東南アジア諸国の焼き物 これ等の地で産せられた焼き物は、日本人の美意識と合致し、茶人達が愛玩した所から、桃山時代から江戸時代初期の茶の道具として書物に「南蛮」と云う名の焼き物が頻繁に掲載されている。 当時はこれ等東南アジア諸国の焼き物は、産地不明で有った為に運んで来た南蛮船から「南蛮」と呼ばれた。更に江戸中期以来「交ち」や南方諸島の焼き物を表す「島物」なる曖昧なものであった。 近年、これ等の焼き物の産地も現地調査・発掘調査等により、ほぼ解明出来て来ている。 |
NO4 バンチェン牛形飾り黒陶土器 タイ・ラオス国境付近で発掘される、反った立鼓形の中央に鍔を付け、その本体を前後に貫く大きな角を強調した水牛の肖像は力強く造形美がある。此れ程大きいのは珍しい。完品 欅特製箱付き 約五千年前 |
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NO5 緑釉象形壷 (クメール) 象を形どった動物形容器で、緑釉が美 しく掛かっている。肖形壷としては作行 が優ている。舎利容器ではないか? 完品 |
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NO6 染付龍人物文皿 宝珠を追う龍と踊っている人物の図柄、ベトナムの染付け小皿である。完品 |
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No7 染付双喜文碗 日常雑器で良く使われる碗で有る。「喜」の字が二っ並んでいる所から、目出度い文字とされてる。 完品 、 |
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NO8 染付菊文皿 描かれた絵柄は菊花で、「福」の字崩れを、囲むアラビヤ文字に似た線が、複雑に書かれている。 皿の見込みに「文」の所有者名が刻まれている。 |