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ぴょん ／ りぼんオリジナル２００２年８月号
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彩花みん
「パチ」と出会って以降毎回オバケと出会い続けている「ぴょん」 オバケと同居する
というちょっと変わった生活にも慣れてしまったでしょうが、疑問なのはどうして「ぴょん」が
急にオバケを頻繁（ひんぱん）に発見するようになったのかという点、「パチ」と
出会う以前からオバケは街の中にいたはずですし、いろいろな人にとりついていた
はず。
オバケがいるなんていうことは「パチ」ど出会うまでは想像すらしてなかった
でしょうから、おそらく今までは街でオバケを見てもぬいぐるみと思ったりして
いたのでしょう。
「あっ！！！ なんか落ちてる！！！」（Ｐ．１４２のコマ目）
けっこう早く速度で走っているのに、よく落ちている物に気づきましたね
動体視力がいいのでしょうか？ 「パチ」はテレビがだいすきなので
「ぴょん」の家にいるのですが、この日は見たいテレビはなかったのでしょうか？
以前「パチ」がテレビにはまっているのに対して怒った「ぴょん」は激しく怒った
のですが、その後多少テレビを見る時間を減らしたのかな？
「ぴょん」は「パチ」がとりついている間は早く走ることができるのですが、筋肉
もそれなりに強化されるのでしょうか？ もしただ単に早く走れるようになる
だけで、筋肉は特に変化がないのだとしたら「ぴょん」はおそろしい程の筋肉痛
に襲われているはず。
「ぴょん」が筋肉痛で苦しんでいるシーンは描かれてませんから、筋力も
強化されるのかな？ それとも痛みを感じないように「パチ」がなにかして
くれているの？
「ぴょんちゃん これは河童（かっぱ）さんです！！！」（Ｐ．１４２の４コマ目）
今回は河童ですかー 今まで登場したけんかをふっかけたくなるオバケや
手が早くなるオバケよりはるかに有名ですね、おそらく日本人で河童を
しらないという人はまずいないでしょう。
ところで河童ってオバケなの？？？
「カッパちゃん！！？ カラカラの干物だよ！？」（Ｐ．１４２の４コマ目）
まぁ炎天下の屋外にずーっといたら普通の人だって参ってしまいますから
カッパならもう生死にかかわる事態になってしまいますね。炎天下に水が
あるところから出てしまったらあっという間に干物になってしまいます。
危険があることは当然このカッパも承知（しょうち）しているはずなのですが…
余程大事な用があったのでしょう。
「私には家出した兄がおりまして… どうやら不良河童になってあちこちで
悪さしてるらしいのです それで連れもどそうと旅をしておりました」
（Ｐ．１４３の５コマ目）
大変だね〜 兄が世間に迷惑をかけているからどうにかしようと思ったので
しょうが、やはり直射日光対策はしておいたほうがよかったですね。
しかしカッパが家出をしたり不良になったりする姿って想像できないのですが
よく考えたらカッパが全員いいカッパのはずはないですね、いいカッパもいれば
悪いカッパもいるのでしょう。
その不良カッパはどうやら市民プールにいる模様、「ぴょん」たちもたまたま
そちらへ向かう途中だったので一緒行くことに。
「変な人がプールを１人じめして入れないんだ」 （Ｐ．１４６の３コマ目）
せ、せこい… せこすぎる… 不良になったと聞いたから一体どんな
悪いことをしているのか？と思ったら市民プール一人占めかい！
こりゃ不良っていうよりただの変な人のような気が…
たしかにカッパにしてみれば大きなプールを一人占めできるっていうのは
天国みたいなものなのでしょうが。思いっきり泳ぎたいのであれば
市民プールなんかより海なり川なりで泳げはいいのに。泳ぐのが目的
ではなく嫌がらせをするのが目的なの？
室内プールは水温も調節されてますし、水質も良好、ゴミがたくさん浮いてる
ということはまずありませんから、泳ぐ環境としてはとてもいいです。だから
市民プールを占拠（せんきょ）してるのかな？
「河童の命である頭のお皿！！！ お皿の価値によって 河童は姿から
泳ぐパワーまで変化するのです！！！」（Ｐ．１４７の４コマ目）
頭にのせているお皿の価値によって姿や能力が変化するのですか… 私たち
は泳ぐパワーを強くしようとしたり、姿をかっこよくしようと思ったらものすごい努力
をしなくてはなりませんが、カッパは頭に乗せるお皿を高価なお皿に変えるだけで
いいのですね、うらやましい。
高価なお皿を頭に乗せたらすばらしいことが起きるというのは分かりましたが
アニメのキャラが描かれているお皿を乗せたらどうなるのでしょうか？
ひょっとして描かれているキャラそっくりになったりするのか？？？
今回市民プールを占拠して迷惑行為をしている不良河童も頭に高そうな
お皿を乗せています、このお皿を奪うことができれば問題は解決される
のですが…
「私にも 高価なお皿があれば…っ」（Ｐ．１５１の１コマ目）
不良兄貴を捕まえるためには兄貴より早く泳ぐことができなければ
なりませんが、兄貴はなにしろ高価なお皿を頭につけているので
弟も高価なお皿を調達しなくてはなりませんね。
しかしそれにしても高価なお皿を頭に乗せさえすればなんの努力を
しなくても能力や容貌（ようぼう）までＵＰするなんていいな〜
「ぴょん」がウェッジウッドを持ち出したのを見た母はあせったでしょうね、気を
つけて使っていたとしてもお皿は割れてしまうことがあるのに、「ぴょん」は
特に気を使うこともなく持って猛スピードで走っていったのですから
もう半分お皿のことはあきらめたかもしれません。
遊びでお皿を使うのなら安いお皿にしてほしいと思ったでしょうね。でも
今回は安いお皿では意味がないので…
弟も高価なお皿を頭に乗せることができたので、 これで兄を捕まえる
ことができるようになったのですが話は思わぬ方向へ
「すまないぴょんちゃん！！！ 私はハイソな河童に目覚めてしまった」
（Ｐ．１５４の３コマ目）
高価なお皿を手に入れた途端に「ぴょん」を裏切って兄のところへいって
しまった弟河童、「ぴょん」にしてみれば裏切られたのも痛いですがそれ以上に
強引に母のお皿を持ち出してしまったので、お皿を取りかえさないと母に
叱（しか）られてしまうので大変です。
「お皿返してぇぇぇぇっ」（Ｐ．１５５の１コマ目）
「パチ」を最大限に生かして水の上を猛スピードで走りあっさりお皿を
取り返すことに成功した「ぴょん」 裏切られた怒りや母親に怒られるかも
しれないという恐怖も手伝って人間離れした力を発揮できたのでしょう。
「ぴょん」は自動車を追いぬくことも簡単にできる位ですから、水面の上を
駆け抜けることなんて簡単でしょうね。
しかしいくら「ぴょん」は「パチ」の能力を生かすことができるとはいえ、簡単に
お皿を取り返すことに成功しました、別にお皿が頭に固定されている訳では
ないみたいなので、河童兄弟を油断させることができれば別に「ぴょん」でなくても
お皿を奪還することはできたでしょう。
頭に固定されてないのですから、動いているうちに自然に頭からお皿が
落ちて割れてしまうということはないのかな？