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神崎道信氏所蔵/実相寺絵馬と一連の作
このたび、神崎道信氏(相原)所蔵の雲谷派の絵馬(千手観音・不動明王・里沙門天図)一面が指定文化財に指定されました。文化財の指定は、平成11年年12月以来で、個人蔵の指定は今回が初めてとなります。
今回の指定については、山口大学教育学部の菊屋吉生助教授に調査を依頼しました。菊屋助教授の調査によると今回の絵馬は、平成11年12月に付文化財に指定した実相寺の絵馬と同様に、寛永10年(1798年)に製作されたもので、落款と花押から製作者も同じく雲谷等潤となっています。
また、この絵馬には川上郷遠谷村と記してあり、十番山川三宝戸寺の記述とその和歌が付されている点など、実相寺絵馬と全く同じ形式になっており、筆跡も同様であると断定できる点などから、この絵馬は雲谷等潤によって、実相寺の絵馬と同時期に一連の作として製作されたものとみられると、菊屋助教授は結論付けておられます。
図様もきわめて素朴なものであり、墨線主体で描かれながら衣や火炎などの部分に朱が、また同様に衣や装身具、蓮弁などに若干の胡粉が施されています。
今後、今回指定された文化財を含め、川上にある数々の貴重な文化財を永く後世に保存・継承していくことが一層重要となってきます。
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Last updated on 2000.6.13