レストアという程大した事では有りません。これは私のオヤジが現役時代に現場持ち込み用として使っていた物でしょう。 小型の手押し付き自動かんなです。  今年2月頃 実家より頂いてきました。
型番はモデル2004 製造は ’87 8 となっています。
鋳鉄製テーブルには 何ともいえぬ味が有り 工作機械としても鉄製はいかにもがっしりしていて頼もしい感じですが 痛みも少しあり 手入れは必要な状態です。 元々自動かんなは有りますから 手押しだけ使う気でしたが 折角ですので 自動部も手入れする事にしました。
外観です くたびれた感じはありますね  テーブルも結構サビが来てます。
 自動部テーブルも同じ  自動部ローラーはボロボロです (ピンボケでした)
とにかくテーブルから サビ取りです 元々フライスで切削加工してあり そのフライス目も材の滑りに関係すると思い 出来るだけフライス目は残したかった。   すかして光線の具合から状態はわかりますか? ペーパーでわざと傷をメッシュ状に入れてます。これは材の滑りを確保する為です。鏡面状態では滑りは良くない。
オイルを染み込ませて終了 メカの確認 しっかりグリスが入ってました
自動部をバラした所 ローラーのバネが・・・ ボロボロローラーと 新品ローラー
ローラーの軸受けとバネ OUT側の外だけバネが短く その分巻き線径は太い なぜ?これだけ? 自動部テーブルもサビ取り オイル塗布 手押し部のサイドフェンスも同時にサビを取りました
組み難いので横倒しにして 内部の掃除 自動カンナと同じ要領で組付け スラスト金具(横方向位置決め)がデルタとは違います
ベルトも交換しました 未だ使えそうでしたが・・・ カバーを付けて ほぼ出来上がり
う〜ん いい感じになりました 今回別に購入した「秘密兵器」
これです! 長い材も安定して送れます 継ぎ増しローラーと言うそうです。実はマキタのカタログに未だ掲載されてました 現役が有るという事ですね
         おまけ

出来るだけ 元のフライス目を残したかったので テーブルの仕上げは軽く軽くサンディングしました。

荒いペーパーでメッシュに仕上げしてますので写真ではその目が反射して表現しづらかったのですが この写真ではうまく撮れました。

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