取り付け手順
STEP1
とりあえずこのヒートシンクはソケット周りの穴を使用して固定する関係上、先ず最初にケースからマザーを取り外す必要があります、かなり面倒ですが黙ってサクサク外しましょう。
STEP2
先ずはソケット周りの4個の穴に付属の樹脂製のワッシャをはめ込み、その中に袋ナットを差し込みます(良くマザーをケースに固定するときに使うネジです) ソケットA周りの穴の大きさについては途中でAMDが仕様を変更したこともあり、穴のφが6mmのマザーと4mmのマザーが存在するのですが、そのどちらにも適合するワッシャーが付属していました、さすがALPHAですね。 ちなみにGA-7VMMですがmATXマザーの割にはソケット周りに余裕がありますね、これなら取り付け可能でしょう。 参考までにメーカー発表のリストには当然ながら?このマザーは含まれておりません。 |
STEP3
次は先ほど挿した物を裏面からこれまた樹脂製のナットにて固定します。樹脂製のパーツを使うのはショート等を考えると当然ですが、やはり強度的にはかなり弱いので優しく締めてあげましょう。 まじめな私はメガネレンチを使用してしまい一箇所をなめてしまいました(馬鹿) |
STEP4-1
次は前の工程で取り付けたナットの上にヒートシンクを載せてシンク上に置いたスプリング付きのネジで均等に固定します。 前工程でマザーに取り付けたナットは貫通していないため、静かに締めていけばこれ以上回せなくなりますのでコア欠けや圧死等の心配からも開放されます。 やはりAthlon&Duronを扱うにあたり1番神経を使うこの部分にしっかりと対策が取られているのは非常にありがたいです。 |
STEP4-2
こちらがネジを取り付けて側面から覗いた状態です。 基本的にコアへの圧着力はビスに取り付けたスプリングにより決定されます。 |
完成
何故かいきなり完成してしまいましたが(笑)基本的には前工程の後にALPHAお得意のスカートを取り付け、その上にファンを取り付ければ完成です。 今回はCPUがDuron700Mhzということもあり、あえて付属のDELTAファンではなく手持ちの2000rpmの「のっつぉ」ファンを付けてみました。(仙台ではノーブランド品をのっつぉというらしい 爆) ちょっと写真が小さいので見づらいとは思いますがファン固定用のネジが最上部から貫通するタイプのものではないため、穴にビスを通すのが結構面倒でした。またファンガードを取り付けようとした場合別個にネジを用意しなければならないようですが、8cmのファンともなればかなりのパワーを持っていますからファンガードを取り付けやすくするためにも固定用のビスの長さを長くしていただきたいところです。 |
結果発表
以上今までご覧いただいたように手持ちのマザーボードに取り付け可能であれば買って損は無いパーツだと思います。結果的に前ページで紹介したヒートシンクでは52度になっていたCPU温度が、同じファンをPAL8045に取り付けた状態では40度(マザー温度36度)まで下がりましたのでかなりの効果が期待できると思われます。またこのマザーにおけるCPU温度はギガバイトがフィルム状の温度センサーを使用しているため、他社のマザーより高めにでるという定説から考えても十分に冷えていると思われます。あとは上にも書きましたが均等に4本のビスを少しずつ締めるという基本さえ守っていれば、コアを破壊する恐れがほとんどないという点も、かなり高いセールスポイントになることでしょう。
本来であればOC時のコア温度や、宿命のライバルであるKANIEのHedgehogとの比較などができればよかったのでしょうが、もはや管理人にはそのような気力も無いので約半年振りにここを更新したことに免じてお許しください(^^;
ということでPAL8045Uについての個人的評価は★★★★★の満点です、皆さんも是非気絶しましょう!
最後のおまけ
取り付けた後にファンのコネクターを取り付けようと思ったらこの始末、すべてうまく行かないのは世の中の常なのですね(TT) |