夜。神社の境内。
大きな銀杏の木にもたれ、浪人が肩で大きく息をしながら、あたりの様子をうかがっている。人の気配がないのでほっとしてため息をついたところへ、木の後ろから声がする。
「これまでだな」
浪人はぎょっとして振り返る。
後ろから出てくる男の足許。旅姿らしく、足袋の上から草鞋履き。
恐怖におののく浪人の顔。
浪人「待ってくれ、俺の話を聞いてくれ」
浪人の前に立つ男の後ろ姿。刀の柄に手をかけた様子。浪人はそれをみて、
「くそっ」
と一声、さっと刀を抜き振りかぶるが、グサッと音がして、苦悶の表情。銀杏の木に手をかけ、崩れ落ちる。
朝。
神社の境内。人だかりができている。
博とお蘭が、掃除道具を入れたかごを背負って通りかかる。
博「何だろう」
お蘭「行ってみようよ」
人垣の後ろから二人が背伸びしてのぞき込むと、銀杏の根元に菰(こも)をかぶせた死体があり、それにすがって泣いている女(横山めぐみ)がいる。そのかたわらに同心や与力が立って何か話している。
その中で与力よりも身分が高そうな侍(内藤剛志)に、女は泣きながら、
「主人が賞金首だなんて、そんなことあるはずありません。きっと誰かと間違えられて……」
と訴えかけている。
岡っ引きが数人、十手を振り回し、
「寄るな、寄るな。見せ物じゃねえぞ」
と、野次馬が近くへ寄るのを防いでいる。
「殺しだ」
いきなり耳元でささやかれ、博がぎょっとして隣をみると、媚びを含んだ柄本の笑顔。
思わず後ろへ下がろうとするが、ほかの野次馬に押し戻され、柄本と体が密着する。お蘭は何とか博を引き戻そうとするが、あとからきた野次馬に囲まれ、どうにもならない。
柄本はにやりとして、
「最近、同じ手口の殺しが続いているもんで、今日は特別に番頭(ばんがしら)の内藤様までおでましだ」
と、内藤の方へ顎をしゃくってみせる。
死体に取りすがって泣いているめぐみを、内藤が気の毒そうに見ている。
博「そ、そりゃあ、おおごとですね」
「そうなんだ。ところが、どういうわけか、どの殺しもみんな沙汰止みになっちまってな」
「そ、そうなんですか」
と言いながら、かろうじて顔を背ける博。
「ま、殺されたのはみんな賞金首なんで、お上としても手間が省けるわけだが……」
そう言いながら、柄本は博の胸に手を当てる。博、顔面蒼白。
そこへ、死体のあたりから、
「柄本の親分、お呼びだ」
と声がかかる。それを聞いた柄本、
「ちっ」
と舌打ちし、博に、
「そのうちゆっくり飲みにでも行こうぜ」
と言うと、十手を振り回し、
「どいたどいた、お上のご用だ」
と声を立てて野次馬を追い払い、中へ入っていく。お蘭にそでを引かれ、ヨロヨロと人垣の外へ出る博。ふと、人垣から離れたところでこちらを見ている二人の男に目を留める。
画面にはその二人の後ろ姿が映る。一つは浪人を殺した男、一つは大柄で坊主頭。二人は死体の方を見ながら、小声で話をしている。
「大した腕だな。見込んだ通りだ」
「世辞はいらん。約束のものさえもらえればいい」
「ここに用意してある。本当に抜ける気か」
「ああ、あと一人やったら抜ける。それも約束のうちだ」
「わかった。惜しいな。ほれ」
と、金の包みを渡している様子。
無言で金を受け取った男は、それを懐に入れ、こちらを向いて歩き出す。浪人の顔のアップ(稲垣吾郎)。
必殺苦労人
「邪剣」
昌行の長屋。
仕事から帰ってきて、食事を待っている昌行。勝手で夕食の用意をしていたお和歌がその前に膳を持ってくる。
昌行はふと畳の上に目をやり、手でなでる。その手を見ると、埃や煎餅のくずがいっぱい。
「お前さあ」
「何だい」
今度は自分の膳を持ってきたお和歌が答える。
「掃除ぐらいしろよ」
「お屋敷じゃあるまいし、こんな長屋、十日に一遍でもやりゃあ充分だろ。あたしだって忙しいんだからさ」
昌行、そっとため息をつくと箸をとり、食べ始める。
昌行「忙しいって、何が忙しいんだよ」
お和歌「だってさ、最近物騒だっていうじゃないか。今日も、大銀杏の根元に殺されたのが転がってたって」
「それでなんでお前が忙しくなるんだよ」
「だから近所のおかみさんたちと、旦那が心配だ、どうすればいいだろうって相談してたのさ」
「相談してどうなった」
「どうにもなりゃしないよ。あんまり心配ばっかりしてても体に毒だから、絵草紙読んで気をまぎらしてたのさ」
「煎餅食べながら、か」
「よく分かるね。さすがお前さん、ただ者じゃないね」
「誰だってわかるだろう、こんだけ煎餅のくずがまき散らしてありゃあ」
「だって、あんたのことが心配だったんだもん」
「殺されたのはみんな賞金首だっていうじゃねえか。俺は大丈夫だよ」
「だけど、間違えられるかもしれないじゃないか」
「そんな心配するより少しは掃除……」
「女房が亭主の心配して何が悪いのさ」
「悪かねえけど、掃除するひまくらい……」
「ねえあんた、ほんとに気をつけておくれよ。一人で暗いとこなんて行かないでね」
「ガキじゃねえんだから。とにかくもう少し掃除……」
お和歌、むっとして、
「何だい。掃除掃除ってしつこいね」
昌行も怒りを顔に表し、
「仕事して帰ってきて部屋が埃だらけじゃ、誰だって言いたくなるだろう。この部屋の掃除なんてそんなに手間がかかるわけねえんだし」
「だったら、あんたが自分で掃除すりゃあいいじゃないか」
「俺は外で仕事が……」
「掃除なんてそんなに手間がかかるわけない、って自分で言ったろ」
「だけどそれは……」
「明日からとは言わない、今日から掃除はあんたの仕事」
「そんな……」
「うるさいね。誰がなんと言おうと掃除はあんたの仕事。もう、つべこべ言うんじゃないよ」
お和歌は断固とした口調で言い渡し、飯をかきこむ。うなだれて飯を口に運ぶ昌行。
一人で歩いている快彦。道場からの帰り道らしく、稽古着を肩に担いでいる。
その後ろ姿を見ている坊主頭の男。
快彦は素知らぬふりで歩いていく。坊主頭はそっとそのあとをつける。
どんどん歩いていく快彦。町中から出て、人気のないところまで行くと立ち止まり、くるっと振り向いて、
「何の用だ。俺のあとなんざつけても一文にもならねえぜ」
坊主頭はあわてて近くの灯籠の陰に入ったが、体が大きくて背中が見えている。おどけて顔を出す坊主頭(藤原喜明)。
快彦「何のまねだ」
藤原、ニヤッとして、
「やっぱりだ。俺の目に狂いはねえ」
快彦「何がやっぱりだ。へたなこと言いやがったらただじゃおかねえぞ」
藤原は、快彦の警戒心をほぐすように、ニヤニヤしながら寄ってきて、
「悪い話じゃねえ。腕っ節が強いの欲しいんだ」
快彦「用心棒なら断る」
藤原「用心棒じゃねえ。ちょっと危ねえが、いい仕事だ」
「ふざけたこと言いやがって。番所に突き出すぞ」
藤原は快彦の横に立ち、
「ところが、番所も手が出せねえんだな、これが。与力にも同心にも手がだせねえ。お上のお墨付きだ」
横目で藤原をじろっと見る快彦。
昌行の店。
昌行の後ろ姿。客の頭を結っている。前に置いてある鏡に映る客の顔(中条きよし)。
中条「近頃物騒だな」
昌行「そうですねえ。何でも賞金首が次々に殺されているとか」
中条「なんだが、よくねえことが起こりそうな気がするな……」
昌行「よくないこと……」
結い終わり、立ち上がった中条、昌行に紙で包んだ銭らしいものを渡しながら、
「ありがとよ。これでかみさんに菓子でも買ってやりな」
昌行「まいど済みませんねこりゃ。しかし、今以上菓子なんぞ食われたら掃除が大変で」
中条「掃除?」
昌行「あ、いや、こっちの話で。毎度ありがとうございます」
首を傾げながら出ていく中条。
それを見送った昌行は、厳しい顔つきになって手元の紙を開き、そこに書かれた文章をじっと見る。
夜。人気のない川端。
対峙して立つ二つの影。そのうちの一人の背中が映り、その肩越しに稲垣の顔が見える。
稲垣「逃げても無駄だ。観念しろ」
「待て、待ってくれ。お前だってからくりが分かってきたはずだ」
「そういうお前も、そのからくりを知っていながら金を貰っていたはずだ」
背中を見せている男が刀をさっと抜くが、稲垣は刀の柄に手をかけたままでいる様子。男が斬りかかろうとした瞬間、グサッと音がして、男の体が揺らぐ。稲垣は無表情のまま男が崩れ落ちていくのを見つめ、くるっと後ろを向いて立ち去る。
快彦の長屋。
書き付けを真ん中に置き、その周りに座っている昌行たち三人。
博「やっかいな仕事だな」
昌行「へたすりゃ、お上に楯突くことになりかねねえ」
じっと考えていた快彦、
「じつは、それに誘われているんだ」
驚いて快彦を見る昌行と博。
快彦「こいつは一番、やってみるしかねえようだな」
昌行「しかし、その仕事をするとなると……」
博「かと言って殺さないわけにもいかないだろうし……」
快彦「難しいところだなあ」
朝。
川端に人だかり。中には、昨夜稲垣に殺された男の死体。
野次馬に混じって快彦が死体を見ている。
「物騒だねえ」
「心の臓を一突きらしいぜ」
などという話し声が聞こえる。
死体のそばには番頭(ばんがしら)の内藤と、与力、同心、岡っ引きがいる。そこへ何か聞き込んできたらしいもう一人の岡っ引きがきて同心らに小声で話をすると、一同は緊張した面もちになる。与力が、
「では、内藤様、私が聞いて参りましょう」
と言うと、内藤は、
「いや、私が聞いてみよう」
と言い、同心ににあとを頼み、与力と岡っ引きを連れて、野次馬をかき分けて出ていく。
内藤たちが向かった方を見ると、離れたところに稲垣が立っている。その前に立った内藤は稲垣に向かって声をかける。
「済まんが、腰のものを改めさせて貰いたい」
怪訝な顔をする稲垣。
内藤「実は、夕べ、ここでそなたに似た顔を見た、という者がいる」
稲垣は苦笑し、
「改めるのはいいが、抜いて刀身を見るのはやめていただきたい」
内藤「抜かなくては、わからんではないか」
稲垣「人前で恥はかきたくない」
と言いながら、腰の刀を抜いて内藤に渡す。受け取った内藤は、それを手に乗せ、少し上下させて、
「なるほど」
と言うと、隣の与力に渡す。与力も手に乗せて重さを量り、内藤に返す。
内藤は、
「わかった。済まなかった。これも役目でな」
と言いながら刀を返し、引き返す。
死体のそばへ戻った内藤は、残っていた同心に、苦笑しながら、
「竹光だ。ああはなりたくないものだ」
それを聞いた快彦が、稲垣のいた方を見ると、すでに姿は消えている。
商家の並ぶ通り。
並んで歩いている博とお蘭。向こうから稲垣が歩いてくる。見覚えのある顔に、博は通り過ぎながら、ちらっと稲垣を見る。稲垣は全く気づかず通り過ぎる。立ち止まってそれを見送る博。
お蘭「兄貴、どうしたんだよ」
博「いや、何でもない。知り合いかと思ったら他人だった」
そう答えてまた歩き出す博。
裏通り。
「口入れ 藤原屋」の看板。
その前で足を止めた快彦、様子をうかがってのれんをくぐる。
中には職探しにきたらしいのが二、三人いて、入ってきた快彦をじろじろ見る。
快彦はそれにかまわず、懐から書き付けを出して番頭(ばんとう)に渡し、
「これを出せば分かると言われてきた」
番頭は、書き付けに目を落とし、上目遣いに快彦を見る。
髪結いの店。
畳の上を箒で掃いている昌行。手を止めてため息をつき、
「ちっ、うちでも店でも掃除、掃除、と」
口入れ屋の中の座敷に案内されて入る快彦。
床の間を背に藤原が座っている。藤原、入ってくる快彦を見てニヤリと笑い、
「おう、やっぱり来てくれたか」
番頭は座布団を用意すると去る。快彦は、その座布団に腰を下ろしてあぐらをかき、
「まず、話を聞いてからだ」
藤原は、わきにあった一升入りの貧乏徳利から茶碗に酒をつぎ、
「まずは一杯、どうだ」
と差し出す。快彦が首を振ると、藤原は自分で一気にあおり、
「悪い話じゃねえ。大きな声じゃ言えねえが、お上のお墨付きだ」
快彦「それは前にも聞いた」
藤原「まあ、聞けよ。いいか、世の中にはとんでもねえ悪いやつがいる。そいつは分かるだろう」
頷く快彦。
「しかし、悪いやつに限って腕っぷしが強かったりする。始末の悪いことに、与力や同心の中には、そういう悪党とつるんでるのまでいる」
ここでまた酒をついで飲む藤原。
「肝心の捕り方が悪党とつるんでたんじゃ、捕まるわけがねえ。このままじゃ、悪党が野放しだ」
「それで」
「そこで、だ。お上のお偉い立派な方が考えた。いっそのこと、面倒な手続きなしに悪党を消しちまおうってわけだ。賞金首に懸賞金をかける。そして、懸賞金目当ての賞金稼ぎに消させる。お上はそれに褒美を出す。与力や同心を無駄に養っておくより、その方がよっぽど金がかからねえ」
「その賞金稼ぎをやれ、というわけだ」
「そういうこと」
快彦は腕を組んで考えている。それを見て、藤原、
「ただな、賞金稼ぎは誰でもいいって訳じゃない。まず腕が確かなこと。返り討ちにあっちゃなんにもならねえ。それから何よりも口が堅いこと。こんなことが表沙汰になると、悪党が用心しちまうからな。それで、この話は俺のところにだけきてる。俺の目にかなったやつだけが賞金稼ぎになれるわけだ」
快彦「なぜ俺に目を付けた」
藤原「こういう稼業をしてりゃ、どんなやつかすぐに分かる。お前さんなら大丈夫だ」
快彦、ニヤリと笑い、
「一杯貰おうか」
藤原、うれしそうな笑顔を見せ、茶碗になみなみと酒を注いで差し出す。それを受け取り、一気に飲み干す快彦。
そこへ、
「失礼します」
と手代が入ってきて、藤原に何か耳打ちする。話を聞いた藤原、
「そうか、内藤様が……」
と言いかけてあわてて口をつぐみ、快彦をちらっと見る。
快彦は全く素知らぬ顔。
大八車を引く博とそれを押すお蘭。
二人が昌行の店の前を通りかかると、中条が格子窓にもたれて立っている。中条と博は一瞬目が合うが、互いに素知らぬ顔。
中には昌行がいて、中条と小声で話している。
昌行「なるほど、殺された浪人のおかみさんからの頼みですか」
中条「そうなんだ。絶対にうちの主人が賞金首のはずがないといっても、奉行所は全く取り合ってくれねえらしい。それで、仇をとってくれと」
(映像)長屋の一室。殺された浪人の女房のめぐみが、粗末な位牌に手を合わせている。
昌行「よく金がありましたね」
中条「何でも、筆頭与力ってのが、気の毒がって、その女房に見舞いをくれた上、女中にやとってくれるとかで、支度金までくれたそうだ。その金でつてを頼って俺のところへ来たわけだ」
(映像)武家屋敷の台所。
先輩の奉公人たちに挨拶しているめぐみ。
頷きながらそれを見ている内藤。
昌行「今、快彦が潜り込んでます」
中条「気をつけてやってくれ。なんだか胸騒ぎがしてならねえんだ」
昌行の表情が一段と険しくなる。
一膳飯屋。
博とお蘭が向かい合って座り飯を食べている。
「隣、いいかい」
と声をかけ、返事を待たずに隣に腰を下ろしたのは柄本。博の顔が引きつる。お蘭は精一杯にらみつけるが、柄本は全く意に介さない。
博は、少し体をずらして遠ざかりながら、
「お、お役目ですか」
柄本「ああ。こないだからの殺しのことがどうも気になってな」
博「確か、殺されたのはみんな賞金首だとか」
博が柄本に話しかけるのでお蘭は気が気ではない様子。
柄本「そうなんだが……。どうも妙でな」
「妙、と言いますと」
「賞金首なら、俺たち岡っ引きが知らねえはずがねえ。俺たちが知らなくとも、少なくとも与力や同心の旦那方には知らせが行ってるはずだ。ところがだな」
と、柄本は博ににじり寄り、耳に口を当てて、
「みんな、死んだあとから、実は賞金首だったことにされてるみてえなんだ」
博、さらに身を遠ざけながら、
「死んでから?」
「そうなんだ。どうも府に落ちねえ。みんなすぐに沙汰止みになっちまう。上の方で何かあるらしい。同心の旦那方も、すっかり困っちまってな。お前、どう思う」
「ど、どうと言われましても……」
お蘭は茶碗にあった飯の残りを口に放り込むと、
「兄貴、行こう。急がないと」
と立ち上がる。博は救われたように、
「そ、そうだった。こうしちゃいられねえ」
と立ち上がり、柄本に、
「じゃ、親分さん、お手柄をお立てください」
と声をかけて逃げるように外へ出る。
柄本が悔しそうに見送ると、お蘭が駆け戻り、暖簾の外から柄本に向かってアッカンベーをして走り去る。
それを見て笑いをこらえるほかの客。柄本は立ち上がりかけるが、ほかの客の手前、何事もなかったかのように腰を下ろし、店の者に、
「早くしろ。、飯だ、飯持ってこい」
と怒鳴る。
夕方の川端。切り株に腰掛け、釣り糸をたれている快彦。
通りかかった昌行が隣にしゃがみ、魚籠(びく)を引き上げて、
「相変わらず坊主か」
快彦「なまじ釣れると始末が大変だ」
昌行、声を潜め、
「どうだった」
快彦は川面を見たまま、
「さっそく仕事が入った」
「どうする」
「困ったな。まず、相手のことを調べてからだ」
昌行は立ち上がり、ふつうの声で、
「たまには大物をつり上げてみせてくれよ」
「ああ、そのうち、たらいにも入りきらねえようなのを見せてやるよ」
「じゃあな」
と、声をかけて立ち去る昌行。
快彦、浮きが引き込まれたのを見てサッと竿を立てるが、餌をとられただけ。
「チッ」
快彦は舌打ちして立ち上がり、帰り支度を始める。
えー、藤原喜明が分からないという方へ。
「新・俺たちの旅」で、廃品業者の役でちょっとだけ出てました。あとは、ラルク・アン・シエルのアルバムのCMで「デカ長、シェルじゃなくてシエルです」といわれてた人です。
ま、とにかく、プロレスラーです。
1999.10.23 hongming