しかし―― |
さびれた温泉街の風景 |
血のようなにおいがする |
温泉宿に入ってきた観光客。 玄関で出迎える若い番頭(井ノ原)。 |
女でしくじり |
振り袖姿の娘(三宅)。 「もう快彦はんは信用できしまへん」 井ノ原「こいさん、そんな……。つい、出来心で」 「そんなら、うちとも出来心だったんやね」 「違います、本気で……」 足早に立ち去る三宅。 |
再起すべく奮闘する男 |
朝日に手を合わせて拝んでいる井ノ原。 「よし、やるぞ!」 |
細目繁盛記 |
旅館の使用人の食事風景。 意地悪そうな女(長野)が快彦に、 「おみゃーに食わせる飯はねえだ」 |
絶対成功してみせる |
夜。一人で帳簿を付けている井ノ原。
おかみ(坂本)がお茶をもってくる。 「あんまり無理しない方がいいわよ」 「おかみさん……」 |
孤軍奮闘 |
板場。 井ノ原をにらみつける板前(森田)。 「俺の料理のどこがまずいんだよ」 「味が問題なんじゃないんです。客を呼ぶためには何かよそにない献立を考えないといけないんですよ」 |
そして…… |
宿の玄関先を掃除している井ノ原。岡田が近づき、 「俺、あんさんが昔何やっとったか知っとるで」 驚いて岡田の顔を見る井ノ原。 |
快彦の過去とは? |
一人ビールを飲んでいる快彦がつぶやく。 「こいさん……」 |
恋はかなうのか |
大広間での宴会。 仲居に混じって料理を運ぶ井ノ原。 |
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細目繁盛記 |
V6湯泉の素付き! |