってかかっている。 「誰が南蛮人だっていうんだよ、てめえ」 岡田、あっけにとられている。 「なんぼや、って聞いただけやのに……」 |
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親分に見こまれ 大事な仕事をいいつかったが…… |
上座に座った坂本、かしこまっている井ノ原に、 「井乃松、向こう様もお前のことはよくご存知だ。しっかりたのむぜ」 「へいっ」 隣から姐さん(三宅)、 「無理しないでね」 |
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船の上、上機嫌の井ノ原。乗り合わせた客(森田)に向かって、 「江戸っ子だってねえ、寿司食いねえ」 「春日部の生まれなんだけど」 |
男井乃松、一人旅 |
長火鉢を前にして座っている坂本。三宅がお茶をいれている。 「井乃さん、大丈夫かしら」 「なあに、ああ見えてもあいつも苦労人だ。しっかりやってくれるさ」 |
井乃松の行く手に待つものは? |
子分を前にした敵の親分(長野)。 「いいか、井乃松のやろうは、ぜってえこの宿場を通るはずだ。てめえら、ぬかるんじゃねえぞ。坂本のやろうに一泡ふかせてやる」 |
再び坂本と三宅。 「井乃さん、首のケガも直ったばかりだし」 「あいつは少しおっちょこちょいだからな。それでケガなんぞする」 「まあっ。自分だって、足の小指なんて折っちゃったくせに」 |
無事に終わるかこの道中 |
森の中。長野率いる子分たちにぐるりと取り囲まれる井ノ原。 「何でえ、何でえ、何でえ。この俺を坂本一家の井乃松と知ってのことだろうな」 |
森の井乃松 |
堂々完成 近日公開 |